カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

五十五冊目・『か弱き子供の断絶』

2018-05-27 18:46:16 | サスペンスはお好きですか?
たかあきは『か弱き子供の断絶』事件を解説してください。

 妻が別の男と逃げた頃、人生が最悪で何も思い通りにならない中、幼い息子だけが私を慕って愛してくれた。だから私は愛する息子を思うさまに踏みにじり、それでも息子が私の姿を求めるのを確認することで何とか生きることができた。それは謂わば、私と息子にだけ通じる愛の形だと思っていた。やがて成長した息子は私に冷ややかな目を向けるようになったが、私はそれでも息子を愛し、ある日包丁で滅多突きにされた。
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