アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

インベンションを二人で

2023年08月02日 | ピアノ
題名のない音楽会「シン・バロックの音楽会」をようやく見た(録画)。

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バロック時代の楽器から新しい音楽を、というような回だけど、最初の曲が
バッハ/インベンション第一番
(ドレミファレミド…のやつ)

鈴木優人と角野隼斗が一台のチェンバロで、つまり「連弾」してた。
もちろん一人で弾ける曲だけれども、二人で片手分ずつ弾いて対話みたいでめっちゃ楽しそう。
最後らへんは音いっぱい足してにぎやかになってた。

インベンションいいねぇ、二人で弾くのもなお良い。

私がシンフォニア三連発持っていったので(11 → 1 →2)おゆき先生に、インベンションも弾いたら? シンフォニアとひとつおきくらいでどう、といわれた。

インベンションだとなんとなく練習会など人前で弾きにくいような気がしていたけど、こんな楽しいインベンションならみんな喜んで聞くだろう(それはそう。自分が弾いてそうなるとはいってない)。

ピアノとチェンバロは、鍵盤あるところが見た目似ているだけで、あちらは弦をはじく楽器だからピアノと根本的に違う(むしろ「ギター」)。強く弾いても弱く弾いても音量あまり変わらない。そして弦をはじくところに手ごたえというか抵抗がある。

角野「ぷちぷちつぶす感触」

無限ぷちぷち(笑)…どおりで癒し系なわけだ。それにしてもピアノが弾けるからといってチェンバロが弾けるというものでもないと思うけど、さすがいろんな楽器を触るの大好きなだけあってさくさく慣れるようで、それなりに弾いている。

鍵盤がついているだけで発音機構が違う楽器として、レガールというのが出てきた。これは「ふいご」で空気を送るリード楽器で、パンチの効いた音がするところ、鍵盤ハーモニカっぽい感じ。「ふいご」を上げるのは人力が基本だけれども(鈴木さんがレガールを弾く間、石丸さんと角野さんがせっせとふいご係やってるのはツボww
(現代では電気でふいごを動かして、ほかの人の助けなしでレガールを弾くこともできる)

リード楽器同士ということでレガール+鍵盤ハーモニカの「リベルタンゴ」やってた。痛快な演奏ではあったけど、別にリード+リードで合わせるのが相性いいって決まってるわけでもないんじゃないかと思ったり。

角野+鈴木のチェンバロ二台で「2台のチェンバロのための協奏曲 第3番」第1楽章(これってバッハドッペル?)をやっていたんだけれど、音質が被っている音がたくさん鳴るんでちょっとうるさい感じがする。混じってしまうので。

最後の「トランペット・ヴォランタリー」は最高だった。

ポジティブ・オルガン、レガール: 鈴木優人
チェンバロ: 角野隼斗
ピッコロ・トランペット、トランペット: 松井秀太郎

「プログレッシブ・ロック風に展開して」云々、とのことだったが「プログレ」がなんだかわからない(^^;;
ともかくかっこよかった。


ところで、ポジティブ・オルガンの「ポジティブ」って、持ち運びできる…できるってほどでもないけどそりゃパイプオルガンに比べれば…二人がかりでよいしょって運べるという感じだけど、場所を変えられるという意味だって。知らんかった



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