アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

暗譜というよりリアルタイム生成(矢野顕子)

2015年09月01日 | ピアノ
日曜日に、矢野顕子さんのコンサートに行って来ました。

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矢野顕子さんのCDやDVD何枚も持ってますしコンサートも何回か行きました。けど常にチェックしているというわけではなくて…(めんどくさがり)そうするとなかなか自力ではチケット買えないんですが。

何か月か前に、近所のスーパーに行ったとき、るんちゃんママとばったり会いました。久しぶりです。それで突然「8/30は空いてますか?」と聞かれました。なんでも、るんちゃんと二人で行こうと思って反射的に二枚ポチしちぉったのに、るんちゃんは「行かな~い」とつれない返事だったそうです。それで、チケットが1枚、宙に浮いてしまったので誘ってくれたのです。

「行く行く♪」

スーパー行くといいことありますね。超ラッキー

何回か行ったコンサートは渋谷公会堂とかあったと思うんですが、広すぎて、遠すぎて、ピアノと声を生で楽しむにはちょっとね。町田市民ホールは、もっと距離が近い感じでよかったです。マイクは経ってますが録音用…と、声はもちろんPAかかっていますがピアノはほぼ生音で聞こえます。

他の演奏者の登場とかもなく、シンプルに矢野顕子の歌とピアノ。いいですね~やっぱり私はコレじゃなくっちゃ。いくらピアノソロでもPAがんがんのは聞き疲れしますし、ライブで行ってる意味が半減ですよね。

矢野顕子さんの声や歌い方もとても特徴あって、素敵だと思いますが、私にとって矢野さんの音楽はとにかくピアノの魅力がメイン。人馬一体となって云々という表現がありますが、矢野さんとピアノは「一体」らしい(^^;; なんかあまりにも自然にいくらでも湧いてくる感じで…

矢野さんは「57年間、ピアノを嫌いになったことは一度もありません」と言っていました。ずっとずっといっしょにいたら融合しちゃったのかもしれません。

ピアノには譜面台がついていて、紙が数枚置いてありますが楽譜ではありません。曲タイトルとか歌詞とかのメモらしくて、次何を歌おうかなって感じでがさがさめくっています。

クラシックのピアノを弾くときは、暗譜か、暗譜じゃないかって話になりますが、この場合、暗譜ということではありません。どういう音を弾くかはあまりきちんと決まっていなくて歌の気分に合わせてアドリブな歌詞とかも入ってリアルタイムに紡がれていくものなのです。CDを買ってあってもそれとはまた違う音楽になる。いつも楽譜かじりつきでピアノを弾いている身からすればほんと不思議な話です。

楽譜といえば、矢野顕子の楽譜としていろいろ売られていますが、
これね。別に矢野さんが書いたものではないです。
例えば「SUPER FOLK SONG」というCDの楽譜を持っているのですが、

この楽譜を見て弾くと、CDで聞きおぼえている音の並びが(だいたい)再現できてちょっとうれしくなるわけです。これは、録音から誰かが書き起こしたもので、だからこれを上手に弾けば、矢野顕子が生で弾くよりCDに近くなるかもしれません(本人はあれこれ違うように弾いちゃうからね)。

「この譜面をみて
弾けるあなたはすごい。
矢野顕子よりすごいです。
だって私は
これを見て弾けませんもの。
あらためて見てみると、
いい曲ばっかですね。
たのしくひいて下さい。」(矢野顕子 インストゥルメンタル・ソングス)

まぁでも全然違うことだよね。
楽譜どおり再生されている音楽と、
リアルタイムで生成される音楽。純ナマ。

やっぱり「生」演奏はすっと心に届くものだし、
そりゃ録音とは違う。
でもせっかく「生」なら、ただ楽譜を正確に「再生」するよりその場で生まれる何かがあるほうがいいと思う。クラシック音楽でもね。

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