art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

ヴォーヌ・ロマネ村のワイン

2012-08-30 08:48:08 | vin ~わいん~
28日はわたしの誕生日。
オットが買って来てくれた。



左)ヴォーヌ・ロマネ 2010
  ドメーヌ グロ フレール・エ・スール  ¥6,216

右)ヴォーヌ・ロマネ 2008
  ドメーヌ フランソワ・ゲルベ  ¥5,000くらい?

グロのエシェゾーとどっちにしようかと迷ったらしいのだけど、
同じ金額を出すのだったら、
エシェゾー1本よりは、ヴォーヌ・ロマネ2本の方がよかろうと、
これらにした模様。
ヴォーヌ・ロマネ村は、
ブルゴーニュの中でもわたしたちが一番好きで確かだと思う村。
何と言ってもDRCの本拠地だし。
どちらのドメーヌもヴォーヌ・ロマネ村にある。

ちなみにDRCのエシェゾーは6万円くらいもするようで、
こちらは一生かけても拝めそうもありませんが。

グロはお馴染み金杯のエチケット。
グロの他の銘柄はこれまで飲んでいるし、
味の方は確かだと思われる。
(ちょっとワインが噴いておりますが、支障はないと思う。)

フランソワ・ゲルベは初めてのドメーヌ。
ちょっとネット検索してみると…
20世紀半ばに立ちあげられたドメーヌで、
現在は2代目に当たり、姉妹で経営しているとのこと。
かのロバート・パーカー氏が3つ星を付けたほどの実力。
パーカー氏曰く、
「しなやかで優雅なワインを造らせたらゲルベ姉妹の右に出る者はいない。
 村名ワインにこのドメーヌの個性が最もよく表れている。」
うわ~~、楽しみじゃありませんか!

そして、ケーキ。
ANTENORのフルーツロールケーキ。

柔らかくふわふわのスポンジに、軽やかな生クリーム。
フルーツが口当たりよく、夏でもさっぱりと美味しくいただけるケーキだった。
ありがとう!!

さて、収穫物のその後は?

2012-08-28 13:15:41 | maison de campagne ~べっそう~
月曜。
ミニトマトはこんなふうに。

50個をドライトマトにしようと、ザルに広げて乾燥中。
こんなに大きなザルじゃなくてもよかったのだけど、
店に行ったらこれしかなかったのでしょうがないな。
100個くらいはゆうゆうドライできそうなスペース。

火曜日は少し縮まってこんなになりました。

でも、3日程度だとまだ乾燥は甘いみたいで、
完璧カラカラにするには5,6日干さなきゃいけないみたい。
3日程度だと、ニンニクと一緒にオリーブオイルで漬け込むといいらしい。
はて、どっちにしようかな?

バジルは、すぐに葉が黒く変色するので、
変色したところを取り除き、
ニンニク、クルミ、オリーブオイル、塩とミキサーにかけてバジルペーストに。
チーズを入れると早く悪くなっちゃうのでチーズなし。
バジルのパスタはわたしの大好物。
チキンやジャガイモにからめてもおいしいバジルペースト。
何だか茶色いけど、実際はもう少し緑色。


ブルーベリーは、親戚にもあげたのだけど、
帰って計量するとなんと1250gもあった。
ちょっと小粒であまり甘くないものもあるのでやっぱりジャムがベストかな?

ってことで、火曜日。
生食分を除いて、約1kg。
砂糖は30%として300g使用。
とろとろと煮詰めて、結構大きなビンも含め6びん完成。


実家の母が、
ブルーベリーは目にいいからと、いつもブルーベリージャムは欠かしていないので、
送ってあげようっと。
煮沸したビンに詰めた後、さらに煮沸殺菌消毒をしているので完璧。
我が家でも、毎日ヨーグルトに乗っけていただいてる。

小さくて丸いもの たっくさ~ん

2012-08-28 09:12:05 | maison de campagne ~べっそう~
先週は勝浦のセカンドハウスに行かなかったので、2週間振りの勝浦。
真昼間の勝浦は、やっぱり、暑い!!です。

案の定、勝浦の庭は雑草天国。
2週間の間に数十センチもノビノビ。ナンテコト。
ヤブカラシなどは1mくらいになってるのもあったりして・・・
1週さぼるとこうなるかなぁ~~、と、
ガックリする間もなくニンゲンは草刈りに励むのであります。

その代わりに、うれしいことも。
野菜も雑草に負けずノビノビ。
ミニトマトアイコは赤黄色それぞれ1株しかないのに、合わせて150個くらいも収穫。
写真では、それほど実ってるとは見えないんだけど…




苗を植えつけた時はまさかこ~んなにたくさん採れるとはまったく思ってなくて、
うれしい誤算。
すごいよね~~!!ミニトマトアイコちゃん!!
その場でパクパク食べてみると、まるでフルーツのような甘さに感激!
赤と黄色、圧倒的に赤の方が元気で収量も多い。
黄色は、割れる確立も高し。
来年は赤い方をたくさん植えよう。
普通のトマト(これもアイコだけど)は数も少なく、
2週間の間に枝の上で実が腐って枯れちゃってるものも。
シロウトにはミニトマトの方がうまく育てられるみたいだ。

ピーマンは、これまで実が小さく皮も薄くちょっとひ弱な感じだったのだけど、
どうもそれはわたしのせっかちな収穫が原因だったみたいで、
2週間置くとしっかり大きく育ち皮も厚い。
25個も採れたゾ。

オレンジパプリカは、もう終わりかな?と思ったけれど、
上の方に緑色のしっかりした実がいくつか付いている。
オレンジに色づくのを待とう。

ナスはもう終わりなんだけど3個収穫。

トウガラシは実が真っ赤っ赤になりつつある。
病気も虫も寄せ付けず、シロウトには作りやすい。

そろそろ収穫かな?
全部が真っ赤になるのを待って収穫しよう。
ぶら下げて乾燥しよう。

こうして、野菜作りに見向きもしなかったわたしたちが、
すっかり野菜作りに魅せられ、収穫を楽しみ、大切にいただく。
人間って年を重ねると自然とこうなるのね。
還暦間近なオットと、その後ろを追いかけてるわたしは、
自分たちの変化にちょっと意外で、そして、楽しんでいる。

夕飯は、自家製野菜たっぷりのサラダ、
ピーマンのきんぴらなどヘルシーメニュー。
ワインは、ウイリアム・フェーブルのシャブリ。
野菜の滋味をさっぱり白ワインと共に体に取り入れ、猛暑疲れを癒すのであります。

一夜明け、日曜朝8時。
しっかり朝ごはんも食べて、スタンバイOK!
何がって?
そう、ブルーベリー収穫隊出発~♪
ブルーベリーおじさん@腕のいい左官屋さんの軽トラはこの四辻に見なかったけれど、
隊長はすでに自らお仕事してるかも・・・
山を少し登って、ブルーベリー畑に着いてみるとやっぱり隊長はいた。
一緒にブルーベリーを収穫。
隊長曰く、『近所の人にあげようとしても「いらね~~」って言うんだよ。』
ここらの人はみんな食べ飽きてる?
なんか贅沢だね~~
それならわたしたちが有難くいただいちゃいましょう。
たっくさ~ん、収穫できました。
ありがとう、隊長!


今回、おじさんの一番の目的は、栗をイノシシから守ること。
そのために、数本ある栗の木の周りを電線と網で2重に囲い、
イノシシに入ってこられないようにする。
大きな栗の木の上の方にたくさん青いイガイガが付いている。
来月になると実が落ち、グルメなイノシシに食べられちゃうのだ。
ニンゲンサマより先においしい実を食っちゃうとはガマンならねぇ~~
と、おじさんは大いに憤慨してるのだ。
作戦、うまく行きますように。

しっばら~く、おしゃべりして、
『まだ(ブルーベリーは)来週まで大丈夫だよ。』
というおじさんの声を後ろに聞きつつ我が家にもどったのでした。
また来週もわれらお手伝いするけんねーーー。

午後も暑くて暑くてちっとも仕事にならず、
でもオットは最低限の活動で草刈り。

久しぶりに草刈りM氏@山形弁さんちに行こうと思ったけれど、
暑いし、お昼寝中かもしれないしで、
結局、独特の山形弁は聞かずに、
ミニトマトやピーマンの他に、サニーレタス、バジル、青ジソなども収穫して帰ったのでした。


途中、金物屋さんで、ドライトマトを乾燥させるための大ザルを購入。

そして親戚に収穫物を届けて帰宅。

昼間はピッカピカに暑くても、
夜の庭は虫たちがコロコロと鳴き始め、
明け方は結構涼しくて、秋はもうそこまで来ている。
車で走る道路端では、稲が黄金色に実りコウベを垂れ、
ところどころで稲刈りも始まっている。
晩夏だ。

CLOUDY BAY PINOT NOIR 2009

2012-08-23 16:48:50 | vin ~わいん~
19日はオットの59歳の誕生日だった。
来年は還暦。年月の経つのは早いものだ~。

夕飯には、一番ポピュラーなシャンパーニュ、モエ・エ・シャンドンを開けた。

夏の定番、ナンチャッテシャンパーニュ(スパークリングワイン)とはまったく違う。
当たり前だけど…
りんごのようなフルーツの香りの奥にバタートーストのような厚みのある香り、
色も濃く大いに熟成感があり、
味わいはボリューミーでパワフル、
どれを取ってもシャンパーニュの王道を行くようなワイン。
見た目も、グラスを耳に当てて聞く泡立ちの音も、香りも味も、
五感すべてを駆使して味わう幸福のワイン。
誕生日のお陰でおいしくいただいたのでした。

そして、翌朝起きてリビングに入ると…
ソファテーブルの上にこれが。

CLOUDY BAY
MARLBORUGH
PINOT NOIR 2009
(クラウディーベイ ピノ・ノワール 2009)


ニュージーランドのピノは初めて。
長男が気をきかせて用意してくれたみたい。
ピノ・ノワールは気難しいブドウで栽培はとても難しいと聞く。
その中でもニュージーランドは、
フランス以外では最も良いピノ・ノワールのワインを作るところのひとつ。
これまで飲んだことがないので、開けるのが楽しみ!

その夜は、今度は次男がロールケーキを買って来てくれた。

いつもは、
よく言えばクール、
悪く言えばナニゴトにも無関心、
家族のデキゴトなどにはまるで無頓着な息子たちなのだけど、
思いがけないプレゼントにちょっとうれしくなったオットの誕生日だったのでした。

来年の還暦祝いは盛大にやろうね!!
クリュッグかサロンか?
うふっ、楽しみ!!

中国茶の名前

2012-08-21 16:43:41 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
5000種類以上もあると言われる中国茶の名前は、それぞれにたいそう美しい。

例えば…
☆緑茶
 雪水雲緑 白雲毛尖 蒙頂甘露 石上銀針
☆白茶
 白牡丹 白毫銀針 寿眉
☆青茶
 水仙 蜜蘭香 芝蘭香 桂花香 東方美人 翠玉茶 金鎖匙 水金亀 白鶏冠  
☆紅茶
 九曲紅梅 陽羨雪紅

これらはほんの一部だけれども、
葉の色形とか香り、淹れたお茶の色など想像に余りある。
よくぞこんな美しい名を付けた!
と感心したりもする。
ひとつひとつの文字に意味のある漢字の文化を持つ国に生まれて良かった!
と思う。

中国茶にはまりそうな予感

2012-08-20 13:08:28 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
中国へ出張中のオットから、明日帰国するという日にのんきな声で電話。
『(お土産の)お茶のメモを忘れた~。ナンだっけ?』

あれっ、キッチンのカウンターの上にメモが置きっぱなしだったから、
てっきりオットの高性能頭脳の中にインプットしたんだ!と、
ひとりガテンしていたわたし。
ただし、理系にはまだ!?高性能を発揮するオットの頭脳だけど、
固有名詞にはとんでもなく性能が悪化してしまう。
たとえ瞬間インプットしてたとしても、忘却の彼方に消える確立高し。

やっぱりね~~、持ってくの忘れたんだね~~

コレとコレと… と告げるわたし。
中国の紅茶とウーロン茶から詳しい種類の名前を。

これらの名前はにわか勉強。
我が家にある本を調べて美味しそうなのを厳選したのだ。

ワクワクしながら、オットの帰国を待っていたのでした。
オットよりも、スーツケースの中のお茶の方が楽しみだったかも…

買って来てくれたのは…

☆青茶(ウーロン茶)
 ・大紅袍
☆緑茶
 ・安吉白茶
☆紅茶
 ・祁門
 ・金駿眉

の4種類。
以下、ネットなどで検索した結果。

・大紅袍 ダイコウホウ(福建省武夷山市)
 武夷山の岩地に生える岩茶の中で特に優れた4種のうち、一番有名なもの。
 華やかな乳香がし、甘い香りの中にも深みのあるのどごしを感じさせる味わい。
 茶王と言われている。

・安吉白茶 アンキツシロチャ(浙江省湖州市安吉県)
 緑茶だが、「白葉一号」という品種の茶木なので、名前に白茶と付く。
 茶葉がとても細く、綺麗な色。
 繊細で、とても上品な味、後味がとても甘く感じられる。
 ほかの緑茶よりアミノ酸が倍以上あると言われ、健康にも良さそう。
 品質は全国で認められており、多くの賞を受賞している。

・祁門紅茶 キームンコウチャ(安徽省祁門県)
 ダージリン、ウパと並ぶ世界3大紅茶のひとつ。
 祁門香と呼ばれる蘭の花に似た香りは東洋随一とのこと。
 英国に古くから輸出され、英国王室では毎年、
 女王の誕生日にこのお茶で長寿を祝う習慣があるとのこと。
 
・金駿眉 キンシュンビ(福建省武夷山)
 2005年から出した新しい品種の中国茶。
 使った茶木は、武夷山の正山小種(ラプサンスーチン)。
 茶木の新芽しか使わないため、
 6~8万の新芽でたっだの500gの金駿眉にしかならないという、
 とても貴重で贅沢な茶葉。
 中国の紅茶ブームの中、人気No.1らしい。

安吉白茶と祁門以外はわたしの発注(!?)したものではないのだけど、十分満足満足!!
現地の方の案内もあったと思うので、
それなりに美味しく人気のあるものを選択してもらったようです。

金駿眉以外を飲んでみたけれども、
どれも香りがすばらしく、味は変なクセがなくとても美味だ。

今現在、猛暑の中では、もっぱら安吉白茶を冷茶にして飲んでいるのだけど、
これからだんだん涼しくなれば、
暖かい紅茶や大紅袍も、ゆっくりと味わいながら大いに楽しみたいと思うのです。
どうもありがとう!!

中国茶の種類は大変多く、5000種類とも、もっとあるとも言われていて、
それぞれに特徴があり、とても奥深い。
少しずつ、これからいろいろなお茶を飲んでみたいな~~

領土問題で、日中、日韓の間で最近不穏な空気が漂っているけれども、
少なくともお茶の世界では幸福に遊ぶことができる。

週末farmerもまんざらじゃないね

2012-08-13 16:26:18 | maison de campagne ~べっそう~
土曜日は用事で勝浦に行けず。
日曜の天気予報は雨。
今週は勝浦には行けないな、と思ったけれど、
実際、日曜になるとどうも雨は落ちそうにない。
ちょっと覗いてこようか。

途中、激しい雨になったけれどその時だけで、晴れ模様。

ミニトマトの最盛期で、
赤や黄色に熟れたミニトマトがたくさん。
来て良かったね。
一週間置いておくと、熟れすぎて木から落ちちゃうもんね。

でもでも、
ちょっと気になるブルーベリーおじさんのところも覗いてみようか。

すると、ここでも黒く熟したブルーベリーが先週よりもたくさん。
朝8時現地集合の約束には5時間遅れだけど(!?)
収穫に協力してあげましょう。

我が庭の野菜たちもたくさん収穫でき、
満足して家路に着いたのでした。

ミニトマト 600g
干して今流行りのドライトマトにしようかな。


ブルーベリー 900g
少しフレッシュでいただいて、あとはジャムに煮ましょう。


野菜
ピーマン ナス 白ナス オレンジパプリカ
焼いても揚げても煮てもおいしい夏野菜たち。
元気になれそう。


連日胸を躍らせたオリンピックが終わり、
静かにお盆を迎え、
オットはこんな暑いときに上海なんか行っちゃって。
無事に仕事を終えて、金曜日には元気に帰ってきてね!
おいしい中国茶をゲットできてることを祈る!
ついでに頼んだキーモン、ラプサンスーチョンなど中国紅茶もね!

そして もうひとつの夏のオトモダチ

2012-08-09 16:41:49 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
連日の猛暑。
ちょっと体を動かしただけでも大量の汗が流れる。

そして感動のオリンピック。
若い日本人たちの活躍に胸が震え、毎日涙するわたしがいる。

…ということで、いつもの夏にも増して水分補給が必要。

今年は、これで乗り切っています!

『安吉白茶』
これは本当においしい!!

オットが仕事関係の中国の方からいただいた茶葉。

他にもプーアル茶とかいただいたのだけど、
ウーロン茶、プーアル茶の類は、きつくて胃に重い。
自分からチョイスする範疇にはない。
ただ最高級のウーロン茶、凍頂ウーロン茶はまったく別物でとてもおいしいと思うけれど、
お高いのでなかなか飲めるものではありません。

この安吉白茶を飲んでみると、
それはそれはふくよかな香りとスーッとした味わい、お腹にしっくりとおさまる穏やかさ。
白茶、というからには色も薄い薄いグリーンで繊細、爽やかこの上ない。

味が紅茶の最高級ダージリンにとてもよく似ていたので、
以前ダージリンでやっていたように、
茶葉を紙パックに入れ水出しして冷茶にしてみたら、
これがっ、まっことおいしい!!
ダージリンじゃないの?と錯覚した。

春に茶葉を摘むダージリンはファーストフラッシュ、
夏のものがセカンドフラッシュと言われていて、
とくにセカンドは、香り、味とも充実しており、「紅茶のシャンパン」なんて言われている。
ということは、この『安吉白茶』は「中国茶のシャンパン」だ!!
シャンパン大好き!なわたしは、
ここにも「シャンパン」と呼ばれる飲み物があるのね!と単純にとてもうれしい。

これら安吉白茶、ダージリン、凍頂ウーロン茶はとても似た味わいで、
やっぱりお茶のルーツは一緒なのね~、とつくづく思う。

ネットで安吉白茶を調べてみると…

中国茶は、その製法から青・黒・緑・紅・白・黄 の6種類に分けられるそうなのだが、
この安吉白茶は、白茶と言っても中国の安吉県で80年代から生産されている緑茶。
茶葉がやや白味がかっていることから、安吉白茶と命名されたらしい。
アミノ酸が通常の緑茶に比べ2倍もあり、それにより渋みを和らげ甘味を引き出す。
茶葉がとても美しく味わいも上品で、
そんなことで上海では大ブレイク中らしい。
お茶のパッケージにも、「浙江省十大名茶」と印されている。

ちなみに中国茶の代表はウーロン茶と思いがちだけれど、
中国国内の消費量は無発酵の緑茶が7~8割というから意外だ。

メダルラッシュのオリンピックもここに来てラストスパート。
安吉クンをお供にテレビ観戦、応援に励み、
オリンピックの終わったころ、ちょうどオットとわたしの誕生日を迎えるので、
ホンモノのシャンパーニュで乾杯~!とゆきましょう!!

あっ、その前にオットの上海出張があるので、
追加の安吉クン、お願いしまーーーす!

8月のオトモダチ あらわる

2012-08-06 14:00:09 | maison de campagne ~べっそう~
一週間経つのは本当に早い。
土曜日はちょうど昼ごろ勝浦のセカンドハウスに到着。
買って行ったおべんとうを食べて、
ギンギンギラギラの陽射しにも負けず外仕事。
先週オットはサンルームの天井の作業しかできなかったので、
茫々に伸びた草を刈払機で刈り取る。
わたしも、しっかり野菜たちの収穫と花壇の中の草刈り。
オレンジ色のパプリカ。


普通のナスと観賞用の赤いナス。


トマト。


トウガラシ。


野菜はこんな感じでたくさん収穫。

サニーレタス、ピーマン、パプリカ、トマト、ミニトマト、ナス、ミョウガ。
残念ながらキュウリは終わってしまった。
普段水をやることができないので、水の必要なキュウリを育てるのはむずかしいのだ。
ちなみにトマトの苗(木?)のそばに近づくと本当にトマトの青臭い香りがする。
苗全体で発するトマト臭。
暑い日差しのもとでは、なんだかず~っと嗅いでいたくなる匂いだ。

夕飯はふんだんにこの野菜たちを使ったメニュー。
お腹からお肌からキレイになれそう。

先週、つぼみの付いていたナツズイセン。
きれいに咲いていた。


オリンピック真っ只中で連日のテレビ観戦。
土曜の夜はサッカー男子や女子の卓球など。
ふたつの金メダルをはじめ、日本の若い選手が大活躍で、
まだまだこの国も大丈夫!!と心強くなる、
大きな感動ももらえるオリンピックだ。

でも… たぶん… 明日の朝は…
オトモダチが…

なので、あまり夜更かしもできず就寝。

そして…
日曜の朝、7時半、まったりと朝ごはんを食す。
我が庭のブルーベリーにミニトマトも添えて。


するとっ、我が家の玄関先の砂利に何かの気配。
その前に車の音もしたような・・・。
ブルーベリーおじさん@腕のいい左官屋さんみたい。
やっぱりね。
勝浦での8月の期間限定オトモダチ。
去年もそうだったんだ。
朝8時におじさんのブルーベリー畑集合だったもんね。

かじりかけのパンを急いでコーヒーで流し込んで、我らもいざ出発。
5分くらい山を登ってゆくと、刈払機の音。
おじさんは自分ちの畑の前の道路脇で、
 といっても軽トラがやっと一台通れるくらいのちっちゃな道だけど・・・
一生懸命草刈りに励んでいた。
ブルーベリーをたくさん採ったあとで話したのだけど、
ここらの山の持ち主がまったく草刈りをしないから、
もっぱらおじさんがやっているらしい。
当然ながらこの辺りも高齢化が進み、なかなかやり手もいないのだ。
かといって若い人がいても、却ってやらないらしい。
そうだね~、きっと。
おじさんは区長さんやいろんな役員もやっているようなので、
地域のためにいろいろと率先してやっているようだ。

おじさんのところのブルーベリーはやっと色づき始めたばかりで、
6本くらいある木にはまだまだ青い実がたくさん。
それでもたくさんの熟した実が採れて、
『全部いいよ~~』と太っ腹に言ってもらったので、ちゃっかりといただきました。
ありがとう!!
たぶんこんなことになるだろうと手土産を持って行っていたので、
ここでも物々交換とあいなりました。
メデタシメデタシ!!


そばにある栗の木も黄緑色のイガイガをたくさん付けていて楽しみなんだけど、
人間より先にイノシシに食べられちゃうみたいで残念がっているおじさん。
ちょうどいい頃かな?と来ると、先客がいるのだそうだ。
イベリコ豚ならぬ、クリリコイノシシ!?贅沢ね~。
おいしいものは動物もよ~く知っているのだ。
おじさんの自宅からちょっと距離があるからしょっちゅう見に来るわけにも行かないしね。

のどかに見える田舎でもいろんな問題はあるのです。

ブルーベリーはお盆過ぎが一番の収穫期なので、またその頃伺いまーーーす!!

その後家にもどり、オットはサンルームの天井を貼る作業。
これはもう暑さとの闘い。
辛抱強いオットは全身汗だくになりながらも作業終了。
取りあえず、日光が素通しだった天井はすべてボードで覆われ、光が遮られ、
普通の部屋になった。要するにサンルームでなくなったってこと。
暑さがまったく違う。
あとは周囲とか少し開いている隙間を埋めればOK。
本当にお疲れさまでした~!

わたしは、もうそろそろ終わりのミョウガを収穫。
ミョウガの植え込みの地面は、ミョウガの花畑と化し、
そうなるともう実がふかふかで食べてもおいしくないのだ。
若い実だけを収穫した。

そして、昨日はまだ青かったトマトがたった一日で赤く色づき、
そんなトマトや赤ジソ、青ジソなども収穫して撤収。

おじさんにもらったブルーベリーは、
我が庭で採れたもの(冷凍しておいた)と合わせて約800グラム。
さっそくジャムに煮て、5ビン完成。
ヨーグルトに添えてしばらく楽しみましょう!

いつかはオランダへ

2012-08-03 22:28:00 | etc. ~いろいろと~
…って思ってたんだ。
マウリッツハイス美術館にあるフェルメール作『真珠の耳飾りの少女』を観るために。

門外不出と言われていた余りにも有名なフェルメールの最高傑作。
それが今回日本に来た。
上野の東京都美術館にて「マウリッツハイス美術館展」。
マウリッツハイス美術館改修工事のためだ。
これは絶対に行かなくっちゃ。
これを逃したら、たぶん生きている間に日本に来ることはないだろうからね。
そうするとウン十万円かけてオランダまで行かなきゃなんないもんね。

オットは20年近く前に、ある手術を受け、身障者手帳保有者。
見た目はわたしよりよっぽど元気そうなのだけど…
よって美術展には無料で入場できる。
おまけに介護者1名も。
今日、オットが休みを取ってくれて行ってきた。

平日でもたくさんの人、すごい人気だ。
会場入り口前では入場まで30分待ち。
真夏の日差しの中、上野公園を歩いて来たであろうたくさんの人たちを横目に見ながら、
葵の御紋、身障者手帳所持のため優先して入れた。
心の中で『すみません。』とつぶやきながら…。

肖像画のコーナーのひとつに彼女はいた。
だけどその絵の手前にはディズニーランドの人気アトラクションのように、
くねくねとロープが張られ、みなさんお行儀よく並んでいらっしゃる。
自分の番が回ってくると、ほんの20秒ほどで絵の前から去らなくてはいけない。
でもくねくねと並んでいる間にちらちら見えていたので、
目の前に来た時には、確認作業のような感覚だった。
彼女の何かを言いたげな視線と、少しだけ開いた口元、
ラピスラズリの青、キモノのような服。
真珠と眼と唇に放たれた光の白。
絵の世界で一番美しい少女に会えた喜びは静かに穏やかに心を満たしていったのでした。

フランス語の『une perle(ユンヌ ペルル 一粒の真珠)』という言葉は、
『とても貴重なもの、とか、珍しい逸品』という意味。
多くの銘醸ワインを生み出すブルゴーニュにはコートドールと呼ばれる黄金の丘があり、
その黄金の丘の連なりが首飾りに例えられる。
ちょうどその真ん中に位置するヴォーヌ・ロマネ(かのロマネ:コンティの産地)を、
『une perle』と言って首飾りの真ん中にある真珠に例える。

少女の付けた真珠の耳飾りを観ていると、
この小さな絵自体もフェルメールの作品群の中の『une perle』なのでは、
という想いが重なった。

間で精養軒にてランチを楽しみ、
ついでにすぐそばにある、
国立西洋美術館の「ベルリン国立美術館展」にも行った。
こちらももちろん無料だし、行かない手はないでしょ。
フェルメールのはしご!
こちらは『真珠の首飾りの少女』。
人出は『耳飾り~』ほどではなくスムーズに鑑賞。
窓からの光に浮かび上がる少女が、鏡の前で首飾りを掛けている姿。
穏やかな日常の何気ないひとこまが、少女の幸せを物語る。
オランダが世界の覇権を握っていたこの時代、
人々の暮らしの中にも豊かな幸せが溢れる場面があったのだと。

展覧会では宗教画やデッサン、彫刻作品なども数多く展示され、
西洋美術を堪能した一日となった。

オットよ、体にはくれぐれも気を付けて、
また貴重な美術展を楽しみましょう!!