アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

半端な暗譜は怪我のもと(発表会録音有)

2012年02月27日 | ピアノ
さて発表会の始まりです。この会は、ピアノ・フルート・バイオリンの先生が合同で行う、大人のためのクラスコンサート。

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演奏順でいって21番まである、なかなか盛況な会でした。トップバッターは、音楽をやるの自体初めて、人前での演奏も初めてとおっしゃるおじさまのフルート。演目は、「君の瞳に恋してる」という曲でしたが、ノリよく破綻なく、堂々たる演奏で、始めてから一年というのはほんと信じられません(o_o)

ま、技術はともかく、自分で好きだからやってる大人の、歌心ですよ。とてもハートフルな演奏が続きます。で、私は、バイオリンアンサンブル、バイオリン、ピアノで出たわけですけど、今日はとりあえずピアノの話。

弾いた曲は、前々から書いておりますところの「暗譜チャレンジ」のショパン ワルツ第12番…を、暗譜じゃなくて弾くって話です。前日の試し録音からすると、バランスやワルツのリズムにやや難はあるものの、破綻なく弾けそうでしたが…

そして、当日。スタインウェイのフルコンでどぞー。→本番録音

ドキドキの滑り出し、なかなか快調です。むしろ、落ち着いて弾いていた昨日のより雰囲気はいいかもしれません。ピアノがいいから気分よかったですしね。ところがAパート、Aパート、Bパートと一通り弾いたあとに繰り返し出てくるAパートの最後らへんで小事件が。

指がちょい転げてます。これ自体はたいした問題じゃないのですが、これでどうも気持ちに変調をきたしました。それで、最後のBパートに入ったときに、なんか半端に楽譜をチラチラ見始めたんですね、どうも。

話には聞いたことがあったのですが…楽譜を見るならしっかり見て弾く、見ないならまったく見ないで弾く。半端に暗譜していて「ときどき」見ようとすると、場所ズレを起こしたりして危険だということを。でも、なにしろいつもまったく暗譜してない状態で弾いてますから、楽譜は基本「ガン見」です。その危険に関して実体験はなく。

最後のBパートで、もう見ないでも弾けるんですが…だいたい…この、だいたいってところが曲者で、なにか不安になったのでところどころ楽譜を見てしまったところ、自分が弾いてるところと、目に入ったところがズレていて、すっかり舞い上がってしまいました。

それで、結局大事件(止まる)までつながってしまったのですが。

うーん、こういうことだったのですね(いまさら納得)。

弾き終わってから、こまたろう母さんのコメント。「ほんとに惜しかったわ~。今回のはほんとに、よく考えてただけあって、演奏も(ただ音を並べるいつもの演奏と違って)ちゃんと作ってあったし、これまで聞いた中で一番いいと思っていたのよ。それが最後でねー」…はい、おっしゃるとおりで。

こまたろう母さんの分析によれば、「集中力切れ」。こまたろう母さんの師匠がいっていたことだそうなのだが、人前で破綻なく弾くには、事前にその三倍の時間、集中が途切れずノーミスで弾けるようでなくてはいけないそうだ。この曲が4分だとしたら12分。

だから、ふだんからそのように持続させる練習をしておかなくてはいけないのだ。「短時間しか練習していないでしょう」。図星です(-_-;; はなひめを寝かして一回弾いて(それって五分かからない)自分も寝るとか。平日はそんなもん。土日も何かやりながら途切れ途切れだしね。

「半端に暗譜」が危険というのと、集中力の持続は普段の練習からということで、教訓です。

しかしいちおう、和音がどうだ構成がどうだと、理屈をこねた効果はあったと思います。なめらかになるし弾いてて楽しいですよ(当者比)。

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コメント (2)
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