反射炉とは 銑鉄(砂鉄や鉄鉱石から作った粗製の鉄で
不純物を多く含む)を溶かして優良な鉄を生産するための炉。
銑鉄を溶かすためには千数百度の高温が必要となるが
反射炉内部の溶解室の天井部分が浅いドーム形となっており
そこに炎や熱を「反射」させて 銑鉄に集中させることで
高温を実現する構造となっている。
このことから反射炉と呼ばれている。
溶かした鉄は 鋳型に流し込んで大砲などに加工された。
発掘調査では 砲弾の鋳型なども発見されている。
炉体と煙突の部分を合わせた高さは約15.7mある。
炉体部の外部には伊豆石も使われているが
この伊豆石は 伊豆半島特産の石材で
硬質で重く耐久性に優れたものと
軟質で軽く加工しやすいものの2種類があり
どちらも耐火性に優れ遠赤外線効果が高いという。
こちらは「湯出口側」
「 方孔」「出滓口」「出湯口」「炉下通風口」の説明がある。
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