カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

五十七冊目・『切り裂かれし追憶の暗夜』

2018-05-30 20:39:22 | サスペンスはお好きですか?
たかあきは『切り裂かれし追憶の暗夜』事件を解説してください。


 その日の晩、僕の家族は祖父母も、両親も、姉も、弟も、産まれて間もない妹までが息の音が止まるまで切り刻まれた。やがて故郷を離れ、施設で暮らすことになった僕は十六歳の誕誕生日に「家族のことを知りたければ会いに来い」と手紙を受け取る。差出人は兄、僕を含めて家族を切り刻んた本人だ。

 僕の家族が殺されなければならなかった理由を知る為に、そして、あの日僕が見た惨劇の真実を知る為に、僕はその申し出を受けることにした。
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