アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

物理法則に従ってフレージング

2012年09月16日 | ピアノ
フォーレのノクターン第一番、ヨーコ先生の二度目のレッスンを受けてきました。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←曲の魅力がひとつひとつ開示されてくる!?

手がバッテンのところ、一度目のときは混乱のさなかにありましたが、そのときのアドバイスで練習したら、それはわりとすぐ改善したんですよね。今回は、そこんとこきれいになったとほめてもらいました。

カデンツァ部分の音階やアルペジオは、
・一度目のレッスンで、リズム練習を薦められる
・練習あんまりしないまま
・ピアノ練習会でコケる/ここを改善すればぐっとかっこよくなる!!とアドバイスされる
・練習した
・ほとんど気にならなくなった  ←いまココ

ということで、今回のレッスンではほとんど話題に上りませんでした。

やっぱり、一番マズいのは、「大きいやぎのがらがらどん」ですよね…

ここは、すごーく落ち着いて弾いて、とりあえず音が並んでも、ものすごく「必死感」が漂っていて、アレッと思ったら次の瞬間は崩壊しているというものです。怖い。

レッスンでは、まずここを取り上げて、徹底分解掃除

ベース音だけ弾いて流れを確認…
左手だけ弾いてみて…
右手の、伴奏部分のみ足してみて…
全体を弾くけど、拍頭の和音を確かめながらゆっくり弾いてみて…

おぉっ、だいぶ弾きやすくなりました。この間、30分かそこらなんですけど、これが自分ではなかなかできないんですよね。地道な分解掃除。

このほか、冒頭部分を「もっと世界を作ってからスッと出てきて」とかいわれて四苦八苦したりとかいろいろありましたが、意外にたいへんだったのがここ:


ここは、自分ではまったく意識していなかったところというか、もう、大きながらがらどんの先ですから、ここまでくればもういいや的な、音が並んでればもう、という。

…かっこよくないとは思ってたんですけどね、ちょっと(^^;;

それで、先生がいうには「物理法則に従っていれば自然に聞こえる」と。つまり、高い位置にあるとき…カタンカタン…動き始めているけど勢いはない。そこから、下がってくるとだんだん加速して(それに、三連符は急いた感じになりやすい)、最低点では最速。そこを越えるとまたスピードが鈍ってきて、それから同じ音の連打というのは、詰まったというか、すっと行きづらいところ。

スーッ、ガーッひゅぅん、トットッ。
(うまく書けない。けど、ヨーコ先生が弾くと、確かに美しいんです)

ほら、SASUKEの「そり立つ壁」のところ、なんか勢いをうまく位置エネルギーに変換できない人の場合、力はあってもあそこ越えられないんですよね。それが、妙にスムーズな動きができる人もいて、助走をうまーく高さにつなげて、ひょいと登ってしまう。

そういう、無理のない上がり下がりが、必要みたいなんですよ、うん。

物理は得意だったんだけどね(^^;; ピアノのフレージングはどうも…

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする