夕べはローマに宿泊し、今日は南に下ってナポリからポンペイ見学。
『ナポリを見ずして死すべからず』。
とまで言われた美しいナポリ湾はどうだろう?
そういった殺し文句(1?)に弱いわたしは、
死ぬまでにはナポリを見ておきたいと思っていた。
バスは南下するが、なかなか海は見えない。
やがてナポリに入りやっと海が見えてくる。
小さな広場があり10人くらいでサッカーボールをけっている集団。
添乗員さんが『あれはジプシーですね』と。
広場の周りには小さな建物があり彼らの住居みたい。
道路端やそうした少しのスペースにごみが散乱している。
いつぞやニュースにもなったナポリのごみ狂騒曲。
大量のごみはドイツが処分したのだそう。
だけど、今まで見た他の街にはごみなどなかったなぁ。
今まで見てきたイタリアの街は美しくおだやかだったけれど、
ここは人間の棲家という感じ。喧騒と活気にあふれている。
建物の窓には洗濯物がはためき、あちこちの道路や建物が工事中で、
車は車線などまるで関係なくウインカーも出さずに車線変更する
(これはイタリア中、結構どこでも見られた・・・)。
ナポリの街は、治安がよくないのでバスからの車窓見学ということで通り過ぎ
ポンペイへ向かう。
ポンペイは2000年近く前にベスビオ火山の噴火で灰の中に埋もれ、
1800年代になって発見され発掘が始まった。
7、8年前に江戸東京博物館でポンペイ展が開催され観に行った。
結構規模の大きい展覧会だったと記憶している。
それ以来実際にポンペイの遺跡を歩いてみたいと思っていたのが実現した。
10月といっても南のポンペイはすごく暑く、帽子で日よけ。
見学には規則で現地のガイドが必要とのことなのだけど、
ポンペイでは日本語がほとんどわからないというガイドさんだった。
説明役はもっぱら添乗員さん。
街全体、人も動物も、建物、道路、すべてそのままに発掘され
2000年前の人々の営みが見えるようだ。
中庭付きのお金持ちの家
公衆浴場
パン屋

世界最古の職業娼婦の館

神殿

当時の姿を鮮明に蘇らせている。
道路は、馬車道と歩道が分けられ
馬車道には轍の跡まで残っている。
横断歩道もある。

また道路にはところどころ白い石が埋めこめられて
夜道を照らしたという。

それから古代ローマの都市には必ずあった円形劇場。
ここで音楽やお芝居を上演したくさんの人々が観に来たのだな。

まだまだ発掘途中だというポンペイ。
いつかまた大きな発見があるかもしれない。
そのときまたぜひ来てみたい。
それから昼食を取り、
カメオの工房を見学した後、
レモンチェッロというレモンのリキュールを購入。
ここのオーナーは、マフィア映画に出てきそうなおじさん。
みんなこぞってレモンチェッロを買っているのでちょっとうれしそう。
んがっ、帰国後にSちゃんから
『レモンチェッロに虫が入ってたよ~』との報告。
炭酸で割ってナイトキャップにと思っていたけれどすぐさま廃棄。
ザンネンであります。
今日本では食品への異物混入が騒がれているけれども、
殺虫剤じゃなく虫(そのもの)っていうのは
なんとも素朴だなっ、と思えるのは不思議。。
それもイタリア、しかも駄々っ子みたいな南イタリアの魅力のなすお陰なのかな?
してやったりとウインクしているマフィアおじさんの顔が目に浮かぶよ!
バスは再びナポリへ。
有名な卵城でバスを止め写真撮影のみ。
治安がよくないので街中の散策はできない。

果たしてナポリ湾はどこまでも青くおだやかで、
海の好きなわたしはやっぱりナポリに来てよかったと思う。
でもまだまだ死にたくないな!
海の向こうに浮かぶカプリ島の青の洞窟は夏のオプション。
いつか真っ青な洞窟にも行ってみたいな。
ナポリを後にするが、
交差点で黒人のティッシュ売り発見!
お義兄さんの言っていた車の窓拭きじゃないけれども
交差点で止まった車のバンパーにボンボンティッシュを乗せて
窓が開いているとすぐさま中に放り込む。
で、いくらかのお金をイタダクしくみ。
小さい子供を乗せた車のお母さんが買わされたよぉ。
一路、バスはローマへ向かい、
今夜のカンツォーネディナーのレストランへ。
レストランではまずマネージャーのような男性が来て
見ると脇に小柄なアッシジのトイレ番人そっくりの人物がっ。
そうしたら、マネージャー氏は
『わたし、志村けん。この人、せんだみつお。』
って流暢な日本語で紹介してくれた。
わたしたちは、この「せんだみつお」の出現にびっくり驚き!
昨日のトイレ番人はせんだみつお1号じゃん!!
大笑いしたのでした。
メインはアコーディオンのおじさんとソプラノの女性。
アコーディオンおじさんが、
『瀬戸の花嫁』なんて懐かしいジャパニーズソングを歌ってくれた。
いよいよディナーが始まり、
まず、白ワインで乾杯。
イタリアの白ワインがおいしい。
わたし好みのすっきり酸味の効いた味です。
生ハム、ソーセージ、野菜の前菜。
生ハム、ちょっとぱさぱさよ。
歌が始まり、イタリア民謡をいろいろと歌ってくれる。
みんなのリクエストも募って場が盛りあがる。
おじさんのアコーディオンのじゃばらにチップのお札が踊っているよ~。
パスタは、トマトソースの(でか)ペンネ。
おみやげ物屋でよく見かけた大きな大きなペンネ。
たぶんこちらではちゃんと名前があるのでしょうね。
ソースが濃すぎて食べられない。
でかペンネ3つ4つ食べて終わり。
主菜は、ローストポーク。
まあまあ。。
さてさてわたしたちも『フニクリフニクラ』をリクエスト。
5ユーロのチップ。
ソプラノマダムがすごい声量で歌ってくれた。
ありがとう!!
デザートはティラミス。甘い。
食後のコーヒーもあった。
イタリア最後の夜はこうしてカンツォーネとともに更けてゆきました。
ここまでずっと付き合ってくれたバスの運転手、マリオさんともお別れ。
ナポリの人でこれからナポリの家に帰るという。
たくさん グラッチェ、マリオさん!!

『ナポリを見ずして死すべからず』。
とまで言われた美しいナポリ湾はどうだろう?
そういった殺し文句(1?)に弱いわたしは、
死ぬまでにはナポリを見ておきたいと思っていた。
バスは南下するが、なかなか海は見えない。
やがてナポリに入りやっと海が見えてくる。
小さな広場があり10人くらいでサッカーボールをけっている集団。
添乗員さんが『あれはジプシーですね』と。
広場の周りには小さな建物があり彼らの住居みたい。
道路端やそうした少しのスペースにごみが散乱している。
いつぞやニュースにもなったナポリのごみ狂騒曲。
大量のごみはドイツが処分したのだそう。
だけど、今まで見た他の街にはごみなどなかったなぁ。
今まで見てきたイタリアの街は美しくおだやかだったけれど、
ここは人間の棲家という感じ。喧騒と活気にあふれている。
建物の窓には洗濯物がはためき、あちこちの道路や建物が工事中で、
車は車線などまるで関係なくウインカーも出さずに車線変更する
(これはイタリア中、結構どこでも見られた・・・)。
ナポリの街は、治安がよくないのでバスからの車窓見学ということで通り過ぎ
ポンペイへ向かう。
ポンペイは2000年近く前にベスビオ火山の噴火で灰の中に埋もれ、
1800年代になって発見され発掘が始まった。
7、8年前に江戸東京博物館でポンペイ展が開催され観に行った。
結構規模の大きい展覧会だったと記憶している。
それ以来実際にポンペイの遺跡を歩いてみたいと思っていたのが実現した。
10月といっても南のポンペイはすごく暑く、帽子で日よけ。
見学には規則で現地のガイドが必要とのことなのだけど、
ポンペイでは日本語がほとんどわからないというガイドさんだった。
説明役はもっぱら添乗員さん。
街全体、人も動物も、建物、道路、すべてそのままに発掘され
2000年前の人々の営みが見えるようだ。
中庭付きのお金持ちの家
公衆浴場
パン屋

世界最古の職業娼婦の館

神殿

当時の姿を鮮明に蘇らせている。
道路は、馬車道と歩道が分けられ
馬車道には轍の跡まで残っている。
横断歩道もある。

また道路にはところどころ白い石が埋めこめられて
夜道を照らしたという。

それから古代ローマの都市には必ずあった円形劇場。
ここで音楽やお芝居を上演したくさんの人々が観に来たのだな。

まだまだ発掘途中だというポンペイ。
いつかまた大きな発見があるかもしれない。
そのときまたぜひ来てみたい。
それから昼食を取り、
カメオの工房を見学した後、
レモンチェッロというレモンのリキュールを購入。
ここのオーナーは、マフィア映画に出てきそうなおじさん。
みんなこぞってレモンチェッロを買っているのでちょっとうれしそう。
んがっ、帰国後にSちゃんから
『レモンチェッロに虫が入ってたよ~』との報告。
炭酸で割ってナイトキャップにと思っていたけれどすぐさま廃棄。
ザンネンであります。
今日本では食品への異物混入が騒がれているけれども、
殺虫剤じゃなく虫(そのもの)っていうのは
なんとも素朴だなっ、と思えるのは不思議。。
それもイタリア、しかも駄々っ子みたいな南イタリアの魅力のなすお陰なのかな?
してやったりとウインクしているマフィアおじさんの顔が目に浮かぶよ!
バスは再びナポリへ。
有名な卵城でバスを止め写真撮影のみ。
治安がよくないので街中の散策はできない。

果たしてナポリ湾はどこまでも青くおだやかで、
海の好きなわたしはやっぱりナポリに来てよかったと思う。
でもまだまだ死にたくないな!
海の向こうに浮かぶカプリ島の青の洞窟は夏のオプション。
いつか真っ青な洞窟にも行ってみたいな。
ナポリを後にするが、
交差点で黒人のティッシュ売り発見!
お義兄さんの言っていた車の窓拭きじゃないけれども
交差点で止まった車のバンパーにボンボンティッシュを乗せて
窓が開いているとすぐさま中に放り込む。
で、いくらかのお金をイタダクしくみ。
小さい子供を乗せた車のお母さんが買わされたよぉ。
一路、バスはローマへ向かい、
今夜のカンツォーネディナーのレストランへ。
レストランではまずマネージャーのような男性が来て
見ると脇に小柄なアッシジのトイレ番人そっくりの人物がっ。
そうしたら、マネージャー氏は
『わたし、志村けん。この人、せんだみつお。』
って流暢な日本語で紹介してくれた。
わたしたちは、この「せんだみつお」の出現にびっくり驚き!
昨日のトイレ番人はせんだみつお1号じゃん!!
大笑いしたのでした。
メインはアコーディオンのおじさんとソプラノの女性。
アコーディオンおじさんが、
『瀬戸の花嫁』なんて懐かしいジャパニーズソングを歌ってくれた。
いよいよディナーが始まり、
まず、白ワインで乾杯。
イタリアの白ワインがおいしい。
わたし好みのすっきり酸味の効いた味です。
生ハム、ソーセージ、野菜の前菜。
生ハム、ちょっとぱさぱさよ。
歌が始まり、イタリア民謡をいろいろと歌ってくれる。
みんなのリクエストも募って場が盛りあがる。
おじさんのアコーディオンのじゃばらにチップのお札が踊っているよ~。
パスタは、トマトソースの(でか)ペンネ。
おみやげ物屋でよく見かけた大きな大きなペンネ。
たぶんこちらではちゃんと名前があるのでしょうね。
ソースが濃すぎて食べられない。
でかペンネ3つ4つ食べて終わり。
主菜は、ローストポーク。
まあまあ。。
さてさてわたしたちも『フニクリフニクラ』をリクエスト。
5ユーロのチップ。
ソプラノマダムがすごい声量で歌ってくれた。
ありがとう!!
デザートはティラミス。甘い。
食後のコーヒーもあった。
イタリア最後の夜はこうしてカンツォーネとともに更けてゆきました。
ここまでずっと付き合ってくれたバスの運転手、マリオさんともお別れ。
ナポリの人でこれからナポリの家に帰るという。
たくさん グラッチェ、マリオさん!!
