音楽の流れを止めるな!(アンサンブル心得)

というわけで来週末はアンサンブルの会なのですが、今日はそのための合わせ練習で集まりました。

　　　　←流れにうまく乗れてるときと乗れてないときの差がでかい

今年のテーマは「弾き直し癖の改善」だったわけですが、効果があったようなないようなそんな晩秋。

ともかく「後ろを振り返るな!!」
そう、アンサンブル中に、してしまったミスタッチを悔いている暇なぞないのです。

頭ではわかっちゃいるけど、だからといってさっと先に進むことがなかなかできない。危険がいっぱい、モーツァルトピアノ協奏曲でございます。

先週のartomr先生レッスンでは、ひとりで弾いてる分には「あちこちだいたい弾けるようになったのかな?」みたいな雰囲気に聞こえていたところ、いざピアノ二台で合わせてみると、流れを止めずに進まなければいけないプレッシャーで余計わけがわからなくなり、三歩進まず(←結局流れを止める)という状態だったので、

今週はひたすら
resiliency (レジリエンシー)

を標語に練習しました。ミスタッチ、しないに越したことはないけれど、ミスタッチなしで三楽章を弾き切ることなどできるわけがないので、
・小キズで済むようにすること
・キズから速やかに立ち直ること

間違いやすいところをポストイットぴらぴらつけて、
音と動きを整理して、
似て非なるところをマークして、
間違えた場合にそのまま進みつつ音楽の流れの中で復帰する
ということを徹底的に考えました。重要ポイントは復帰の仕方。

やっぱり(たくさん落ちながらも)実際に合わせてもらったことでどう対策すればいいかイメージしやすくなり、ようやくそういうことが考えられるようになったと思います。つまり先週artomr先生にお願いしてほんとによかった。

先週に比べてかなりの劇的ビフォーアフターだったのでartomr先生も「どんだけ練習したの!?」、鳥目ちゃんも「細かいとこめっちゃ弾けてる～」とびっくりしていましたが、実際のところ、一週間といいつつ前回が日曜日、今日は土曜日だし、コンサート行ったり飲み会行ったりで実質の時間はたいしてありませんでした。

その代わり、すごい濃かった…

え? いつもそんくらい真面目に練習したらいいんじゃないの、って??

…できません…これは火事場の馬鹿力…


それでね。

バッハが手薄だったんで、海実さんとの合わせのほうは、ハラホロヒレハレだったんだけど、モーツァルトさんざん弾いてから戻ったら、流れが俄然よくなりました。「音楽の流れを止めるな」モードにうまく入れたみたい。モーツァルト効果。

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