art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

素敵な宿根草花壇を目指して…

2011-04-25 15:11:17 | jardin ~にわ~
先週末は、野暮用をこなすために勝浦のセカンドハウスには行けず。
日曜、ホームセンターに苗を買いに行った。
欲しかったものが結構見つかったのでうれしいな!

ただ、ジョイフル本田八千代店で発見!した、アルケミラ・モリス。
ここには、北国で栽培されたという宿根草のコーナーがあり、胸がドキドキ!!
そこにあったひと鉢。
あるのを確認してすぐ近くにある安い苗屋に行き、
いろいろ格安苗を購入した後、もどってみるとナイ、ナイ、ナイ。
たった20分ほどの間に無くなってしまっていた。
お店の方に訊いても在庫はないそうだ。
まあ~、たったひとつしかなかったんですけどね~~。
これまで店頭で見たことがなく、とてもうれしい発見だったのに。
モリスの小型のエリスポダを(仕方なく?)買った。

以下、備忘録。

◆ジョイフル本田 千葉店にて
アジサイ グリーングローブ 999×1
キャットミント  299×2
デルフィニウム ミントブルー 299×1
ハツユキカズラ 100×2
ポピー     100×1
アカンサス・モリス   399×2

◆ジョイフル本田八千代店の近くの店(格安でたくさんの種類の苗があり要チェックのお店)
シバザクラ(薄紫)100×2
ネモフィラ 120×2
ベロニカオックスフォードブルー  100×4
ヤロー 100×1
ポリジ   100×2
エリゲロン  100×2

◆ジョイフル本田 八千代店
ブロンズフェンネル  199×1
ペンステモン・ジングルベル 299×1
アルケミラ・エリスロポダ  299×1
ビオラ ラブラドリカ プルプレア  249×1
↑宿根するビオラ!


どこに植えようかって?
先週こしらえたソラマメ(形の)花壇だな。
どんな風になるのか、とっても楽しみ!!

春のワイン

2011-04-25 14:52:45 | vin ~わいん~
先日、オットが買ってきたワイン。
♪シャンパーニュ
 マイィ グラン・クリュ ブリュット レゼルブ (ハーフ) 
 東京大丸(地下のワイン売り場にて) 


♪プイィ・フュイッセ 2008 ドメーヌ コルディエ
 東京大丸 世界の酒とチーズフェスティバルにて ¥3,402

♪アルザス リースリング 2009 レオン・マンベック
 東京大丸 世界の酒とチーズフェスティバルにて ¥2,152


そう、先週から東京大丸にてワインフェス開催中なのです。
毎回、秋と春には必ず参戦(!?)していた私なのだけど、
今回は日程が合わず、どうも行けそうもない。
オットが買ってきてくれました。
いつものプイィ・フュイッセに加えてアルザスリースリング。
気品ある味と香りのリースリングはわたしの好み。
これから少し暑くなった時などぴったりでしょう。

それからハーフのシャンパーニュ。
勝浦に行った時のためにということで、ハーフなんでしょう。
ピンクのリボンなんかちょこんと掛かっててカワイイ!
某記念日もあったからね…。
ありがとう!!
でも今回はやぼ用があって勝浦には行けず、
お楽しみは次回に!

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週末に開けたのはコレ。
某記念日だったのでシャンパーニュ。

ポメリー グラン・クリュ 1996


シャンパーニュのビンテージものです。
数年前の大丸のフェアの時、なぜか地下のワイン売り場でシャンパーニュ大放出!!
その時に購入したたくさんのワインの最後の1本となってしまった。
後生大事にしていても、いつ大地震で飲めなくなるかも…?
って、記念日にこじつけて抜栓。
色は濃く熟成感ありあり!
15年熟成だよ~~!!
15年経っても最高のポテンシャルで迎えてくれたワインでありました。

クラシック? それとも モダン?

2011-04-20 09:50:50 | vin ~わいん~
近くのスーパーで専門店のセール。
5,000円お買い上げごとに500円の商品券がもらえる。
本当は3月にやる予定らしかったのだけど、震災のために今月に延期。

さっそくオットが、リカーショップ SOLの店長さんにワインを注文した。



◆フランソワ・ラマルシュ (右側)
 ブルゴーニュ赤 2008 \2,100×12
  蜜蝋で封印したような柄のエチケットがとても印象的。
  味もクラシックで少し重厚な感じ。 

◆パラン (左側)
 ブルゴーニュ赤 2007 \1,950×12
  ラマルシュとはまたまったく違うシンプルモダンの極みのようなエチケット。
  やはり味も軽めで、オットのお気に入り! 

これではちょっと足りなさそうなので…
◆ソレール泡 \1,180

合計 \49,780

     
惜しくも220円のマイナス、なので~

◆クリスマスローズ苗 \280×2

合計 ¥50,340

500円商品券×10枚=5,000円

よって45,340円のお買物となった。
ブルゴーニュワインは円高還元もあり、かなりお得な買い物。
店長さんありがとうございました!

ソラマメ花壇を作る

2011-04-18 08:30:17 | maison de campagne ~べっそう~
この週末、土曜日の昼前に(地震が)揺れたのだけど、
そろそろ野良仕事に励むべや~ってことで泊りがけで勝浦のセカンドハウスへ。
途中、花の苗など買って。

玄関のしだれ桃が満開~♪





そう!この時を待ってたんだ!
1年に1回しかない、まるで七夕の織姫と彦星のような出会いだ。
週末にしか来られないので、そんな感覚になってしまう。
ちょうど満開の時に来ることができて幸せ!
薄いピンクから濃いピンクのグラデーションの花色がとても美しい。
去年と同じ、しだれ桃姫にはやっぱり『ももいろメルロー』でしょう。
夕飯のお楽しみ!


買ってきた苗を植え付ける。

デルフィニウム。

茎が長く濃いブルーの花が清々と美しい。

カンパニュラ。

去年から欲しいと思っていた花。
小道の端、焚き火に近い方、ラムズイヤーの後方に。

アッツ桜。

玄関の角へ。

シマトネリコ。
よくガーデニングの本でも紹介されている木。
大きくなることを祈ってエリアの真ん中に。

その他、濃いピンクのシバザクラ。
シバザクラは、無事に越冬して春にはひと回りもふた回りも大きくなることがわかった。
もっと殖やそう!

日陰にクリスマスローズも植えた。

そうこうしているところに、草刈りM氏@山形弁さんが。
暑い1日だったのでアイスコーヒーを飲みながらデッキに腰掛けておしゃべり。
田舎暮らしのいろいろを語る。

夕飯は。
肉も魚もなく、卵やあるもので作った。
ハムとオニオンのオムレツ
グリーンとツナのサラダ
ピーマンのおかか炒め

もちろんワインはももいろメルロー(ハーフ)
ひと月以上も勝浦には日帰りで来ていたので、ここでワインを飲むのは久しぶりだ。
これまた久々のホンカクテキ野良仕事の後の至福の時。
わたしにはこんなに野菜たっぷりの食事はちょうどいいみたい。

さて日曜は、お向いさんが野菜をくれた。
大きな大きな小松菜。
葉の1枚で顔が隠れるくらい大きい!
普通の大きさの小松菜も。
ほうれん草も。
ありがたや~~。
そろそろ菜花も終わり、普通の(!?)春野菜の収穫期。

敷地の真ん中辺り。
栗の木、コナラなど雑木が少々周りを囲んでいるのだけど、
結構広いスペースをどうしようか?
中に花壇でも作ろうか。
ってことで、いざブロックと土を買いにホームセンターへ。
円柱が連なったようなブロック35個  \98×35
土15袋 \198×15
バーク堆肥2袋 \398×2

オットが土の上に線を引いてゆきブロックを並べる。
中に土、堆肥、苦土石灰を混ぜ土づくり。
できたのがコレ。



ソラマメ? クレヨンしんちゃん? タカアンドトシのトシさん? オタフク?
イマジネーション、湧きますね~。

残念ながらソラマメは植わってません。。
たまたま形がソラマメ形。
これからソラマメ花壇と呼びましょう。
ちなみに真ん中に植わっているのは元々あったチャイブ。
まだ若干土が足りないので来週は追加の土を買ってゆきましょう。
土づくりの後、どんなレイアウトにしようかと今から楽しみ。

さて、庭の様子は?
ハーブ畑はそれぞれが大きくなってこんな感じに。



緑色でも黄緑、ディープグリーン、白っぽいグリーン、銀葉、いろいろだ
テクスチャーも、厚くて表面が毛ばっているもの、ツヤツヤのもの、柔らかいもの、堅そうなもの、いろいろだ。
でも、ハーブは何と言っても香りがいい。

少し視線を右に移してアーチを臨む。

アーチの左右の足元に絡むモッコウバラの葉がワサワサと出てきた。


そこからさらに右へ。
大きな切り株の椅子のエリア。
向こうにソラマメちゃんも見えます。

栗の木の下は、日陰でもよく育つものが中心。

建物に近いところの長い花壇は今やチューリップが満開。



ただし、去年咲いたピンクが咲かないな~?
黄色が優性なのかなぁ~?

玄関側は、わたしの思い描いていた土の見えない花壇になった。

グラウンドカバーたちが増えに増えて、
ヒメヒイラギ、オダマキ、パンジーなどにまとわりつくように広がったのだ。
これぞ春!!



建物沿いのミニフェンスにはヘンリーヅタ。


南側のミニ花壇のヘンリーヅタと同じくらい葉が付いた。

中央に見えるのは少し葉が出始めたカシワバアジサイ。右手にもちっちゃいのが。
葉っぱがバンザイしてる~

中央のカシワバアジサイのすぐ左に白花のアスチルベ。
左端にはジギタリス。
いずれも冬にはほとんど地上部がなかったもの。
他にはギボウシやリシマキアなど、
ここは午後は陽が当たらないので日陰でもよく育つシェードガーデンになっているのだ。

あと今回は家の敷地の角の細~い葉のグラス(名前がわからない)を抜いた。
どうにも美しくないので抜くことにした。
その代わりにクリーピングタイムを少々株分けして植えてみた。
育ったらラッキー、もしだめだったらまた別のものを植えてみよう。

くったくたになって、
だけど、心地よい疲れを体にまとって千葉へ戻る。

お皿の上のボーダー

2011-04-15 08:36:59 | pain ~ぱん~
今朝の朝食~♪

我が家の朝は早く、朝食は6時40分くらいに摂る。
ほとんどパンとコーヒー、果物くらいで簡単なのだけど、
仕事プラス(福島方面の)従業員のメンタルケアに、
それこそ心を砕いているオットのためもあって、
今朝は少しボリューミー。

グリルパンでパンを焼いた。
ボーダー柄がかわいい!




春の女性ファッション誌は、
これから来る暖かい季節用にボーダー柄のTシャツなんか特集する。

そう言えば、ボーダー柄のTシャツなんて最近着てないなぁ~

春らしい買い物をして、
ひとりひとりはわずかだけれども、
そんなわずかが集まって少しでも世の中が潤えばいいなぁ!
そして人々の心が潤えばいいなぁ!

白い花

2011-04-11 12:54:08 | etc. ~いろいろと~
勝浦から持ち帰った花たち。

白のラッパスイセン、小さな白いスイセン、スノーフレーク。
透明のピッチャーに活けてみた。
白でもアイボリーに近い白、透明感のあるレースのような白、こっくりとした白、
いろいろな白がある。




阪神大震災後に天皇皇后両陛下が被災地に赴いた際、
皇后陛下が皇居で自ら手折ったスイセン17本を持って見舞われたという。
今そのスイセンは何らかの方法で永久保存されているらしい。

白い花の向こうに被災地を想う。

春を満喫~♪

2011-04-11 08:35:39 | maison de campagne ~べっそう~
土曜日にホームセンターで花の苗、種、肥料などを買った。

今回購入したもの。
苗…スカビオサ、デルフィニウム
種…ジニア
球根…ゼフィランサス・カリナータ

それと先日近所で買った苗。
ユーフォルビア・マルティニー(この間のと同じもの 最後のひと株が残っていたので)
 これはこれまでユーフォルビア・プルプレアだと思っていたけれど
 マルティニーだった;;
 ただ勝浦に去年植えたものはプルプレアに間違いない!のだけど…
シバザクラ(薄いピンクと白のミックス花)
クチナシ(これは苗とは言わないかも、幼木というのかな?)

千葉のベランダで苗を育てたもの。
ローズマリー…勝浦で地植えだと枯れるので鉢植えにするため
クリスマスローズ…ベランダ育ちだとちっとも大きくならないので勝浦の庭に地植えするため

土曜は雨だったし、週末に大きな余震もあったのでやはり今回も日曜に日帰りで勝浦へ行った。
満開の桜と菜の花を花見しながらドライブ!!
朝8時過ぎに千葉を出て、10時頃には勝浦のセカンドハウスに到着。

玄関側のしだれ桃が迎えてくれた。





去年は4月10日で満開だった。
さて~?
今年は寒さが続いたせいか桜の開花も遅かったけれども、
しだれ桃姫もまだ3分咲きといったところだ。
1週間後にちょうど満開を迎えますように!

庭仕事がたくさんで忙しい~
持っていった苗の植え付け。
花壇としているスペースにはあまり余裕がなくて、
空いているスペースと花の特徴を考えつつ植えていった。
玄関側にはスカビオサの苗、ゼフィランサス・カリナータの球根を植え、
千葉から持って行ったクリスマスローズを。
栗の木の下にユーフォルビア・マルティニー、シバザクラ。
そこからの延長上の小道の脇にデルフィニウム、クチナシ。
いくつかある大鉢には、ローズマリーを加えた。
ジニアの種播きは、いまいち場所が定まらなくて来週にしようっと。
って言うか、なんだか疲れてしまって…。

オットが途中コメリに行ったので苗を少々頼む。
可愛くて大好きなネモフィラとワスレナグサ。
ネモフィラはハーブサークルの外側の空いているところへ。

ここにあったグラウンドカバーのディコンドラが枯れてしまったので;;

ワスレナグサは鉢植えがリーフばかりになってしまったので色を添えるために。


こうしてみると、
白~ブルー~紫 の花色のなんと多いことか。
涼やかで好きなのです。

それから、こぼれ種で増えたガウラの苗を庭のあちらこちらに植えかえた。
ホームセンターで同じ苗を298円で売ってたな、と。
こんなに簡単に増えるのにちょっと高いんじゃないの?と思ったりする。
これは元のガウラ。すごく大きくなった。


これもこぼれ種で増えたもの、オダマキ。

『オダマキさ~ん』って言うと、
『は~い』ってたくさん返事が返ってきそうな…。

この1週間で植物たちは目を見張るばかりによく育った。
全体的に扁平だったものが、光に向かって垂直に伸びた感あり。

ワインレッドのクローバー。

平らに広がりツヤツヤしていたのが立体的に伸びている。
ちっちゃかった葉もひとまわり大きくなった。

カラミンサ(真ん中)。

これもこんなにこんもり。

イタリアンパセリ。

1年草なので冬に枯れるかと思ったら、ど根性でまた復活だ。

これらも思いがけず、復活したもの。
アスチルベ。

白~ピンクの楚々とした花が清涼感があって好き。

ナデシコ。

あきらめていたのにまたツヤツヤとした葉を付けた。

ミヤコワスレ。

こんな名前、誰が考えたのでしょう?
日本語は美しいね。
ちょこっと絡んでるライムイエローのリシマキア。

ベンケイソウ。そしてまたまた絡むリシマキア。

シルバーグリーンのミニブーケのよう。
色といい形といい質感といい絶妙、自然の妙と申しましょうか。
わたしのお気に入りショット。

その他、オレガノとかミント、タイムなどのハーブもこんもりとお椀を伏せたようになっている。

アジュガのもも子(商品名、かわいい!)。

もも色の花が咲き始めた。

ユーフォルビア・プルプレアが咲いた。

とても個性的で、何気ない庭にピリッとアクセントを付けてくれるスパイスのような役割。
グラウンドカバーのグレコマは薄紫色の花をますますたくさん付けて、
斑入りのシルバーグリーンの葉と美しいコントラスト。

球根の花々。

まるで貴婦人のような気品ある白のラッパスイセン。

手前の小さなチューリップの蕾と何やら会話しているみたい。

ミニスイセン。

小さいのに香りがすごい。

スノーフレーク。

まだこれからしばらく楽しめそう。

ワインレッドの美しい色、チューリップ。


数種類のギボウシ、葉が出てきた。

先週、3センチくらいの芽をたっくさん出していた大きなギボウシがこんなことに。


斑入りのギボウシ。


亡き父が育てていたギボウシ、薄緑色で少し斑が入っている。


我が家では珍しいピンクのクリスマスローズ。玄関側に。


フェンスに絡まるヘンリーヅタ。

ここは日当たりがいいので芽がこんなにたくさん。

アーチに絡まるモッコウバラ。

葉がたくさん出てきた。

まるでオブジェのようなアジサイ。


こんな感じで春は進み、ますます人間さまの外仕事は大変になるけれど、
それもまた楽しみ!

帰り際にまたもや草刈りM氏@山形弁宅に寄ってみた。
手作りのパン@鶏の丸焼き風を持って…。
パンはちゅーすけ@パグ犬の大好物なんだ。
塩も砂糖も控えめにして、アレルギー体質のちゅーすけにも大丈夫なように。
ちゅーすけの妹犬が福島にいて被災犬となったらしく、
M氏の娘さんが預かっているらしい。
よかったね~、ちゅーすけ。
妹犬はちゅーすけの半分くらいの大きさらしい。
っていうか、食いしんぼちゅーすけが太りすぎ?

昼間は背中が焼けるほど暑かったのに、夕方になるとさすがに寒い。
不作だと言うタケノコをゆでたものをいただいてしまった。
ありがとう、M氏。

久しぶりに外仕事をガンガンやり、
すっかりくたびれ果て、帰途に着いたのでした。

パンを焼く楽しみ

2011-04-09 16:50:26 | pain ~ぱん~
時々パンを焼く。
週に1~2回。
節電のためあまり電気オーブンは使いたくないのだけど、
自分と家族の楽しみのため。
7年前にこのマンションに移ったのだけど、
ここでは給湯やガスレンジ以外にはガス機器は使ってはいけない。
それまでガスオーブンでパリッと短時間で焼けていたパンが電気でしか焼けないことは、
ちょっと残念だったものだ。

震災以来、パンが品薄。
今ではスーパーの棚にはほぼ戻ってきたけれど、
またパン作りが復活したのだ。
ただし、パンに使う強力粉もやや品薄だ。

だいたいいつも同じ生地を使って、中に混ぜ込むものや成形で変化を付ける。

お気に入りは、右奥の鶏の丸焼きのような…太もものようなユーモラスな形。
スライスして普通にトーストしたりチーズをのせたり、
サンドイッチにしてもおいしい。
手前左はチョコチップを混ぜたもの。
真ん中はあんパン。そしてバターロール。

こうして焼いたパンは、
実際に朝食として食べる時にはなるべくオーブントースターは使わず、
(こんなところで節電して…)
ガス火で温める。

お鍋にアルミホイルをくしゅくしゅにして敷き、ロールパンなどを置いて、
少しだけ水分を指で振って補ってからフタをして2~3分温めるのだ。
底に当たったところが少しだけ焦げて香ばしい。

スライスしたものは、グリルパンで焼く。
しましま模様が楽しくてかわいい。
これまたトースターで焼くのと違い、香ばしく野性味があってちょっぴりキャンプ気分。

そうそう、子供たちが小さいころの話。
わたし「パン作ったから食べてネ!」
こども「ええ゛~~~、
    お母さん、
    パンツ食ったのぉ~?」

素敵な記憶があるからこそ 前へ…

2011-04-03 16:42:51 | maison de campagne ~べっそう~
人間はものごとを忘れてゆく。
でも、忘れないでしっかり記憶に残ることもある。

勝浦セカンドハウスの庭を作り始めたのはちょうど一年前。
それから例年にない猛暑を乗り越え、毎日のように霜の降りる冬を過ぎて、
季節は循環し4月となった。
植物たちは淘汰され、この環境で生き永らえたものだけが残った。
枯れてしまった植物たちのことを忘れず、
残ったものを大切に、そしてあらたなチャレンジもして、
これからの庭を作ってゆきたいと思う。

これから毎週毎週勝浦に行くのが本当に楽しみ!
去年の記憶を呼び戻して花盛りの庭を想像する。
植物は芽ぶき、葉が茂り花を付ける。

入り口からだんだん中に入ってゆこう!

まずフェンスの外。
私はてっきりセットバックしてフェンスを設置してあったと思っていたのだけど、
どうもこのエリアは我が敷地ではないらしい。
でも銀座の一等地ではあるまいし、
持て余すほどの土地がある田舎ゆえ、
20センチほどのはみ出しは許していただきましょう。
寒い冬に葉も褐色になり縮こまっていた感のあるクリーピングタイム。
今では葉は生き生きと濃いグリーンとなって繁茂しつつある。

少々車輪が乗っかろうとも、人が踏み込もうとも、
タイムの豊かな香りが立ちのぼってふっと幸せな気分になれるといいな、と思うのだ。
左側には、フェンスの内側から伸びてきたリシマキアが根を下ろした。

敷地の中へ入ってゆこう!


玄関前の庭のまずはフェンス側。
しだれ桃がこぼれんばかりにたくさんの花芽を付けている。

淡いピンクがやさしくとてもかわいい。
中でも濃いピンクに色づいたものは今にも咲きそうだ。
その桃の根元にはハナニラの花が風に揺れる。

先週はまだ白い花弁で1輪だけだったけれど、今週は数も増え薄い紫に色づいた。
去年も書いたけれど、わたしには、しだれ桃姫のお側に侍る侍女たちに見えてしまうのだ。
姫が美しく成長し花が咲くのをお側で見守る侍女たち。
来週には桃姫の開花が見られそう。

その近くには大株のギボウシの芽。

いったいいくつ芽があるの?
葉が出てきたら株分けしましょう。
子孫を増やしましょう。

敷地の角にあるレンギョウには黄色い花。
鮮やかな黄色がパッと目を引く。


玄関前でも建物側に目を移すと…。
先週植えた後輩ユーフォルビア(左)と先輩ユーフォルビア(右)が並ぶ。

雨が少なかった先週だったけれど、乾燥気味を好むユーフォルビアは植えっぱなしで大丈夫だった。
先輩はこんな感じでこれも来週には目玉のような黄色い花を付けそうだ。

先輩の後ろにあったソテツが枯れかけたので切った。
その後ろにはレンギョウ?
これにはオットもわたしも記憶になくて…、
確かに緑の葉っぱはたくさん付けてたけど、去年黄色い花って咲いてたっけ?
草刈りM氏@山形弁もその日は音沙汰なく、突っ込む人もだ~れもいなくて
ふたりでボケてしまった。
イケナイイケナイ、忘れた記憶のひとつかな?

そしてグレコマには紫色のちっちゃな花がたくさん付いた。

グレコマとリシマキアを見てオットは、
『これ(グレコマ)って、雑草?』
『違うよ~、グラウンドカバーで植えたグレコマ。』とわたし。
確かに出で立ちは雑草っぽいけどね、どんどん辺りかまわず増えてゆく様子も雑草っぽいけどね~
このエリアを我がもの顔で席巻しそうなので、そのうち刈らないといけないね。

家の南側のちっちゃな花壇。

小さなフェンスにはヘンリーヅタが絡んでいるのだけど、葉が落ちすっかり枯れてしまった。
もうだめか?と思っていたのだが、
春になると正直なもので芽吹いて来た。


その前の我が家のメイン花壇。

小さな白いスイセンに加えて、白と黄色のラッパスイセンも咲き始めた。

スズランの花を少し大きくしたようなスノーフレークも。

その何とも言えず可憐なうつむき加減の花の姿はずっと見ていたいほど愛おしい。

先週蕾を付けていたチューリップはクロッカスに似たピンクの花。
白くて細い花弁のチューリップも見える。

変種なので花を見ただけではチューリップとわからない。
これらは夕方になると、遊び疲れたこどものように花弁を閉じていた。

この花壇は今月末には色とりどりのチューリップが咲き、
周りにはパンジーやビオラが色を添えて大盛り状態となる。
そんな去年の様子を思い出すとワクワクするなぁ~

そしてこれが今のハーブ畑。真冬よりは少しモリっとしてきました。

フェンネルのこぼれ種から新しい芽がたくさん出て鮮やかなグリーンが美しい。

ベルガモットも地下茎が伸びてあちこちから顔を出す。

これらはわたしの中では想定外で、こちらが手を掛けずに増えてくれるのはうれしいことだ。

オレンジミントにスペアミント。

爽やかなミントの香りには庭仕事をしていても癒される。

その他、タイムやオレガノも元気に育っている。

ほどんと葉が落ちあきらめかけていたセージ。
数枚の葉が生きていることの証明。


株分けしてあったラムズイヤーも元気だ。


残念なことは、ハーブの王道、ローズマリーやラベンダーがここではうまく育たないこと。
苦灰石灰を撒き土の酸性度を中和しているのだけど、
気候の影響かほどんどが枯れてしまった。
千葉でローズマリーの苗を育てているので、再度チャレンジしようかとも思っている。

ハーブ畑の向こうに先週作った畑の畝。
左側には元々あったニラを植えなおし、右側にバジルなどを種まきした。


ハーブ畑のエリアの隅にはアジュガ。
古い葉を取り除いてやると新しい葉がモリモリ。
知らない間に花の蕾もたくさん付いていた。


このアーチの両側にはモッコウバラを絡ませてある。
冬枯れから一転、こちらも葉っぱが出てきて花が楽しみだ。


アーチから続いて栗の木の下までのエリアは、わたしの一番好きな場所だ。



手前にリシマキア、シバザクラのグラウンドカバー。
その向こうにパンジー、ビオラが色鮮やかに咲き、
ただ今成長期のクリスマスローズが花を咲かせ葉を茂らせる。
そしてその向こうには、
ベルベットのようなテクスチャーのワインカラーのクローバーとブラッククローバー。
土地の若干の起伏に相まって、それぞれの植物がきちんと自分の役割を果たしている感じだ。


その向こうの小道の脇には、
ベロニカマンハッタンブルー(右)と銅葉のヒューケラ。

ベロニカも想定外で冬越しの後大きく育ってきた。
グリーンをはじめレモンライム、オレンジ、ワインカラーなどたくさんの葉色のあるヒューケラが好きで、
7~8種類植えたのだけど、生き残ったのは2種類と、
ヒューケラの和製であるツボサンゴのみ。
本当にうまく育てるのは難しい。

クヌギの木のブランコのそばにあるボケ。
独特のオレンジ色の花がかわいい。


土地の一番奥の菜の花は今が盛り。
勝浦に来る途中の道々でも菜の花とスイセンが目にとまった。
まだ蕾のものを刈り取って食用に。
わたしは、このほろ苦い菜花が大好き。

さて、先週オットが草刈りM氏とツバキの木などを敷地側に寄せるためにやった作業。

紐を内側の木に巻き付け、ツバキなどの木を引っ張ってある。
これで道路を通る車にも迷惑をかけることはないでしょう。
その向こうに家のあるM氏が一番の被害者だったかもしれない…。
ありがとう!M氏。

土曜日はあたたかく畑仕事もはかどる。
せっせとパンジーなどの花柄を摘み雑草を抜き無駄に伸びたものを剪定。
ず~~っとそうして庭にいたいけれど、
いまだに余震も続き落ち着かず泊る気持ちになれない。
慌ただしく日帰りで千葉に戻った。

花盛りのころには、デッキにテーブルを出し、
ゆったりとお茶を飲みながら庭を眺めていたいと心から思うのです。