art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

冬のごほうび~♪

2014-12-26 08:51:01 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
かわいい冬のバッグ。

グリーンレーベルリラクシングのショップでひとめぼれ。
各ショップには1点ずつしかないってショップのおねえさんに言われ、
限定品とか一点ものとかにかなり弱いわたしは即買い。

ファーの色と柄がとても気に入りました。
もちろんフェイクだけどね。

大きさは大きす過ぎず小さ過ぎず、使い勝手のいい絶妙なサイズ感。

ちなみに後ろにはリサ・ラーソンさんのミニミニブランケット。
数年前のある雑誌の付録だったものでとても重宝してます。

前面にはこんなプレートが。

Teresa Cambi
 Firenze

何度も・・・

2014-12-25 18:29:52 | etc. ~いろいろと~
毎年冬に作り続けているユズのジャム。

この冬初でございます。



我が勝浦の庭のハナユズだけではもの足りず、
ちょっと散歩に行って収穫したものも。

オレンジマーマレードでもなく、
夏みかんマーマレードでもない、独特の和の香り。

大好き!!

サクサクと少し残した皮の歯ごたえがたまらない。

again・・・

2014-12-24 08:09:01 | livre ~ほん~
10年ほど前に出会った森博嗣著『すべてがFになる』。
初めて読んだ理系ミステリィに衝撃を受け、この著者の小説にはまってしまった。

理系の思考回路をまったく持ち合わせていないわたしは、
この不思議なタイトルを見てもその意味するところがわからず。
…というか考えもせず、そのままの文字を受け止めていただけだが、
理系オットは、それは15ということだよ、と即答したと思う。
1,2,3 ・・・ 9, A B C D E F 
Fは、16進法でいうと15なのだそうだ。

これまた理系次男にこの本のことを教えると、たいそう興味を持ち、
ふたりして森博嗣の本を読み漁った。

著者は、しばらくすると、欲するところの印税をたくさんいただけるようになり(!?)
最初の職業、大学の助教授はその前に辞めていたけれど、
いよいよ小説を書くのも止め、
庭園鉄道や模型飛行機など趣味の世界に生きるというようなことを書かれていたので
寂しいなあと思い、また、何て羨ましいとも思った。

その後、時々新書などで新しい本を出しておられるのに気付いたけれど、
ちょっと難しそうで手に取ることはなかった。

最近、文庫で面白そうなのを見つけ、買ってみた。
『つぼねのカトリーヌ』…日頃思っていることを綴った100のショートエッセイ。

タイトルは著者一流のことば遊びで、
『つぶやきのクリーム』『つぼやきのテリーヌ』とシリーズ化されて3冊目のようだ。
なるほど!と膝を打ちたくなるような珠玉のエッセイ。
ひとつのことを逆から見るとこうなるのかという斬新さと知的ユーモア。
思いついたことを思いついたまま書き飛ばしているようでいて、
たぶん森博嗣の頭脳の中では綿密な計算がされているんだろうな。
森博嗣熱が再燃した瞬間。
ちなみに解説は御茶ノ水女子大学名誉教授の土屋賢二氏。
共著もあるのでふたりはオトモダチだと思うのだけど、
解説の方が本文よりも面白いというウワサも・・・。

そして、『喜嶋先生の静かな世界』。
これは著者の自伝的小説ということだけど、
理系ミステリィの生まれたベースがここにあると納得。
面白いと同時に過ぎ去った青春の切なさがベースに流れていてとても深い。
大学を卒業し、修士、博士と大学院に進み、大学の助手になる主人公。

理系の学部を卒業後、修士課程に進み、
実験やら論文やら国内外の学会出席やら、
それなりに頑張ってきた次男とちょっと重なる。
次男はその後民間企業に就職したわけだけれど、
研究職も次男には合っているんじゃないかなぁと密かに思っていたが、
この本を読むと、大学に残るのがいかに大変かと気づきこれでよかったんだと納得。

この本を離れて暮らす次男のところに持って行った時に、
彼は同じ著者の『科学的とはどういう意味か』という新書を持っていたので交換した。


次男と森博嗣、または、『すべてがFになる』に出てくる犀川先生とは
ちょっと似てるなあと常々思っていて。
例えば、
次男は時報を聞いて腕時計の秒針まできっちりと合わせるのだけど、
『すべてが ~ 』の犀川先生もそうだ。
話すことは無駄な修飾なく理路整然と簡潔にして明快だ。

「歴史なんかは、記憶いているかしていないかの違いでしょ」
などと、以前次男が言っていたのだけど、
『科学的とは ~ 』で森博嗣がまったく同じことを語っているのには、
驚いたと同時に感動もした。
それは理解したということではなく、ただ言葉を記憶しているにすぎない。
数学や物理は、方法であり、そこから発展させるシステムだ。

『科学的とは ~ 』では、
「科学とは他者によって再現できるもの」と繰り返し書いているけれども、
今年最大の日本科学界のミステリィ、STAP細胞論文騒動とリンクして、
なるほどなぁと思った。
そして、自分の実験は常に疑えとも書かれている。
科学者は謙虚であるべきとも。
なぜあのような論文が世に出たか?不思議だ。
この本が書かれたのは2011年(しかも3日間で書いたらしい)。
今年読んだわたしは、
「科学とは他者によって再現できるもの」という一文の意味がとてもよくわかる。

森博嗣は、作家デビューして18年、著作が260冊余り、大変多作だ。
しかも絶版した作品は0。
締切に遅れたこともないそうだ。

あふれ出る旋律を楽譜に書きとめることが追い付かなかった
と言われる天才音楽家モーツァルトのように、
文章が泉のようにこんこんと湧き出すイメージ。
しっかり印税もらっちゃったから、筆を折る…なんてことないように、
どんどん趣味にお金を使って、
文章の泉をいつまでも枯渇させることなく、わたしたちを楽しませてほしい。

わたしもこれから数字にアレルギーを持たず、数字の意味を考えてみたい。
感情をもって判断せずに、
頭の中の交通整理をして合理的、論理的に物事を考えてゆきたい。
と新しい年の訪れを目前にして思うのであります。

次男から、
「お母さんってよくわかってないのに
 『これってすごいよね~~!』って言っちゃうタイプでしょ。」と言われないように。

とにかく文系のわたしには目からウロコのような金言にあふれているエッセイたち。

この正月休みに他のエッセイも読みたいと思っている。

冬のお楽しみ♪

2014-12-15 07:49:28 | maison de campagne ~べっそう~
選挙の日曜日、日本海側は大変な大雪だけれども、こちらは快晴。
選挙をすませてから勝浦のセカンドハウスへ。

これからが成長期のクリスマスローズ。
こぼれ種からたくさんの芽が出て、落ち葉に埋もれつつ顔を覗かせている。




我が家のハナユズもまだまだ実をつけ、収穫。
右のポケット。


左のポケット。


上から見ると…。


我が家のユズ。


この後、近所に散歩に行ってジャム用にたくさん収穫。

庭の一番奥、陽当たりのいい場所の菜の花に花。
冬を通り越してここだけ春の気配。


帰り際に草刈りM氏@山形弁さんちに行くと、
M氏は収穫したタケノコイモを袋詰めにして、
霜にやられないよう小屋におさめるところだった。
何でも大量に作っていて、タケノコイモも大変な量。
そこから分けていただきました。


そして、わたしたちも奥さんと畑に行ってレタスを収穫。

外は寒いけれど、ビニールハウスの中は暖かで、青くみずみずしいレタス。
とても美味しそうです~
いつもありがとうございます。

そうそう、先週M氏が語っていたけれど、灯篭を買ったって。
ありました、ありました。
わたしの背丈よりも大きな立派な石灯籠。
脇にはシカが掘ってあり、なかなか立派かつ可愛らしい。
時々拝みにまいりましょう。

最近、夕焼けがきれい。
車の中から大多喜城。




そして高滝湖。


燃えるような日の入りでした。

勝浦の初冬

2014-12-08 08:22:54 | maison de campagne ~べっそう~
お天気の良い日曜、お義兄さんとともに3人で勝浦セカンドハウスへ。
今朝はかなり冷えたので庭の隅っこには霜柱のあと。
これから春までずっとこの調子だろう。

この時期はやっぱり落ち葉を集めて焚き火。
これは盛んに燃えたあと、そろそろ帰ろうかっていうタイミング。
ちゃんと火消しをしないと、ご近所さんに迷惑がかかるので…。


写真を撮り忘れたけれど、
そうそう、焼き芋も作ったのでした。
食べる暇もなく、遅いお昼ご飯だったのでお腹も空かず、
お義兄さんにお土産にあげた。

ナンテンには赤い実が付き、


菜の花はもりもり成長、


牡丹には赤い芽が。


それぞれに季節の準備だ。

そして何と言ってもこの時期はユズ。

5年前にお向かいさんからいただいた我が家のハナユズの木も大きく成長し、
年々その実の数も増え、うれしいことだ。


焚き火の煙でちょっとフォーカスがかかってるけど…


収穫、これでも全体の1/3くらい。


わたしのおはこ、ユズジャムを作ろうと思うけれど、
一度にたくさんはしんどいのでこのくらいに。

そして、学生時代の仲間とユズ味噌の話題で盛り上がったから、
今年はユズ味噌にも挑戦しよう。

そうこうしているうちにやってきたのは?
お久しぶり!草刈りM氏@山形弁さんだ。

久しぶりに会う女友達みたく、
しばらくお会いしない間に話題がたっくさ~~んたまっていたみたい。
さんざんおしゃべりして、
いつものように野菜をたくさんいただいた。


珍しい紫色の白菜(白菜って言えるのかなぁ?紫菜でないの?)
黄色いニンジン、
キャベツにサニーレタスなど。
いつもありがとうございます。

毎年、新しい野菜にチャレンジしていること、
生きる姿勢として見習うべき!
といつも思ってしまう草刈りM氏@山形弁さんなのであります。