アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

YouTubeと著作権

2015年09月02日 | ピアノ
誰かが著作権を持ってるコンテンツ(例えばテレビアニメ)を別の誰かが勝手にYouTubeにアップすると、著作権者は、それを削除するか、あるいは広告つけて収入を得るかって選択肢があるらしい。ま、それはわかる…

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私が先日、スターウォーズの二台ピアノをアップしたら、すかさず「第三者のコンテンツと一致しました」というのがついて、詳細を見たら

だって。

つまりこの楽曲を持ってるカイシャ「Warner Chappell」がオイ勝手に弾いてんじゃねぇてめぇということなのですね。つきましては削除はしないけど広告つけるから収入はこっちよこせと。

それにしても、「コンテンツ一致」の判断プログラムはずいぶん優秀なようで、アップしていくらもしないうちに(つまり人間が介在して判断するのではなく)ささっと付きます。二台ピアノに編曲されてて、映画などの音声そのまんまとはまったく違ってますし、随時ミスタッチなどもして攪乱してるのにね(笑)

この扱いについては何も異議ありませんのでそのままにしています。お互い簡単で、著作権者に収入が(わずかでも、広くから)入るのでよいシステムだと思います。

けど、クラシック曲を弾いたときの扱いがね。バッハさんでもショパンさんでも、死後50年どころでなく経ってしまって、楽曲の著作権なんか誰も持ってないのに、私の拙い演奏をアップしてもすかさず「第三者のコンテンツに一致」って打ってきて。

最初は、墓場からよみがえったバッハさん? と思ったのですが(嘘)
もちろんそんなことではなくて、そのバッハ曲を演奏したCDを出すかなんかで著作権を持ってる会社…とかなんだと思います。曲の著作権は消滅してますが、誰かが演奏してCDを作ったとすれば、そのCD音声については著作権がありますよね。

それはいいんですが、繰り返しますがアップしてるのは下手くそな演奏です。違いは一目瞭然です。ピアノ二台のスターウォーズ演奏を、この曲、スターウォーズのテーマだと見分けるくらいの眼力がありながら、CD音声と私の録音がexactly sameじゃないことが判定できないってどうなってるんだろうと思うと不思議ですが。



こちらの例はシベリウスですが(念のため、シベリウスの著作権が切れてるか確認したら、吉松隆さんのブログがヒットしました)、
「クラシック曲を私が演奏して私が録音してアップしたものである」旨を異議申し立てしても、再度つけてくるんです。そんでもって私の演奏を収益化しようとはずうずうしい(大胆-笑)にもほどがあります。

「第三者のコンテンツに一致」をつけてくる中で、ほとんどの場合はこちらから一度異議申し立てをするとあっという間に取り下げてくれます。元々、単にクラシック曲と楽曲が同じという判断をしただけで、演奏が同じという判断はしていないのに出鱈目につけてみてるだけなので異議があればすぐひっこめるということなのかなと想像しています。異議申し立てされなければめっけもので、広く浅くお金が入ってきますからね。
(このあたりについては前にも書いた→Music Publishing Rights Collecting Societyの謎)

ちなみに、私がこれまでにアップした中で一番多く再生されたのはこちら:
「耳をすませば」より「丘の町」
16万再生を超え、「高く評価」も150を超えるという勢いです。

これを弾いたのは2010年で、そのときよりはピアノもややうまくなったと思うんだけど、決して越えられない壁です(^^;;

けど、これの再生数がめちゃ伸びたのって、実はサムネール画像にアニメ絵をパクってきてるのが利いてるんで、つまりは著作権的にNGでしょって話はある(収益化はしてないが)。よく考えたらそれどころか楽曲の著作権が生きてるはずだわ(^^;; けどこれには「コンテンツに一致」がつかなかったですねそういえば。

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コメント (2)
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