art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

レストランディナー

2009-03-21 21:18:19 | restaurant ~れすとらん~
今年の4月に銀婚式を迎えるわたしたち。
めでたいなぁ~ということで、ホテルのレストランでディナー。

東京は有楽町にあるペニンシュラ東京の『ヘイフンテラス』。
春のフェアのほとんど最終期。
お料理4品と
ワインは、
白はシャブリ1cru、
赤はボルドーはポイヤック村のサードワイン、ピション・ド・ラランドを好きなだけ。
¥6,800。
このワインにひかれてここに決めた。

まず白ワイン。
シャブリらしくミネラル豊富ですっきり洗練された味。
シャンパーニュから泡を取ったような、とひと口飲んで感じた。
とてもおいしいです。

最初の料理は海鮮のスープ。
コンソメのように黄金色に輝く透明なスープに、
海老、ホタテ、きのこなど味わい深い。
海鮮のだしとシャブリが素敵にマリアージュ。

おつまみに出されたくるみの飴がけも、
甘ったるくなく、飴は控え目でいくつも食べられそう。

さて次の料理は、和牛のひと口ステーキにんにく風味。
ミディアムレアでとてもやわらかくおいしい。

ここで赤ワインが供され、
濃くて重くて渋いというボルドーのイメージを払拭。
こんなに軽く和食にも合いそうなボルドーの赤は初めて!

ちなみに白赤ともに、
作り手のものではなくペニンシュラのエチケット。
厳選したものをホテルのハウスワインとして自信を持って供しているのでしょう。

上品なお料理で、少しもの足りないかな?と思い、
花巻のようなものを注文しようとしたのだけどなく、
かわりに薄いクレープ状のものを注文。
これにお肉を巻いて食べると、
たちまち屋台で食べてるような庶民の味方のような雰囲気になるから不思議。

また、点心も夜はなくて、
これらもきっとカジュアルに食べるものなんだな、、と実感。
ホタテと海老のすり身の焼き物を注文する。
わたしはおいしくいただいたのだけど、
ほんの少ししかわたしには感じられない中華の香辛料がオットにはきつかったみたい。

次のリゾット風炒飯は長粒米が使われていてそれらしい雰囲気。
リゾット風という名前が冠されているけれども、
リゾットというほどやわらかくなく歯ごたえもある。
これもわたしはおいしかったのだけど、
オットは香辛料がきついといって1/3くらい残す。

最後の杏仁豆腐も予想通りオットはだめでほとんど口をつけず。
もともとこういうゼリー系はだめ。
メタボ対策とか言い訳してたけれど、
今後オットと中華料理を食べるのはよそう。。

最後に台湾の凍頂烏龍茶をいただき、
わたしはそれはそれはおいしく完食し満足だったのでした。

サービスの方たちもとてもよく訓練されていて、
何でも丁寧に対応して下さり、楽しく食事ができたのはさすがミシュランひとつ星です。
ホスピタリティの真髄を見たような気がしました。

オットがたまに社内旅行や仕事などで上海や香港に行き、
食べ物が全然だめだ~って言ってたのは本当だったのだな~。

高級ホテルのミシュランひとつ星を取った洗練を極めた中華の店。
日本人の口に合うように作られているだろう店で、
ほんのこれしきで食べれないなんて、本場ではいかほどか?
想像できますね~
男性って言うのは融通が利かないのでしょうかね。
世界が男ばかりだったら、それこそ戦争ばかりしてるんだろうな、なんて思ったりして。

な~~んて、せっかくの銀婚式に水を差すようなことはやめて、
次の金をめざしてふたりでガンバってゆこうね。

ホテルの玄関を出たところで、
初めて見る外車が。
オットに尋ねると、ランボルギーニカウンタックということ。
子供が小さい時、車の絵本で見たなぁ~
この辺りの小さなマンションが買えるお値段だとか…。

ドアが羽のように開く鳥のような車。
さすがに鳥のようには開けなかったけれど、
紳士然とした方ではなく、
クリエーターっぽい業界人っぽい男性と女性が乗り込みました。

さて、わたしたちは、
お酒に弱いオットがタクシーで帰ろうと提案し、
年に一度のプチ贅沢ということで千葉までタクシーにて帰りました。
ラクチン、ラクチン。。

来年の結婚記念日は和食に決めた!!

ニコラ・ポテル ピュリニー・モンラッシェ 2005

2009-03-20 21:36:57 | vin ~わいん~
先週末、金・土・日は沖縄へ。

オットとの旅行を計画していて、
(な~んと、新婚旅行以来のふたりだけの旅。)
国内で私の行ったことのないのが沖縄、北海道。
北海道はまだまだ寒く雪の中。
よって沖縄のツアーに決定。

金曜日はゆっくりの出発だったので、
午後に沖縄に着くと、
世界で一番大きい免税店というガレリア沖縄で買い物。
ブランド品を買う予定はなく、
ブランドショップは適当にやり過ごし、
もっぱらお菓子を購入。

ここ限定のおいしいものがたくさんあり、
旅行が終わって振り返ると、
普通の観光地のお土産屋は、
本当に普通のもの…チンスコウとか黒糖など…しかなく、
ここで買っておけばよかった…とちょっぴり後悔。

紅イモのマーブルクッキー、
パイナップル入りのケーキなど。
↑これは絶品!!
細かく切ってちりばめられたパイナップルがなんとも歯触り良く、
さわやかで本当においしい!!

夕食は、ステーキハウスにてお肉かシーフードをチョイス。
わたしたちは、ふたりともシーフード。
サーロインは脂っぽくわたしは苦手。
ものすごいスパイスとにんにくの香りの煙にまかれて食事を終える。

これも後で思えば、まだまだよいお食事でした。

ホテルに着き、のんびり。

夜は、ホテル最上階のバーで、
オットはビールからウイスキー、わたしはジンライム。
外は雨。
まだ時間が早いのか、客はわたしたちだけ。
雨にぬれる窓ガラスの向こうに沖縄の繁華街のネオンが滲む。
なんか、よいな~~。

と、下に見えるこのホテルの駐車場。
角近くに止めた大きなワゴン車が出せなくて四苦八苦している。
どうにもならず、ホテルに駆け込み隣の車を出してもらう。
1台分空いたにもかかわらず、車は右往左往、まさに右に左にどっちに出そうかうろうろしている。
上から見ると、なんだか本当におかしくふたりで笑い転げながら見る。
途中で選手交代。
ひとりが誘導しながら、小一時間かけてや~っと出てゆきましたとさ!!

2日目。
昨日はとても蒸し暑く26度くらいあったらしいけれど、
今日は一転、沖縄でもこの冬5本の指に入るかという寒い一日。13度。
雨で、風も強い。なんだか最悪。
このツアーの目玉、ホエールウォッチングはとても無理。
明日に振り替えてもらうのも、船の確保、
そしてもちろん風の状態など少し無理っぽいという添乗員さんの話。
ほとんどみなあきらめムード。

この日は、オプションで、グラスボートでサンゴ礁見学など南へ。
ちょっと地味目のグラスボートでの海の中見学。
熱帯魚やサンゴが美しい。

午後はパイナップル工場や黒糖工場の見学。
そしてお決まりのお土産屋さん。
エイサーも見学しましたね。

このあたりは沖縄の定番でしょう。

そして美ら海水族館へ。
世界最大級(ドバイの水族館に抜かれたらしい…)の水族館を2時間の見学。
時間が足りません。

熱帯魚がとても美しく、自然の美に見とれる。
大きな魚、小さな魚、グロカワイイとでも言いましょうか…
そして何といっても、ジンベイザメ、マンタ。
ここの最大の呼びものですね。

ちょうどジンベイザメの餌付けの時間で3頭のサメがゆうゆうと泳ぎ、
ちっちゃいオキアミを食べる。
マンタも大きな体を広げ気持ちよさそうに泳いでいる。

こうして動くものを見ていると飽きない。
いつまでも見ていたいけれどツアーの悲しいところ、さあそろそろ出発だ。

ホテルの夕食はバイキング。
酢豚みたいなぐちゃぐちゃしたものとか、品数も少なく残念。
ハーフの白ワインを頼んだが、
コルクは半分で折れ、色は濃く香りは梅酒のよう。
味もなんだかきつい。
南フランスのワインだったけれどブドウの種類もわからずこれまた残念でした。

明日、くじらさんに会えることを祈りつつ眠りにつく。

3日目。
ホテルの窓から見える海はまだ波が高い。
船の確保はできたようだけれど???
朝食後になんと!!船が出せるとの知らせ。
うれしいーーー!だってこのために来たのだもの。
みんな意気揚々とバスに乗り込み港へ。

さて、船の船長さんは真っ黒に日焼けし若く元気な方。
いろいろな注意点の説明を受けていざ出発。

港を出るとさすがに波が高く、
さながらディズニーランドのアトラクションのよう。
若い人も参加しているツアーだったので、
キャーキャーとそれだけでも楽しそう。
30分もしないうちに遠くに2頭発見。
みんなで喜びながら写真を撮る。

でもすぐにいなくなり、船長さんは次なるポイントを目指し船は疾走。
1時間近く走らせただろうか、おとうさん、おかあさん、子供の3頭。
船長さんは、おとん、おかん、こどもって表現でしたが。

ごくごく近くまで寄ってきて、
船の2階にいたわたしたちはもうバッチリ!!
船の右舷すぐ近くに現れたと思うと、
船の下をもぐり、左舷に出てきた。
すご~~いぃ!!

おかんとこどもはいつも一緒で、
同じタイミングで海上に出てきて潮を吹き潜ってゆく。
おとんは、5m以上離れたところで付かず離れず、他のふたりを(?)見守っている感じ。

船長さんは、無線で連絡を取り合っている仲間に場所を知らせ、
他の船も来た来た。
わたしたちは30分ほどそこにいただろうか。

昨日のほとんどあきらめに近い気持ちから、
添乗員さんも初めてというくらいのバッチリの遭遇。

船を走らせてくれた船長さんありがとう!!
そして、一緒に遊んでくれたくじらたちありがとう!!

最終日のこの日は、これから国際通りへ。
昼食後、ショッピングモールの酒屋へふと入ると、
な、な、なんと、
ニコラ・ポテルのピュリニー・モンラッシェが¥3,150。
同じ作り手のただのブル赤も同じ値段。
おかしいよね?ってことで店員さんに聞いても、値札のとおりです!という返事。
普通はこれの2倍くらいするでしょ。
って言っても取りつくシマもなく、、ま、いっかって買っちゃいました、2本。
ワインのことはとんと??の店員さんで
少しでも分かっていればおかしいと気づくのでしょうが…。

ということで、
この旅の一番の収穫は、
ニコラ・ポテル ピュリニー・モンラッシェ 2本でありました。