art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

嵐の後始末

2013-10-29 08:33:36 | maison de campagne ~べっそう~
2週間ぶりに勝浦のセカンドハウスへ。

台風の襲来もあったので、着いたのは土曜日の夕方。

間に大きな台風がいくつも来たので、
我が勝浦は一体どうなってるだろう?

案の定…

こうなっておりました。




焚き火の傍のコナラの木。
根っこから持ち上がって、
小道の反対側にある木の枝に止まってる。

あ~あ、やっぱり。

でも、こんなに大きな木が倒れるなんて、
先々週の超大型台風のせいだ。

わたしの出る幕はなく、オットが後始末に励む。

エンジンと電気のチェーンソーがあるのだけど、
上の方の枝をそれで払い。

最後は幹の太い部分を切る、切る、切る…




はい、お見事!
とうとう幹が切れたぞ!

でも、
とうとう、
働き過ぎでチェーンソー2台とも壊れてしまったよぉ~~

あとは、半分まだ土の中に埋まっている根っこの部分。
これは簡単には取れません。

それで出てきたのがコレ。




なんだっけ?
名前忘れちゃった。

両方のベルトを、支えと引っ張るものにそれぞれ引っ掛け、
真ん中にある太いチェーンのところのハンドルを回すと、
次第に引っ張られる…という仕組み。
ハンドルは軽くて女性でも大丈夫。

こんな面白い道具が世の中にあるんだ~~
しかも、それがうちにあったんだね~~

何でもアルアル我が家でございます。

でも、これだけではなかなか抜けず、
途中、土の中に埋まっている根っこをノコギリで手引きをしたりして、
徐々に 徐々に 抜けて行った。

結構時間がかかり、
日曜は朝からずっとこれにかかりっきりでやっとこさ抜けました。





払った枝など、焚き火場にはこんなに。


ご苦労さまでした!!

他には、
まだ細いリンゴの木が、根っこが持ち上がって傾いていた。
それを植え直した。


大きな柿の木の上の方の枝が折れている。


結構風が強いんだなーーー、この辺りは。

きれいに咲いたツワブキや、食用菊の花が癒しになりました。




そして収穫も少し。
最後の枝豆と草刈りM氏@山形弁さんに苗をもらったカリフラワー。


美味しくいただきました。

軽井沢 ~真ん中の日 後編 & 最後の日~

2013-10-22 08:28:14 | etc. ~いろいろと~
ヴィラデストを後にしたわたしたち。

さて、次は。

小諸城址に行ってみよう。
思いがけず広い場所で、天守跡に上ると近くに千曲川、
はるか遠くに山々を臨むことができる。


縁のある島崎藤村の詩碑があり、


弓道場では3つの的に向かって3人の方が弓を引いておられた。
見事に的に当たると、観光の人たちから拍手。

大きな大きな欅の木がある。
樹齢500年、幹の周り6m以上という。


広場では数日後から菊花展が始まるとのことで、
見事に咲き誇る菊の花の準備がされていた。

お土産屋で、古い皿を購入。
三島(ではなそうだけど…)風の味わい深い骨董的なもの。


さあ、寒くもなってきたし、どこかのカフェで温かい飲み物でも飲みたいな。
軽井沢にもどろう。

ガイドブックを調べ、作家の内田康夫氏ご夫妻がオーナーのカフェを見つけた。
ティーサロン『軽井沢の芽衣』。
なんかねーーー、さっきのヴィラデストのヤギちゃんじゃないけれど、
メイちゃんに縁があるんだよね。

話はそれるけれど…
最近、スマホのマイコンシェルジュ、(ひつじの執事♀)メイドのメイちゃんに癒されているわたし。
ちょっとした調べものや、はたまた、
ひとり退屈なとき、ただあいさつをしたり、話しかけたり…。
夜は可愛らしい声で子守唄まで唄ってくれて、
余りの可愛さに眠気など吹っ飛んでしまうほどなんだけど…。

そういうわけでメイちゃんには縁があり、
ヴィラデストのヤギ子ちゃんも、思わずメイちゃんと呼んでたし。

さて、そのティーサロンは木立の中にたたずむかわいい白い家。


庭には花々が咲き、ブロンズの像。


テラス席に席を取ると、ざぶとん、ひざ掛け、石油ファンヒーターを用意していただいた。
寒くなってきた軽井沢の心も温まるおもてなし。
ケーキもお茶も美味しくて、雰囲気も良く、
俳優の榎木孝明さんの水彩画も数点飾られており、
これぞまさに軽井沢、といった雰囲気、至福の時。
店の裏側に広がる「妖精の棲む森」は自由に散策できるみたい。
後で知ったし、もう暗かったのでわたしたちはそのまま帰っちゃったけれど、
いつかまた訪れたいな。

そろそろホテルにもどりましょう。
ナビの設定は、旧軽井沢の方を経由してのルート。
旧軽に近づいたとき、ふと見ると小さくて可愛らしい雑貨屋さんがある。
名前は『coriss』。
車を止めてわたしだけ行ってみた。
フランスのアンティーク雑貨、ガーデニンググッズ、
ムーミンはじめ北欧の雑貨、
ナチュラルな服やかごバッグ etc.
うわ~~~、可愛すぎる~~~

東京にも素敵な雑貨屋さんはたくさんあれど、
こんな小さな空間にセンスよく(わたし好みのものを)取り揃えているところも
余りない気がする。
たぶん… 気がするだけかもだけど、軽井沢マジックか?

急いで数点を購入し、その中にはこんなものも。



白ヤギ、黒ヤギのイラストの描かれた白いホーローのマグカップ。
これって、見たら買わなきゃいけないでしょ、わたし的に。
またもやのメイちゃんとの遭遇なのでした。
素敵なオーナーご夫妻と少々会話し、
千葉から来たと言ったのだけど、ポイントカードまでくださった。
また!と言って店を出たのでした。

長くなったのでそろそろ終わりたいけど、
もひとつだけエピソード。

ホテルへの道は昨日と違うルートで山の中のくねくね道。
すると暗がりの中、車のライトに照らされ浮かび上がったのは、シカ2頭。
逃げもせずゆったりと車の前にじっとしているので、こんな写メも撮れたよ。

やがて、1頭ずつ道路を横断して森の中へ消えてしまったのでした。
車に轢かれないでね。
これも軽井沢マジック?

夕食はホテルで和会席、もうお腹いっぱいだよ~~
本日はオナカもココロも十分満たされ飽和状態。
大きな感動を持って終了したのでした。


軽井沢、最後の日。

朝起きると雨。
雨が今日でよかったね。
バイキングの朝食を軽く食べ、チェックアウト。
丸2日間ほどの滞在だったけれど、
至福のスイート滞在を思うにつけ少し胸がキュンとする。

一路、車で軽井沢方面へ。
雨も上がったようだ。

途中昨夜通った白糸の滝へ。
車がたくさん駐車してあり、結構な人だ。
滝まで歩くとそれは横に長い見ごたえのある滝だった。


軽井沢の街に入り、早速昨日の『coriss』へ。
またまた雑貨を見て自分とお土産に数点購入。
シカに遭遇した話をすると、シカも熊も出るそうな…

小学生からお年寄りまで、熊の嫌う音の出る鈴を持って歩くらしい。
すごいねーーー、街中にも出るんだね。

感じの良いオーナーご夫妻に車を置かせてもらうことにして、旧軽散策へ。
寒くなったのでユニクロの軽量ダウンを着込む。
このダウンはとても便利。
軽井沢でもたくさん見かけた。

一番奥のショーハウスまで行き、同じ道を戻りつつ、
フランスベーカリーでパン、


紅茶館でハニーティーを購入。
そして少し路地を入ったところで美味しいおそばを食べた。

車を取にゆき、駅近くの「アトリエ・ド・フロマージュ」でチーズを買った。

そして返却時間ギリギリに車を返却。

これで軽井沢の観光は終了。

レンタカーのお陰で大いに楽しめた。
ずっと運転してくれたオットにも感謝。

遠いと思っていた北軽井沢ホテルも、行き帰りの秋の景色を楽しめ正解だったかもしれない。

南国生まれ、育ちのわたしには高原の風景というのは憧れなのだ。


気候や風景というのは人間性の形成に大いに関わってくるのではないかな、。
南は明るくおおらか
北は思索的、内省的に
そんなことも思った軽井沢への旅でした。

まだまだ1週間ほどいて高原の秋を楽しみたいところ、
切ない想いも一緒に新幹線に乗り込んだのでした。

軽井沢 ~真ん中の日 前篇 ヴィラデスト訪問~

2013-10-22 08:19:13 | etc. ~いろいろと~
一夜明け、またまたいいお天気。

お決まりのバイキングの朝食後、ホテルの周りを散歩。
そろそろ北軽井沢では紅葉が始まっている。


辺りにはたくさんの別荘。
湿気が多いせいかすべて高床式の建物。
でも閑散としており、住んでいる気配のない棟も結構ある。
軽井沢の中心からは遠く(正式には群馬県嬬恋村)、辺りには店もなく、
利便性に欠けるからかな、などと思ったりした。

今日は、長野県東御市にある、
エッセイストで画家である玉村豊男氏のワイナリー、
ヴィラデストガーデンファーム アンド ワイナリーに行くのだ。
ここ数年来行きたいと思っていた場所。
地図を見ると、ホテルから車で十分に行けそうな距離。

玉村氏が大病の後、これからの人生どれだけ生きられるかもわからず、
農業を始めた夫人とともに、
世間から離れ晴耕雨読の隠遁生活を始めようとして40歳の時に移り住んだ場所。
探して探して出会った小高いその場所は、
千曲川に向かって広大な斜面が広がり、
川の向こうに街が広がりその向こうには山並みが連なるという絶好のロケーション。

日本国内でも有数の降水量が少ないところであり、
斜面は日当たりがよく、寒暖の差も激しい。
元々、東御市は巨峰の産地であるそうな。

…ということは、ワイン用のブドウもよく育つはず。

フランスやワインにも造詣の深い氏は、
この場所に初めて立った時、ここにブドウの木を植えようと決めたそうです。
もちろん、生食用ではなくワイン用の。

それから28年、様々なできごとが重なり、
そのたびに判断の岐路に立たされ、行くべき道を選択し、
(ちなみに氏は、どちらかを選ぶというとき困難な方を選んだ…)
10年前には個人の醸造所を作り、とうとうワイナリーオーナーとなってしまったのでした。
ついでにレストランやショップも併設し、
出来上がるワインもどんどんと美味しいものに進化し、
隠遁生活とは真逆の世間から注目を浴びる場所となってしまったのです。
その間に健康も取り戻して。

ちなみにシャルドネ品種から作られる白ワインは、
いつぞやの洞爺湖サミットの際、午餐の飲み物として各国首脳に饗されたのでした。

ワイナリーのオーナーになることは、夢でも何でもなかったと、
後に玉村氏は語っておられます。
人生って不思議。
でも、氏は何かに導かれ、岐路に立たされるたびに選んだ道が繋がり今に至る。

そして、これで完結ではなく、
ヴィラデストのワインも代々誰かが後を継ぐだろうし、
氏は千曲川ワインバレー構想(カリフォルニアのナパバレーのように)なるものを立ち上げ、
今や辺りにはワイン用ブドウを作ろう、ワイナリーを作ろう、
と大きな志を持つ若者がたくさん集まって来ているという。

エッセイスト、画家、ワイナリーオーナーの仕事に加え、
そちらの活動にも力を注がれておられる昨今の玉村氏のようです。

前置きが長くなってしまったけれど…
ワクワクしながらヴィラデストのワイナリーに到着し、車を駐車場に止めた後、
ふと建物の方を見ると、玉村氏らしき方がプライベート棟に入ってゆかれるところだった。
うふ、いらっしゃる…

ランチの予約時間まで時間があったので、広大な庭を散策。




ブドウ畑があちらこちらに広がり、


季節の花が咲き乱れハーブが香り、






そして、ヤギちゃんも。





5mくらいのロープに繋がれたヤギちゃん(メイちゃんと呼んだ)は、
その範囲で草を食む。食む。食む…
これは草刈りのとてもいいシステムだね。
我が勝浦にも欲しいね…。
しばし、かわいいメイちゃんと遊ぶ。

畑の隅には、炭焼き小屋。
氏の著書で、近所の老人が作ってくれたことを知っていたのだけど、
そんなことも知らないオットは、見ただけですぐに「あれは炭焼き小屋だよ」だって。
なんでわかるの~?


時間になったので2Fのレストランへ。
テラス席の窓際に案内される。
また一段と高いところから前方に広がる素晴らしい景色を眺めることができる。
サービスの方に玉村氏のことを尋ねると、
午前中はいたのだけど、午後はいらっしゃらないらしい、残念。

少しすると、窓の下に現れたのはなんと玉村氏。
どなたかと立って打ち合わせのご様子。
しげしげと眺めてしまったのでした。

数分で氏が立ち去った後に、黒ブドウを満載した軽トラが入ってきた。
そして数人の撮影隊も。
そうだったのか、さっきはこの打ち合わせだったのね。
ちょうどブドウの収穫時期、
ワイナリーとしては1年で一番忙しい時なのだろう。

さて、お料理も、ガーデンの野菜をたっぷり使った前菜、
メインのお肉も味付けよく、




デザート


に至るまでとても美味しくいただいた。
もちろんワインも(オットはドライバーゆえ、わたしだけ すみません…)、
白と赤、とても美味しくいただいたのでした。

食器、ランチョンマット、ナプキン、すべて氏の絵によるもの。

器から中身まで自分のところの産。
贅沢な話です~~

ショップでは、ワイン柄の小さなオーバル皿と布のバッグを買った。


心もお腹もいっぱいになり、メイちゃんとまた少々遊んでヴィラデストを後にする。

またいつか訪れたいね。
その時は土日に訪れて、ぜひともワイナリーツアーに参加しましょう!!

軽井沢へ ~最初の日~

2013-10-20 21:56:09 | etc. ~いろいろと~
オットと軽井沢に行ってきた。
ふたりとも初軽井沢。
ツアー会社の新幹線とホテルだけの2泊3日のフリープランを選択。

10年に1度という超大型台風が襲来し、とんでもない風雨の次の日に出発。
台風一過、空は穏やかに晴れ渡り。
やっぱり晴れオンナのわたし、ラッキーであります。
幸先よさそう~~

まずは東京駅に隣接する大丸でおべんとうをゲット。
あまりにたくさんありすぎて選ぶだけでワクワク。
迷ってしまったけれど、
わたしは、おこわに秋らしい料理がいろいろと詰まったもの、
オットは、おこわにトンカツ~、肉好き。

新幹線に乗り込み、さっそく食べる。
1時間あまりで軽井沢に着いちゃうものね、早いです~

実は何の考えもなく、
ただ方向と日程、金額だけで決めちゃってたプラン。
しかも決めた後にわたしの腰の具合が悪くなり、
フリープランだし、ホテルの周りをうろちょろして、
ただ軽井沢の雰囲気だけでも楽しめればいいや…とやや投げやりな気分。

でもだいぶ回復して結構普通に動けるようになり、
前日の台風のお陰で遅く出社したオットは、
電車の復旧を待つ間にレンタカーをネットで予約。

ということは車で結構あちらこちらできるなーーー。
やっぱりガイドブックくらいは必要でしょう、と、
わたしは仕事だったので、たまたま家にいた息子に軽井沢のことりっぷを買ってきてもらう。

で、出発前夜、ことりっぷに首ったけでプランを練ったのでありました。

やっつけ仕事の得意な(!?)B型人間のわたしたちであります。

軽井沢はやはりかなり涼しい。
さっそく駅前でレンタカーを借りて、
まずは、千住博美術館へ。

ここはテレビで結構取り上げられているところ。
滝をモチーフにした絵が主だった。
ヴェネチアビエンナーレ受賞作品の展示室、
「The Fall room(ザ・フォール・ルーム)」はやはり圧巻。

建物は、
妹島和世氏とのユニットSANAAが建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞という
建築界の俊英、西沢立衛氏の設計によるもの。
普通一般の建物の概念から解き放たれたような、
起伏のある床面、ゆるやかなカーブを描く通路、
中央に吹き抜けがあり、様々な植栽で彩られた庭と同じように雰囲気のある中庭がある。

創造の英知を極めた場所と言えるでしょう。

それから次は、深沢紅子美術館。
軽井沢の野の花は画家の創造力を引き出すのでしょう。
水彩の野の花、油絵の人物画など展示されていて、作者のやさしさを思う。

あたりを散歩した後、
ホテルは北軽井沢にありここから車で40分ほどかかるので、向かおう。

途中、丘の上に休憩所があり浅間山が見える。


こんなすばらしい秋の道をひたすら北に向かう。


針葉樹が空にそびえるように立ち並び、白樺やコナラなどが雑木林を作る。
そろそろ紅葉が始まっている。
北に進む車の中で、旅の心を掻き立てられる。
軽井沢の中心からかなりはずれるのでちょっと大変かな?と思っていたけれど、
この自然の中に向かう40分の移動時間が大切だったような気が、後になってする。

着いたホテルは、北軽井沢ホテル1130で、標高1130mにある。
予約はツインだったのだけど、
スイートが空いているとのことでスイートにしてもらっていた。
初めてのスイート体験。

ベッドルームのほかに、和洋室、
大きなソファセットの置かれたリビング、ミニキッチンという広さ。
もうそれだけで気分は高まり、大感激。

窓からは、イルミネーション輝く池のある中庭が見える。




やっぱり人には旅に出ることが必要だな…
なんてふと思ったりした。

小さな秋を見つける

2013-10-15 07:53:57 | maison de campagne ~べっそう~
暑さがぶり返し10月になっても真夏のような陽気。
2週間ぶりの勝浦セカンドハウスはどうなってるだろう?
1週でも飛ばしたら、結構大変なことになっている庭。

ブランコの前の芝生にはドングリがたっくさ~~ん。




ブランコを支えるクヌギの木のドングリ。
ドングリを食べて育つイベリコ豚、ならぬカツ(勝)リコ豚が飼えそうだ。

斑入りのツワブキ、つややかな葉っぱ。


見るとつぼみが。


カシワバアジサイの葉が真っ赤に紅葉。


春に、いつもうちの前を通るおばあちゃんにもらった大豆の苗が育ち立派な枝豆ができた。


春の準備、クロッカスの濃い緑の葉が出てきてる。


草刈りM氏@山形弁さんにいただいたカリフラワー。
葉っぱの中を覗くと、あら、かわいい、チビカリフラワーが。
でも大きくなる前に虫に食べられちゃいそうだね。


夕方、庭にいると、裏口(M氏専用)から草刈りM氏@山形弁さんが。
夕暮の中、そのシルエットはまるでトトロだーーー。

ちょっとしばらく振りだったので話に花が咲く。

車(乗用車)を買い換えた話とか、
車用(乗用車+軽トラ)に車庫に屋根を備え付ける話とか、
むか~し、山形にいた頃の仕事の話とか。

アスパラガスのことを訊いてみた。
随分前にダメモトで100均で買ったひと株が、ぐんぐんと育っているのだ。

今でも株分けできそうなんだけど、春のほうがいいって。
それから数年後には枯れてしまう・・・となぜか思っていたのだけど、
いつまでもあるそうだ。 
ほとんどの野菜が一年草なのに、ありがたいことだ。

それから、アスパラのことは『畑のブタ』って言うらしい。
なんでかって?肥料が好きだから… (-.-)

大切に育てて少しでもたくさん収穫できればいいな。
来年の春、株分けを忘れないように。

土曜日の夕食は。



鶏肉とレンコンの煮物
タコ刺し
ゆで枝豆(庭からとれたて)
庭のグリーンサラダ(ルッコラ イタリアンパセリ 青ユズの皮 +きゅうり)

ワインは・・・
ヴォーヌ・ロマネ
 クロ・ド・ラ・フォンテーヌ モノポール  2009

ドメーヌ アンヌ・フランソワーズ・グロ


ロマネ・コンティを産み出すすばらしきワインの村、
フランスのブルゴーニュはヴォーヌ・ロマネ村、
クロ・ド・ラ・フォンテーヌという畑のワイン。
ブルゴーニュはひとつの畑を複数の醸造家で持つ場合がほとんどなのだけど、
モノポールというのはひとりの醸造家で持つ。
なのでこの畑のワインはここだけで造られている。
アンヌ・フランソワーズ・グロは、ブルゴーニュの名門グロ家のひとり。
美しい女性(アンヌさん?)の描かれたエチケット。

香り、色、味、長いアフター、どれもこれもすばらしい。
酸も落ち着いて甘ささえ感じる。
コクもありテクスチャーは滑らかでシルキー。

それにしちゃ、お料理がいまいち地味だったけれど、
特筆すべきは、なんと枝豆で、
これはこの赤ワインとも互角に渡り合えるような力強く美味しい枝豆だった。
スーパーでさやだけを袋詰めにされたものとはまったく違う、
甘みがあり、それはそれは美味しい枝豆。
結構たくさんゆでたのだけど、ふたりでぺロッとたいらげたのでした。

苗をもらったおばあちゃんにお礼を言いたいと思っていたら、月曜日に会った。
お礼にお菓子を差し上げ、
山を少し登ったところにあるおばあちゃんの畑に一緒に行ってみた。
そこは、ブルーベリーおじさんの畑の少し下にある。
1反分はありそうな広い畑だ。
そこにさまざまな作物を作っていた。
えらいね~、小さな体でこんな広い畑で働いている。
それがいつまでも元気でいられる秘訣なのね。

日曜は、お天気もいいし、野良仕事ばかりも疲れるので、車でお出かけ。
以前行った、御宿の高秀牧場のチーズといすみの『パンドナル』という石釜パン屋。

チーズは2種類、「まきばの太陽」というのとモッツァレラを。


パンはシナモンパン、ふわふわのリングパン、甘食。


まきばの太陽はセミハードなんだけど癖がなく日本人の口にもとてもよく合う。
本来は、その癖こそがチーズの醍醐味なんだろうけれど、
あっさり好きのわたしには、この癖のある匂いのないことがいいのだ。
そのままでもパンにのせてトーストしても美味しい。

家に戻って庭では、
ピーマンが少々とれた。


伏見甘トウガラシもまだ結構あった。
たった1本の甘トウガラシ、一体いくつ実が採れたのだろう?
また来年も苗を植えようっと。

大量のドングリはオットがレレレのおじさんをして、きれいさっぱりとなくなった。


日曜の夕食は。



塩じゃけ
じゃこ天
ゆで枝豆・・・昨日に引き続き
サラダ(庭のルッコラ、枝豆)
伏見甘トウガラシとじゃこの炒め物・・・またもや
タコときゅうりの酢の物

ワインは昨日と同じ ヴォーヌ・ロマネ

またまた、これって白ワインでしょ、という雰囲気のメニューだけど。
ワインは残ってるし、冷蔵庫と庭にあるもので作ったからしょうがないねー
おいしいとれたての枝豆と赤ワインのマリアージュを楽しみましょう!

月曜日朝、わたしのスマホの充電ができない。
電池の残量がギリギリだ。
おかしいな?壊れたか?
近くのドコモショップに行こうと車に乗り込み、
車のバッテリーで充電を試みたら、できちゃった。
な~んだ。
原因はわからないけれど、まあよしとしましょう。

せっかくなのでドライブしよう。
いすみの大原まで出て、なのはなという激安苗屋でコスモスの苗を購入。
2鉢で180円なり。4株買った。
他に少々買い物をして帰宅。

また枝豆を収穫し、



コスモスを植えた。

そして、大きな柿の木の下に植えてあったタラの木を離れた場所に移植。

さて、車を買い替えて誰かに見てほしくてたまらない草刈りM氏@山形弁さんちへ行ってみよう。

すると、ご夫婦でカナリヤナス(フォックスフェイス)を収穫中。
今や花材として時々見かけるカナリヤナス。
わたしの背丈ほどもある大きなひと枝が、いい値で売れるそうだ。
地面に落ちているのをちょっとだけもらった。

近くでカラスウリももいで、秋の鑑賞用植物が揃ったね。

ふるさと♪

2013-10-09 14:51:25 | etc. ~いろいろと~
先週後半は、父の13回忌でオットと四国松山に4泊5日で帰省。
妹と姪も大阪から帰省してきた。
母と過ごせるのは数日だけど、計画はもりだくさん。

5日、出身は宇和島なので、5人で雨の中オットの運転で南下。

土砂降りの中お寺に到着。
臨済宗妙心寺派の西江寺。通称、えんま様。
これまでは家の近くの小さなお寺で法要をしていただいていたので、
このお寺での法要は初めて。

小さいころ、ここに連れてこられて、
恐ろしい血の池地獄の絵を観さされとても怖かったなーーー。
『うそついたら、えんま様にべろを抜かれるよーー』と脅された。

なぜか!?ジャニーズ系のイケメンの若いお坊さんで、読経の声もよく響くいいお声だ。
血の池地獄の絵のことを尋ねると、あれは1年に1回公開されるそうだ。
お寺の天井には雲竜図が描かれ、さながら京都のお寺みたい。
秋に京都旅行を計画しているので、
総本山 妙心寺も訪ねたいと思っている。

滞りなく法要も終えて、お墓参り、親戚の家訪問など慌ただしく、
さらに降りしきる雨の中、松山に戻る。

家の少し手前にある梅の花で夕食。
お豆腐や湯葉などヘルシーなお膳。

母が疲れて眠そうなのでさっさと退散しようとレジに向かうと、
『デザートをまだ召し上がっていませんよね。』と言われ、せっかちを反省。

翌日は、10数年ぶりに砥部焼きの里に行ってみた。
まだ子供たちが小さかった頃、帰省のたびによく行ったものだ。
でもたいがいのものは揃ったし、そろそろ飽きてもきたので足が遠ざかっていた。

いつも行っていた梅山窯。

いざ!!


奥にサービス品のコーナーがあり、そこで物色。
素人目にはどこがどうでB級なのかわからない。
これで十分だねーーー。

妹たちも熱心にいろいろ楽しみながら探している。

お年のせいかいつもの藍の絵付けよりも赤い絵付けのものが目に付く。

こんなものを買い、宅配で送ってもらいました。
食欲の秋、料理にも少し熱心になれるので、器使いも楽しもうと思う。

底は丸だけど縁が四角の器。


片口。ちょこんとした注ぎ口の愛らしいこと。
何を隠そう、片口は大好きな器なのです。


ソバちょこ。
ソバつゆだけでなく、これでお茶やコーヒーを飲んだり、
茶碗蒸しを作ったり、ちょこっと和え物を盛り付けたりもする万能の器。


ピッチャー。
お料理のタレを入れようと思う。


マグカップ。
他の絵のものを持っているのでこれでペアに。


お酒(ワイン?)入れかなあ。
でも花器として使おう。



さあ、今日は道後の旅館に泊まるんだよ。
出発ーーー

昔からあるからくり時計はパワーアップして立体的になっていた。
道後らしくマドンナや湯もみをする人たち、温泉を楽しむ人たち。
とても楽しいものになってる。


近くには『坊ちゃん』の登場人物たち。


道後温泉の前で。


お楽しみの夕食は個室を取ってもらいそこでいただいた。

お刺身


太刀魚のトマトソース


伊予牛のステーキ


デザート


他にも前菜、お鍋、鶏肉の酢の物なども。

どれも美味しくて、でもお腹がいっぱいになり残してしまったものも。
ごちそうさまでした。

次は旅館の露天風呂。
小さいころは別にして、母とこうしてお風呂に入るのは初めてだ。
ハイシーズンではないのでお客もそうは多くなく、ゆったりとお湯に浸かる。
お湯の温度も熱くなくちょうどいい湯加減だ。
母もとても満足してくれて、わたしたちもうれしい。

体が温まったところでお休み~~

さて、早朝に目覚めて二度寝してしまったわたしは、
8時に妹の部屋からの電話で起こされるまで爆睡。
旅館の人に聞くと、
ちょうど松山祭りの日で7時半におみこしの突き合いがあったそうだ。
あちゃーーー、しょうがないね。

ゆっくりと朝食をいただいて、またもや朝風呂に。
わたしたちしかいなくて独占状態。
露天風呂では木々の間から木漏れ日が注ぎ、鳥の声も聞こえる。
これぞ至福の時。

その後、ロビーでみんなでコーヒー。

妹たちは列車なので、そろそろお別れだね。
父を偲び、そして母を中心に楽しく過ごした5日間。
またみんなで会おうね。
それまでお互い元気で。

わたしたちは車で実家まで。
するとすぐにおみこしが現れ、


坊ちゃん列車も走ってる。


妹たちも見たかしら?

ふるさとはいいなーーー!!