カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

旅路その59・母の青春

2019-08-05 23:38:25 | 旅人の記録
たかあきは冬の工業都市に辿り着きました。名所は駅、名物は肉料理だそうです。
 
 集団就職という言葉が一般的だった時代、母は同級生と共に生まれ故郷を離れ、その街の工場で働いていたことがあるそうだ。具体的な仕事内容や生活については語ってくれなかったが、当時その地にあった工場は時代の流れと共に閉鎖され現在は養豚と、それに伴うとんかつ料理で町おこしをしているという。
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