アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

正しい反抗期

2011年09月14日 | 中学生活
またろうが公立中の二年生だったころ、保護者会に行くとそこは「反抗期まっさかり」の男子を持つ母たちの愚痴大会だった。

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スーッと出かけていこうとするところへ「どこへ行くの??」「何時ごろ帰るの??」なんて言葉を投げかけようものなら「うるっせーんだよ!!」の一言。まともな会話は成立せず、何を考えているのかさっぱりわからない。どこかで危ないことをしていないか心配。あるいは、しゃれっ気が出てきたというか、制服を極端に着崩していたり、朝30分以上かけて髪の毛のスタイリングをしているとか。

ともかく、先生とか親とかとは口をききたくないらしい。数多くの母たちが口を揃えていう状況は、男子個々人の性質を越えて相似形だった。

一方、子どもが数年前までその状況だった、というご近所母たちは、「でも数年すると男の子はちゃんと戻ってくるのよ。そうすると、ちゃんと日本語をしゃべるから大丈夫。むしろ男の子のほうがやさしいわよ」

…そんなにたくさんの方々がそうおっしゃるからには、中二病(?)というのはそういうもので、それは正しい発達段階なのだろうと私は思った。

またろうは、発達ゆっくり派だったため、そのような思春期の急流には乗り遅れ、親とも先生ともまともに会話していた。だからこそ、周囲から浮いてしまって、つらいことになったわけだけれども…

時期がずれただけで、そのうちその、噂に聞く反抗期がまたろうにもやってくるんだろうと思っていた。こじろうは特にゆっくり派じゃないみたいだから、もしや二人いっぺんにそんなことになったら家の中がすさむなーとも思った。

またろうが中三になったとき、中二病だったクラスメイトたちはやや正常化の傾向にあるようだったけど、逆にまたろうは「そういう時期なのかな??」と思う理不尽なキレ方を見せることが増えてきた。たいていの場合会話は十分すぎるほどしているし、困っていれば助けてくれるし、というか家事を頼めばしてくれるとかは変わらないけれども、特に勉強がらみとかで、やるべきことをやらずにごまかしていて、嘘をついたりしていて、それが溜まって発覚したようなときに、それを指摘して「やるべきことの確認」「今後のプラン」について話し合おうとするとむっちゃ逆ギレ。

は~やっとられんわ~、事実の指摘しただけでキレられても困るんだけど。これって反抗期?? もうすぐ本格化??

しかしそのうちダブル受験が終わってみると、なんとなくハッピームード、開放感の中で時は流れ…

気がつけば、こじろうの中三も後半にさしかかろうとしている。そういえば、またろうもこじろうも、「るっせぇ、だまれ」と言う時期は体験しないまま来てるけど…こじろうはまたろう中三時ほどの気配もないけど、いいのかなこのまま?? 二人とも、会話してるし手伝いもちゃんとするし、おもしろいことあったらノリノリで教えてくれるし、まぁなんというかふつーだよ。っていうか、よく考えたら、家の中で親子がほとんど会話しないって無理じゃない?? すっごく不便だと思うんだけどどうやって過ごしてるんだろう…

疑問に思って、それとなく部活保護者ランチのときに、反抗期についてリサーチしてみたところ、その場にいる人(みんな中三男子もち)の誰も「るっせーんだよ」的な反抗期は体験してなかった。みんな「素直じゃない、かわいくなくなった」というようなことをいってるけど、その中身は、試験勉強を十分していかないとか(笑)、試合を見に行こうとすると「来なくていいよ」と言うとかそんな程度である。

それから、いろんな機会にいろんな人に聞いてみたらば、たいていの場合「素直じゃない」のは「(親が当然やるべきと考えている)勉強をしない」シーンに集中していた。

しかし私が最近リサーチした対象はみんな、私立中高一貫校に子どもを通わせる母である。ということは、仮説:
「高校受験がなければ(親があまりプレッシャーをかけなければ?)、そんなに典型的な『反抗期』には入らない」
…ほんとかなぁ??

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コメント (8)
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