これまで、BURGMULLERの表記として「ブルグミュラー」って書いてたと思うけど、今日のタイトルは「ブルクミュラー」にしてみたよ!!
←お気に入りだった曲はどれ?
今、大人再開ピアノやってる人で、「ブルグミュラー25番」を通ってきてない人ってほとんどいないと思います。もちろん私もやりました。バイエルやって、ブルグやって(あ、やっぱり濁って書いちゃう。幼いころの刷り込みって強烈)、それからツェルニー30番だってころにやめちゃったわけだけど、とにかく25番は全曲やった(マルもらった)。
でも、そのころのことがほとんど記憶にないんですよね。単にそれがあまりにも昔(40年前…)だからというのではなくて、たぶん、お気に入りの曲はマルもらったあともしょっちゅう弾いてみてたとか、いろいろ弾き方を工夫してみたとか、何もそういうのがなかったんだと思うの。弾けっちゃ弾くし、五線譜読めるし一拍っちゃ一拍、二拍っちゃ二拍、まぁ音は並べて、だから何みたいな。
…なんというかピアノ習わせ甲斐のない子だよねぇ…
それで、大人になって習ったピアノで、ブルクミュラー18番に出会って、今度は衝撃的な出会い「おもしろい(o_o)」
となって、大人ピアノに転がり込んできたわけだけれど。
今度、バラード縛りのコンサートが行われるとかで、shigさんや夜毎屋さん、さきさんがバラード弾いてたんだけど(ショパンとブラームス)、テーマがバラードなら、そりゃーブルクミュラーのバラードを誰かが弾かないとってな話になってた。
私ときたら、25番については記憶が薄いので、バラードというタイトルの曲が入っていたことすらあやふやだったんだけどね。
ブルクミュラーのバラードだったら弾けるっしょってことで、ご指名をいただきました(^^;;
「うーん、まぁいいけど…そういえば、私、楽譜も持ってないや」と言ったら、みんなに驚愕されました(笑)
大昔弾いたときの楽譜は持ってきてないし。で、25番は持ってないのに18番と12番なら持ってるという、
…そんな人いないわ。
「うちに何冊もあるからあげてもいいけど、買うなら音楽之友社がお奨め」とshigさん。
なぜ音友かというと、春畑セロリさんの解説がいいから。それと安いから。
まぁ安いならそれにしましょう。ってことで早速ポチりましたところ
標準版ピアノ楽譜 ブルクミュラー25の練習曲 New Edition 解説付
確かに安い。600円(税別だけど)充実の解説付き。
早速バラードを弾いてみると、あぁ、あったよこういう曲。っつか、弾いたことあるよ(←当たり前)。
若いころ、弾いたことある曲ってのはいくら忘れた気がしていても改めて弾いてみるとスムーズだ、ってよく聞きますが、私はとにかく昔弾いたことのある曲を弾いた経験ってほとんどなく(なにしろブルク止まりだから)、
この、馴染む感じ、新鮮です。
ここんとこ、ブラームスやらなんやら、オクターブよりもっと広いのをつかまなきゃいけなかったりしてたんで、この、手にすっぽり収まる感じがまた快適です。
ペダルをまったく使わなくてもちゃんと曲になるし
ところどころほんの少し使うのもいいよね、大人だから。
ところで解説ですが、
----
「バラード」という言葉には、スローで感傷的なイメージもありますが、今から200年前のロマン派音楽では、物語性にあふれる詩的、劇的な作品にこのタイトルがつけられています。
----
のようなタイトル解説のほか、自分なりの物語を考えてみよう(妄想系の導入…)とか、もし伴奏形がこうじゃなくてこうだったら、どんなふうに感じが違う? というようなところから逆にこの曲の弾き方を考えさせたり、いやおもしろい、確かに。
昔は何にも考えずに弾いていたなぁ~
そういえばnonchanさんが、昔お気に入りだった「スティリアの女」がタイトル変わってて(「シュタイヤー舞曲(アルプス地方の踊り)」)びっくり、というようなコメントをくれましたが、それについてもちゃんと載ってました。原語はLa Styrienneなんですが、Styrienneの意味は「スティリア地方の」だけど、だからLaがついて「その地方独特のもの」という意味になる、ここでは(曲想から考えて)スティリア地方の舞曲を指す、というわけです。
確かに、そういわれると、翻訳として正確なのはそっちなのかなぁと…ということで、正確を貴ぶ21世紀に出版された楽譜では「スティリアの女」訳は廃れてしまったようです。でも、「スティリエンヌ」という響き(女性形)から、スティリア女性を描いているという解釈もありそう。「スティリアの女」も誤訳というよりは意訳? それで、春畑解説では「民族衣装をつけて踊っているひとりのたおやかな女性をイメージするのも、なかなかロマンティックです」と両方に花(?)を持たせる雰囲気で〆てます。そしてこの春畑版楽譜でのタイトルはカタカナで「スティリエンヌ」としてるところ、無難なのか翻訳放棄なのか微妙なところですが。
翻訳って難しいよね。
というわけで、昔はしなかった楽しみ方がいろいろ。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
←お気に入りだった曲はどれ?
今、大人再開ピアノやってる人で、「ブルグミュラー25番」を通ってきてない人ってほとんどいないと思います。もちろん私もやりました。バイエルやって、ブルグやって(あ、やっぱり濁って書いちゃう。幼いころの刷り込みって強烈)、それからツェルニー30番だってころにやめちゃったわけだけど、とにかく25番は全曲やった(マルもらった)。
でも、そのころのことがほとんど記憶にないんですよね。単にそれがあまりにも昔(40年前…)だからというのではなくて、たぶん、お気に入りの曲はマルもらったあともしょっちゅう弾いてみてたとか、いろいろ弾き方を工夫してみたとか、何もそういうのがなかったんだと思うの。弾けっちゃ弾くし、五線譜読めるし一拍っちゃ一拍、二拍っちゃ二拍、まぁ音は並べて、だから何みたいな。
…なんというかピアノ習わせ甲斐のない子だよねぇ…
それで、大人になって習ったピアノで、ブルクミュラー18番に出会って、今度は衝撃的な出会い「おもしろい(o_o)」
となって、大人ピアノに転がり込んできたわけだけれど。
今度、バラード縛りのコンサートが行われるとかで、shigさんや夜毎屋さん、さきさんがバラード弾いてたんだけど(ショパンとブラームス)、テーマがバラードなら、そりゃーブルクミュラーのバラードを誰かが弾かないとってな話になってた。
私ときたら、25番については記憶が薄いので、バラードというタイトルの曲が入っていたことすらあやふやだったんだけどね。
ブルクミュラーのバラードだったら弾けるっしょってことで、ご指名をいただきました(^^;;
「うーん、まぁいいけど…そういえば、私、楽譜も持ってないや」と言ったら、みんなに驚愕されました(笑)
大昔弾いたときの楽譜は持ってきてないし。で、25番は持ってないのに18番と12番なら持ってるという、
…そんな人いないわ。
「うちに何冊もあるからあげてもいいけど、買うなら音楽之友社がお奨め」とshigさん。
なぜ音友かというと、春畑セロリさんの解説がいいから。それと安いから。
まぁ安いならそれにしましょう。ってことで早速ポチりましたところ
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確かに安い。600円(税別だけど)充実の解説付き。
早速バラードを弾いてみると、あぁ、あったよこういう曲。っつか、弾いたことあるよ(←当たり前)。
若いころ、弾いたことある曲ってのはいくら忘れた気がしていても改めて弾いてみるとスムーズだ、ってよく聞きますが、私はとにかく昔弾いたことのある曲を弾いた経験ってほとんどなく(なにしろブルク止まりだから)、
この、馴染む感じ、新鮮です。
ここんとこ、ブラームスやらなんやら、オクターブよりもっと広いのをつかまなきゃいけなかったりしてたんで、この、手にすっぽり収まる感じがまた快適です。
ペダルをまったく使わなくてもちゃんと曲になるし
ところどころほんの少し使うのもいいよね、大人だから。
ところで解説ですが、
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「バラード」という言葉には、スローで感傷的なイメージもありますが、今から200年前のロマン派音楽では、物語性にあふれる詩的、劇的な作品にこのタイトルがつけられています。
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のようなタイトル解説のほか、自分なりの物語を考えてみよう(妄想系の導入…)とか、もし伴奏形がこうじゃなくてこうだったら、どんなふうに感じが違う? というようなところから逆にこの曲の弾き方を考えさせたり、いやおもしろい、確かに。
昔は何にも考えずに弾いていたなぁ~
そういえばnonchanさんが、昔お気に入りだった「スティリアの女」がタイトル変わってて(「シュタイヤー舞曲(アルプス地方の踊り)」)びっくり、というようなコメントをくれましたが、それについてもちゃんと載ってました。原語はLa Styrienneなんですが、Styrienneの意味は「スティリア地方の」だけど、だからLaがついて「その地方独特のもの」という意味になる、ここでは(曲想から考えて)スティリア地方の舞曲を指す、というわけです。
確かに、そういわれると、翻訳として正確なのはそっちなのかなぁと…ということで、正確を貴ぶ21世紀に出版された楽譜では「スティリアの女」訳は廃れてしまったようです。でも、「スティリエンヌ」という響き(女性形)から、スティリア女性を描いているという解釈もありそう。「スティリアの女」も誤訳というよりは意訳? それで、春畑解説では「民族衣装をつけて踊っているひとりのたおやかな女性をイメージするのも、なかなかロマンティックです」と両方に花(?)を持たせる雰囲気で〆てます。そしてこの春畑版楽譜でのタイトルはカタカナで「スティリエンヌ」としてるところ、無難なのか翻訳放棄なのか微妙なところですが。
翻訳って難しいよね。
というわけで、昔はしなかった楽しみ方がいろいろ。
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(今回もイラストはまたろう)