art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

パラン ピノ・ノワール 2006

2008-11-25 21:20:38 | vin ~わいん~
夕べ開けたのはコレ。
イズミヤで大量購入の
パラン ピノ・ノワール 2006
¥2,150 くらい

おととしのワインなのでまだ若い。
オットは酸が強いって言うのだけど
酸好き!!のわたしはそうでもないよ。

色はきれいなルビー色。
口に含んでもバランスよく、
やっぱりパランはおいしい!!と満足。
ボリューム感には欠けるけれども
味わいは深く余韻も結構あり
秀逸なワインです。
作り手の気持ちがこもっている。

今夜も残りを飲みました。
いよいよ丸くなってふくよかでよいワインです。

メニュー。

タイの塩焼き
かぼちゃと玉ねぎの焼き浸し
葉野菜とマッシュルームとくるみのサラダ

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先日行った房総のパン屋さん、『タルマーリー』さんが
今朝の読売新聞の千葉版に写真入りで出ていました。
なんてタイムリーなんでしょう!!
わたしたち・・。

行った時に写真を撮ったりされていたのは
新聞社の記者さんだったのですね。

パン屋から始まり、
その目線の先には南房総のコミュニティーを作ろうって
大きな志をお持ちのご夫婦です。

先月行った大多喜のハーブガーデンで
30日にイベントがあり、
タルマーリーさんも参加されるみたい。
ぜひそれにも出かけたいな!
自分の思いがこんな風につながってゆくのはとっても面白い!
好きなこととかやりたいこととか追ってゆくと
次第にこんな風につながってゆくのだな…。
今更ながらそう思う。

タルマーリーさんのブログを拝見して、
ご主人が昨年の ap bank fes にお店で参加されていたことを知り
これまた本当にびっくり!
ミスチルの桜井さんを見て感激されたことが書かれていて
ここでもつながってるぅ~ってうれしくなった。

次にタルマーリーさんに行くことがあれば
ぜひお声を掛けたいな。

房総へ…

2008-11-23 22:19:24 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
3連休の中日の今日は房総ドライブ。
いすみ市にあるブラウンズフィールドでイベントがあるということで出かける。
マクロビ的オーガニック的生活にベクトルを合わすべく
最近見つけたサイト。

ナビに感謝しつつオットはハンドルを切り、
いよいよ現地に着いたのだけど、
なんせ、きっちりきっちり計画を立てて…が苦手のB型夫婦のわたしたち。
駐車場がいっぱいで入れず、、 悲し、、
しょうがない;; と出発し、
そしたらすぐそばに、ネットで見ていたパン屋『タルマーリー』が。
ここは天然酵母パンを作ろうと古民家に移り住んだお若いご夫婦が始めたパン屋。

田舎の親戚の家を思わせるような母屋があり、
右手に納屋を改造した工房と店舗。
よく雑誌で見かけるナチュラルライフが目の前にある。
こういうことって、
単なるあこがれであっても実現させることはとても難しい。
それを実際にやっていて、しかも、
その存在が世の中に知られているっていうのはすごいこと。

イースト香ではない、
大地が香るようなパンの焼ける香ばしい香り。
これが天然酵母の香りなんだなぁ・・。
酒種あんぱん、チーズのパン、ホワイトチョコを練りこんだパン、
玄米パンなどを買って、
外でコーヒーを淹れてもらって食べる。
どれもずっしりと重く存在感があり、
でもヘビーな感じではなくて体に心地よいおいしさ。
感動!!

ごく近くのブラウンズフィールドでイベントがあるので
このパン屋にもお客さんがたくさん。
見る見る売り切れ。

若いオーナーご夫婦の一生懸命な姿は
こちらの気持ちをあったかくさせてくれて
おいしいパンとともに
大きな余韻を残してくれました。

ブラウンズフィールドもこのパン屋さんにも、
思いがけず若い人がたくさんいた。

都会で無機的に、
心を失ったような生き方をしているイメージのあった若者たち。

でも、本当はこんなナチュラルな生活を求めているんだ、
自然の中には、飾らない、
肩書きやブランドとは無縁の地に足のついた暮らしがあるんだ、
って。
そんな生きることの本質を求めて来てるんじゃないかな?
ってふと思ったりした。

大量消費の世の中はもう時代遅れ。
物を大切にし、循環型の生活が実現できればと思う。

ここに集まった若者たちを見て、
世の中はそんな風に少しずつ変わってきているんじゃないかと
心強く思った一日でもありました。

それにしても
いいなぁ~、田舎暮らし!


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帰路、イズミヤのリカーショップに寄り
頼んでいた、
フランソワ・ラマルシュとパランのブルゴーニュ赤を
1ダースずつ持ち帰った。
これでこの冬の赤は安泰だ。
それぞれ2,500円台、2,100円台は破格。
ありがとう!店長さん!


デュック・ド・レイボー グラン・キュベ 2004

2008-11-22 21:14:23 | vin ~わいん~
赤が続き、今宵はスパークリングワイン。
フランス、地域がどこなのか???なのですが
エチケットには、
ブラン・ド・ブラン とか グラン・キュベ とか…
まるでシャンパーニュのような気品ある雰囲気。
でもこれは
vin mousseux。
シャンパーニュではありません。

デュック・ド・レイボー グラン・キュベ 2004

¥1,200 くらい カルフール


蜜の香り、トースト香もして
スパークリングワインにしてはなかなかの出来。

クリスマス、とかイベントではないにしても、
これから華やぐ時期。
ちょっと気分を変えたいな、、とか
オシャレに決めたいな、、なんて時にぴったり!

メニューは、
本当にこれは初めてかも、、完璧ベジタリアン。
動物は食べてません。。



里いものかば焼き 蒸しブロッコリ添え
厚揚げのネギソース
野菜とミニミニパスタのスープ
ディップ2種 ヒジキとオリーブオイル 豆乳ジャム
天然酵母パン ごまパン

里いもも厚揚げもおいしかった。
ひじきのディップはオリーブオイルのおかげでイタリアンに変身。
なんだか不思議な味。
和風のあっさりトリュフペーストみたい。
豆乳の方も少し甘かったけれども、とてもおいしい!!

次男のアトピーの悪化で、いろいろと試行錯誤。
動物は魚介類以外しばらく口にしないことにする。

ネットで検索すると、
ベジタリアンな人たちはたくさんいて、
しかも最近増えているような気がする。
レシピ本もたくさん出版されていて
今日のメニューも、買った本の中から作ったもの。

幸い、無農薬野菜を毎週配達してもらっていて
(産直だからお値段はとても安い!!)
隣の生活クラブ(ギョーザ事件の生協ではない)は
品質にはお墨付き。

まず、体に良くないものを排除して、
さらに添加物のない安全な食品を取り入れることで
少しでも体を健康に近づけて行かないと。
でも、ストイックにならず、楽しく!

週末の時間のある時は
こんなヘルシーメニューもいいな!!

ワイン@冬支度

2008-11-21 14:21:21 | vin ~わいん~
オットが、どうしちゃったのでしょ?
おととい一度にワインを4本も買ってきました。

ルイ・ラトゥール マコン・ヴィラージュ 白 ¥1,800 × 2
東京八重洲地下 リカーズ ハセガワ

フランソワ・ラマルシュ ブルゴーニュ 2006 赤 ¥3,080 × 2
イズミヤ リカーショップ


この2本は、この1週間で飲んだもの。
両方ともコストパフォーマンスが高く
お値段の割にはとてもおいしかったもの。

うれしいなぁ~~♪


期待して開けたにもかかわらずおいしくなかった・・・
というのが一番がっかり。。

これはどうだろう??
って期待と不安の入り混ざった気持ちで開けるのも
なかなかスリリングでよいのだけど、
これは大丈夫!!絶対おいしい!!と安心して抜栓できるのは
気持ちのいいものです。

そんなワインたちであります。


その後、フランソワ・ラマルシュの方は、
イズミヤのショップでオットが交渉の結果、
12本で格安値段でご提供!とのこと。
この2本も含めて12本にしてもらいます。。

ついでに我が家の好きな作り手、パランの赤も12本で格安値段にしてくれた。
大丸でほとんど買わなかった(買えなかった?)分、
イズミヤさんで調達します。

しばらく赤は安泰でございます。

あとは白・・・。

ウイリアム・フェーブルのシャブリもいいのだけど、
これから寒くなるにつれて、
もう少しこくのあるリッチ感のあるシャルドネがいいな。
2,000円台前半までで何かないかな?

と、こんな風に探すのも楽し!

フランソワ・ラマルシュ ブルゴーニュ赤 2005

2008-11-16 21:38:49 | vin ~わいん~
さて、今夜は少しいいのを開けようか!ってことでコレです。



フランソワ・ラマルシュ ブルゴーニュ赤 2005

イズミヤのリカーショップにて ¥2,980

以前にも開けたことあるのだけど再度掲載。
このドメーヌはロマネ・コンティを産み出すヴォーヌ・ロマネ村にあり、
もうそれだけでおいしそーーーーな予感。
いやいや、実際飲んでるのでもうお味はわかってますが!

エチケットの赤い蝋の封印模様が印象的。

抜栓。
う~~~~~ん、いい香りです。
色はブル赤に特有のレンガ色ではなく、
ボルドーのように血のように濃い色でもなく、
美しい透明感のあるルビー色。

口に含むと、まず甘味が来て
それから拡がるミネラル感。
やっぱりおいしい♪
ボリュームには少し欠けるけれども、
バランスが見事で、とても秀逸なワインであります。
これは大事に飲みたい赤です。

ブルゴーニュという地域名のワインの中でもかなり上のランクではないでしょうか。
村名を名乗っても決しておかしくない味です。

これはイズミヤでしばらく前に購入したもの。
今はないのだけど店長さんに頼めば取ってくれるかも…ですね。

このフランソワ・ラマルシュの「エシェゾー 2000」が
セラーに3年ほど前から眠っています。
¥9,800

いつ飲むんだろ!?
まだ飲むには早いでしょうね。

これは数年先のお楽しみ!!ということで。


ap bank fes '08 の放送、終わりました。
最後の『to U』はやっぱり心に響く♪
大好きな歌のひとつです。
サリュちゃんの歌声は素晴らしい!!
この曲の『U』(ユニバース)とリンクして
天から降ってくるような、
すべてを包み込んでくれるような歌声は
少しでもこの地球環境を良くしてゆこうという
ap bank の宝だと思います。

勝沼甲州ヌーヴォー

2008-11-16 18:24:15 | vin ~わいん~
先週はコレを開けてみました。
我が家では珍しい日本。

勝沼甲州ヌーヴォー 2008
ヨーカドー ¥1050

ビンは透明で細長くスタイリッシュでとってもおしゃれ!
容量は珍しい500ml。

おいしければリピートするのだけど、
どうも色は透明に近く香りや味も弱い。
スルーしちゃいそうです。


週末はコレを開けました。
以前にも何回も飲んでるコレ。

ジャン・ガロデ 
オート・コート・ド・ボーヌ 2006


写真は以前のものなのでメニューはちがいます;;

東京大丸 春のフェアで 6本 ¥10500 のセットの中の1本

(ちなみにこのセットはとてもお気に入りで4セットも購入したもの)

これはデイリーに飲むのにちょうどいい味と価格。
重くもなく軽すぎることもなく、
ピノ・ノワールの好きなところ、ミネラル感豊富です。
和食にももちろん洋にもぴったり!!

今回のフェアはこんな内容でないのが残念。
なので、セットは購入しなかった…


さてさて今夜は何を開けましょうか!
ただ今我が家は、マクロビオティックプラス魚な食生活。

今夜は、
カンパチの塩焼き
にんじんとしいたけギョーザ
厚揚げの煮豚風 ゆでもやし
小松菜のごまあえ
切干大根煮
おみそ汁

開けたワインはまた後ほどご報告。




今、BSで今年の ap bank fes '08

をやっているので録画♪♪
桜井さん、本当にステキ!!カッコいい!!
このままずっと歌い続けてほしい♪

プイィ フッセ 2005

2008-11-11 20:31:33 | vin ~わいん~
楽しみにしていた東京大丸の世界の酒とチーズフェスティバル。
先週金曜、会社を早退して(まで)行ってきました。
特にこの秋のフェアは一番の楽しみ!!

予想通り会場はすごい人。
まずエスカレーターを上った所にニューワールドがありつかまる。
行きの電車の中がとても暑くのどが渇いている。。
オーストラリアのソーヴィニヨン・ブラン、おいしい。
さわやかで和食にもよく合いそうな感じ・・・。

ニュージーもなかなか良い。

次に日本の勝沼。
白はほとんど甲州。
最近すごくがんばってる感があるけれども、いかんせん弱い。
色も透明に近く香りもうっすら。
樽熟成した年月の経ったものがあったけれど、
香りが独特で、うん~~~!?

次、フランス。
だんだんと核心に近づいてゆく。
上野のレストランで飲んだ
ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌがおいしかったので
探す。
ただのミュスカデしかない。
さっぱりとおいしい。

そろそろ、ブルゴーニュに行かないと!
アンヌ・グロ、ブルゴーニュ(赤)
安心して飲めるピノ・ノワール。
ロゼで有名なブリューノ・クレールのマルサネの赤もある。
こくがあっておいしい。

シャルドネは?
ってことで、一番端っこにあった見たことないエチケットの白。
ドメーヌ・コルディエのプイィ・フッセ 2005。¥3402
結構酔っ払ってたのに、そのおいしさに目が覚める!!
まるで、ピュリニー・モンラッシェ?
オイリーでも重くはなく香りも華やかで
味も申し分ない。
樽の強いのは好みではないのだけど
樽加減がちょうどいい。
ブランドで出されたら絶対、ピュリニー・モンラッシェって答える。
おいしいなぁ~

そこにオットがやってきた。
『これ、超おいしいよ~~~』
オットも納得!!

担当の方も、ムルソーやピュリニー・モンラッシェを抑えて
それよりも上のポイントを取ったんですよ!と。

今回はこれに決めた。
3本購入。。
というか、他にはなかった、悲しいかな。。

いつもブルゴーニュ6本セット ¥10500を数セット購入するのだけど
今回のセットはどうもいまひとつ。
単品もこれ以外は???
高いし…
同じものが(本当に)近くのスーパーで安いもの。


途中、チーズを試食しながら回り、
すっかりワイン漬けとなってしまった。

隣のカウンターバーで
シャンパンを。
モエ・エ・シャンドン のビンテージもの。
2000年、2003年。
2000年が圧倒的においしい。
同じようでも2003はツンとくるものがあり
飲み比べるとよくわかる。
サンドイッチをつまみに
ついでに
生まれて初めての、
ドンぺり☆もグラスに1杯いただいて
ふわふわと夜は更けました。

フィリップ・パカレ ポマール

2008-11-05 21:57:22 | vin ~わいん~
先週末はコレを開けました。

フィリップ・パカレ ポマール 2003

東京大丸 ¥3,000

オットが何気にセラーから出してきました。
何の記念日でもないし
うれしいことも特にないし…
なんで今日コレを開けるの??

オットはパカレを知らないのです…哀し

ネットで値段を調べると
希望価格 ¥10,500
実際に売られている値段は7、8千円台。

去年飲んだシャンパーニュのクリュッグに次ぐお値段でしょう。
No.2を今夜飲むのか?というギモンはさておき……
おいしいものは早くいただきましょう!!

春の大丸の大放出の際、
パカレだっ!!ってわたしがつかんだ1本です。
保存状態とかの問題で安く出していた中のひとつ。
ほとんどシャンパーニュだったのだけど
ブルゴーニュ、ボルドーの結構いいところのワインもありました。

¥3,000は普通は考えられないお値段です。

赤く PP と書かれたエチケットが印象的なパカレのワイン。
まあ、ちなみにわたしも初めて!

抜栓。
う~~ん、すごくいい香り。
息子はぶどうのにおいだっ!って言います。
当り前かっ!!

味は?
ブルゴーニュのコートドールでも南のボーヌ地方。
ここは世界最高の白ワインを生み出すけれども
赤もとってもいいものを造る。

ポマールは力強く男性的。
パカレのポマールもぐいぐいっっと力強くひきつけられる感じ。
熟成したプラムのような濃い味わい。
酸は控えめです。

パカレは自然農法でワインを造っており、
そのせいでしょうか、
心地よい香りの中にふと感じる素朴な味わい。
それが醍醐味なのでしょうね。

そしてノンフィルターなのでしょう、
ワインの色はクリアでなく少しにごった感じ。
そんなところにもビオディナミのかおりがします。

メニューは、、赤らしくないのだけど仕方ない・・

お刺身
にんじんのギョーザ
 ↑
 まいたけもたっぷり入れて甘くて油っぽくなくとってもおいしい!
小松菜の煮びたし
ひじき煮

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今日から大丸の世界のチーズとワインのフェスティバルが始まりました。
いよいよです!!

さっそく覗いてきたオットによると
わたしたち好みのブルちゃんでめぼしいものはあまりないらしい。
近くの某スーパーの方が安いよ!だって。

春のように
大・大・大放出しませんか?
大丸さん!!

イタリア旅行 ローマ~成田 '08.10.9 ~ 10

2008-11-04 12:42:31 | etc. ~いろいろと~
今日は一日ローマ観光。
旅の間は毎日忙しい日程で、丸一日その街の観光はなかったな。

ローマ以南は10月でも結構暑いです。

まず、バチカンへ。

バチカン美術館。
大聖堂を見上げていたガイドさんが、
『大聖堂の上に人がいないですね~
 おかしいわね~』
とさかんにおっしゃっていてその原因が後で判明。

それはさておき美術館へ。
世界のキリスト教の総本山バチカンに集まった数多くの美術品。
世界最大規模の美術館ということ。
壁や天井、飾られた絵画。
圧倒される。

システィーナ礼拝堂。
かのミケランジェロ作『最後の審判』。
人は死んだ後に、天国に行くか、
はたまた地獄に堕ちるか。

本当にたくさんの観光客に酔いそうになる。
人々の熱気と海の向こうの方たち特有の香水の香り。
この人いきれだけでも、絵画に影響があると思うのだけど・・・
まして撮影は禁止。

少しでもざわざわすると係りの人の
『シィ~~~』という声。
  〃   は、世界共通語?

ここは日本テレビと読売が巨額の資金を投入して修復したもので
撮影許可を取るのがたいへんとの添乗員さんの話。
そういえば、お義兄さんも撮影がたいへんだったと言ってたな。

午前中にサンピエトロ大聖堂も見る予定だったのだけど
ガイドさんの予感は当たり、
法王さまが午前中お祈りをなさっていて宮殿の中に入れないという。

仕方がない、、予定を変更してバスはスペイン広場へ向かう。
『ローマの休日』の名場面が思い浮かぶ。
階段付近には人、人、人。
階段の上から下へ降りていったのだけど、もうもうすごい人。
映画ではずいぶん広く感じた階段は結構狭い。
そこに観光客がひしめきあって集まってる感じ。

階段の上で、ガイディングレシーバーにガイドさんの緊迫した声。
『わたしたち狙われてますっ!気をつけてください。
 後ろからジプシーが来ますっ!』
右後ろから子供連れの5、6人のジプシーたちがこちらに向かってやってくる。
ここでひとりでボーっとしていたりすると、
一気にやられちゃうんだろうな・・。
カバンをしっかり体の前にかかえて、彼らが通り過ぎるのを待つ。

勇気あるSちゃんは、しっかり彼らをカメラに収めたぞ。えらいっ!!
一番緊張したのはこのスペイン階段上のジプシーとのニアミスでした。
後で聞くに、ここはスリのメッカらしい。
ツアーに行った人から、ツアーの参加者が被害にあった話をいくつも聞いた。

本当はここでヘップバーンみたいにジェラートを食べたかったのだけど
トレビの泉のそばにおいしいジェラート屋があるとのことで見送り。

そこから歩いてトレビの泉へ。
ここも人、人、人。
彫刻の人物が立ち並ぶ様はただの泉じゃございませんね。
アート、芸術です。
水の色はほんとうに透き通った水色。美しい!

トレビの泉では週に一回朝早い時間に掃除をしていて
某タレントさんがその掃除に行くというのをテレビでやっていた。
でないとこんなにきれいに保てないでしょう。

泉に向かって右手に映画の中でヘップバーンが髪を切った店があったらしい。

さて泉に下りる正面の階段はキケン!とのことで
左手の階段を下りて例の儀式。
日本円の10円、5円を投げる。
またここに来られますように!!
コイン2枚だと恋が成就かな?



さて念願のジェラート。
泉の右手手前に何軒かあり、そのひとつに入る。
「ナカタジャパン」なんて、日本人だったら飛びつきそうなものとレモンのシャーベットにする。2ユーロ。



「ナカタジャパン」は何かのベリーだろう、きれいな赤いフルーツに
黄色い何かフルーツ。ネーミングの理由は不明??
レモンのシャーベットはすっきり甘さ控えめで
どちらもとってもおいしかった。

さてさて昼食。
イタリア本場のピザです。

ここでは白ワインをオーダー。
これまで飲んだワインは結構どれもおいしかったのだけど、
ここの白ワインだけはいただけなかった。
といっても飲みはしましたが・・・。
酸が強すぎて香りも独特。

最初に出てきたのはミネストローネ。
なんだか野菜がくたくたです。。

次にピザ。
直径30センチのLサイズでひとり1枚。
割と薄焼きなんだけど、全部はムリムリ。。
1/3くらいしか食べれなかった。。
でも、完食したツワモノ♀も。
味は普通。

最後にレモンのシャーベット、甘い~。。

イタリアで最後の食事だったのだけど、こんなものでしょう。
味はもちろん最後の盛り付けまで気を使う日本とはおおいに違って、
とりあえずお皿に乗っけてる感の強いお料理たち。
素朴でいいのだけど、
味の点でも素朴に過ぎると・・・。

午後は、再びバチカン、サンピエトロ大聖堂へ。
法王さまのお祈りは終わったでしょうか?
でないとわたしたち宮殿内に入れません。。
そのまま日本に帰ってしまいます。。

広い広~い宮殿前広場はぐる~っと1周観光客が今か今かと待っている。



本日も上天気で、日陰は涼しいのだけど
日向に出ると暑い。
(湿気が少ないせいでしょう、イタリアは日向は暑くても日陰は涼しい)
小一時間は待ったでしょうか、ようやく入り口が開き入場。

ここは、聖ペテロの殉教地で、そこに建てられたことでこの名前が付きました。
入るとすぐ右側にミケランジェロ作『ピエタ像』が。
ミケランジェロ、23歳のときの作品。
キリストの死を嘆くマリアの表情がなんとも悲哀に満ち
胸を突かれる。



宮殿を守るのは、スイス人の傭兵たち。
スイスは傭兵の国で昔からいろいろな国を守ってきた。
ミケランジェロのデザインだという(すごい!!)
オレンジとブルーの太い縦じまの衣装。
いかにもイタリア!という色彩。
確かにルネッサンスの頃に着ていたと思うような衣装です。

傭兵の条件は、身長174センチ以上、イケメン!!というのがその条件だそう、
みんなカッコイイです。



それから地下の駐車場に停めてあるバスに戻りいよいよコロッセオに。

コロッセオのすぐそばには凱旋門がある。
かつてキリスト教を公認したローマ法王、コンスタンティヌス。
そのコンスタンティヌスの凱旋門だ。

これもかなり大きいのだけど、
その横にあるコロッセオは圧倒的な大きさ。
1階が貴賓席で上に行くにしたがって身分の低い人たちの席となる。
中には入らなかったので実際には見ていないのだけど、
今は床面(地面)がなく、地下にあった猛獣を入れておいた部分が見えているらしい。
中には入らなかったので外をぐる~~っと一周した。



生きるか死ぬかのすさまじい剣闘士の戦いの姿に熱狂したエネルギーは今はどこに?

ここを見て終わり、バスはローマ三越へ。
イタリアの街には現代的なピカピカ光るビルはほとんどなく
どれもこれも石造りで、彫刻やら人の顔、姿が乗っかってる建物がほとんど。
ローマ三越もそう。
昔ながらの石造りの建物で、
上階は何か別の店舗か何かになっている。

ついでに自動販売機、コンビニなどもイタリアの街には見当たらない。
ドイツやオーストリアもそうでした。

「コンビニ」のおかげで、
日本人の頭は ♭※&$#? になってしまう という説もありますが・・

確かに、お金を出せばすぐに便利に何でも揃ってしまうと、
人間は工夫する知恵が働かなくなりますね~
「ガマン」することもだんだんできなくなりますね~
こんなに便利になってしまった世の中を逆行することはできないけれども
・・ふとそんなことを思ってしまう、ヨーロッパのシックな街並み。

添乗員さんの話だと
ローマ三越にはあまりブランドは入っていないとのことだったのだけど
グッチ、フェラガモ、など結構有名どころが入っている。
わたしはお土産は買ったので、トリュフのペーストだけ購入。
Sちゃんは欲しいブランドがあったので
ネクタイ、お財布など買ったみたい。

旅行中、想定外にどんどんユーロが安くなり
ここでも円でお買い物をする人たちがいた。

今、11月となり世界的金融不安が高まり
ユーロもドルもどん底。
わたしたちが行った時期はその過渡期だったのだ。
あれからますますユーロは下がってしまった。

イタリアでのすべての行程が終わりバスで空港へ。
夕日が映えて美しい。
アリベデルチ ローマ!!



写真は全然うまく撮れてないのだけど
よたってるところにローマを去るさびしさが出てるよ!
と言って下さる方がいてあえて掲載。

そして、イタリアを歩き回ったシューズ。
どうもありがとう!おつかれさま!



空港で買いものの免税の手続きをし、
夕食まで時間があるので軽食。
カフェテリア風のお店でサンドイッチとコーラを注文。
ウインドウにあるものを注文すると表示よりも値段が高い。
大きいほうのだろうと思ってそのままにすると小さい方。
出てくる言葉を駆使して(?)訴えるのだが通じない。
か、通じない振りをしてるのか?
言葉が通じずもどかしい・・
たぶんあれはぼったくり・・

空港内の免税店をいろいろと見て時間を過ごす。
いよいよ飛行機に乗り込む。
帰りは行きよりも少し混み合っているけれども
結局空席が割合にあってまたもやひとりで2座席を確保。
ゆったり足を伸ばして休むことができました。

夕飯は和食で焼き魚がうれしい。
白ワインを注文し、でも家に持って帰る。

朝食後に爆的睡眠に陥り、体も休む。

成田に無地着陸。
オットが迎えに来てくれているとのメール。
会社を半休して来てくれたみたい。
遊んできた奥さんをわざわざ迎えに来てくれてありがとう!!

雨の成田はムシムシして日本を実感した帰国第一歩でした。

またいつか、ベネチアの迷宮をさまよい、
豊穣のトスカーナの地でワインと美食を味わい、
フィレンツェのルネサンス芸術を堪能したいな。
そして今回行けなかった、
北のコモ湖や南のシチリアにも足を伸ばしたい!!

アリベデルチ イタリア !!
グラッツェ イタリア !!