art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

小道がだいぶできました

2011-11-28 07:47:40 | maison de campagne ~べっそう~
週末は2週間ぶりに勝浦のセカンドハウスへ行ってきた。

前回はキウイ棚からの小道が完成し、その続きで他の小道の整備。
なので途中のホームセンターでレンガを50個調達してから勝浦へ。

といって作業は器用なオットにお任せして、
わたしは腕組みして現場監督
 …ではなくって、
わたしは別のお仕事、お仕事。
倒れかけたカラミンサや汚く伸びきったハーブの類を剪定。
メインのお花を浸食しそうにはびこるグラウンドカバーの植物の剪定。

っと、そこにやってきたのは草刈りM氏@山形弁さん。
さっき、奥さんと仲良く屋根を塗っていた姿を目撃したのだけど終わったようだ。
70歳も過ぎていると言うのにお元気だ。
奥さんもえらいなぁ~~

『業者に頼むと50万かかるっぺよ~、
 だからよ~~ずぶんだち(じぶんたち)でやっでんだ~、はぁ~~』

そう、田舎暮らしの原点、セルフビルド。セルフメンテナンス。

いろいろと話しているうちに介護の話になり、
『30年も前だけどよ~~、
 親類が入院して中国人の介護の人に病院に来でもらっでだんだぁ~、はぁ~~
 1日1万だよぉ~~、いい稼ぎになるよ~~』

『でもよぉ~~、
 中国人だがらよぉ~、
 …………
 言葉が通じねっっ』

もうね~~ 考える前にお口が即反応。
間髪いれず、

『え~~っ、
 中国人でなくっても、わたしたちでも山形弁はわかんないですよ~~』

『俺たちでも通じないっすよ』

と速攻レスポンス。

M氏はいたって真剣。
ここはひとつ冗談のひとつでも
…って気はさらさらない方なので、思ったそのままのご発言なんでしょう。

でも オモシロすぎる。
M氏迷言集に、新たにワンフレーズ増えたのでした。

その中国の方のご苦労がしのばれます。
これはニホンゴじゃない (;一_一) って絶対に思ったはず。お気の毒。

中国人発言があまりにインパクト大だったので、
他に何を話したか忘れてしまったよ。

日も暮れて寒くなりM氏は帰って行ったのでした。

夜は、いつもの定番 フランソワ・ラマルシュのブルゴーニュ赤を開けて
手羽先の塩焼きなどと軽い夕飯をいただいたのでした。

ちなみに我が家はこの時期のボージョレ・ヌーヴォーは好みでないので飲みません。
ガメイというブドウの種類が好きではないので。
赤はほとんどピノ・ノワール種。
白はシャルドネが多いけれど、ソーヴィニヨン・ブランとかリースリングなども飲む。
でも秋から冬は赤が多いのでもっぱらピノ・ノワールを消費していることになる。
ポリフェノール効果大かしら?

さて、日曜はレンガが全然足りなかったのでオットがホームセンターで80個追加購入。
で、昨日の続き続き。
今回はわたしも足手まといにならない程度にちょこっとお手伝い。
半円周の部分に敷いて行ったのだけどこれが長くて長くて、
追加分を敷いて行ってまだ5m分ほど足りない。
これは次回のお楽しみ!?ということで。

こんな感じ。

向こうにキウイ棚。




右奥にキウイ棚。
キウイ棚からの小道は固まる土だけど、半円周の小道は砂利敷き。


キウイ棚の奥から小道を臨む。


カシワバアジサイが赤く紅葉。
きれい!

グラウンドカバーのリシマキアの黄色とのコントラストがきれい。
手前にはスイセンの葉がポッポッと。

今は花もほとんどなく寂しい限りの庭だけど、
春になったらまた色とりどりの花が咲き乱れ楽しませてくれることでしょう。
だから、今はガマンガマン。

終わってからまだ時間があったので落ち葉を掻き集め焚き火をして焼き芋。
ほっくりとあま~いおイモをほおばって帰途に着いたのでした。

モレ・サン・ドニ シャルドネ

2011-11-24 17:56:40 | vin ~わいん~
先月の大丸東京店でのワインフェスで買ったものの中から1本。

モレ・サン・ドニ 2007 (白:シャルドネ)
ドメーヌ ピエール・アミオ エ フィス
¥4,987

ここのモレ・サン・ドニの赤は好きでよく買っていたもの。
白はとても珍しく今回購入してみた。
ネットで調べてみると、年産600本とのこと。希少。

香りはシャルドネのミネラリーな感じ+飴のような香り+お漬物のような香り。

色は熟成感漂う濃いレモン色。

口に含むと、爽やかなミネラル感と、樽由来のこくのあるふくよかな味わいが口の中に広がります。

アフターも長く充分にリッチな味わい。

これだけのお値段、ただ者ではございません。
大切にいただきましょう。


お宝を見つけたぞ

2011-11-14 08:25:38 | maison de campagne ~べっそう~
先週末は、土曜日の夕方5時過ぎに勝浦セカンドハウスに到着。
辺りはもうすっかり暗くなって、庭の様子はさっぱりわからない。

何もせずテレビをぼーっと観てその日は終わり。

さて日曜。
雨も降ってないのに、朝の庭はしっとり露に濡れ、
家の中は?と言えば、窓ガラスには結露。
もうこんな季節なのね。

先週作った庭の奥のキウイ棚に続く小道をチェック。
固まる土の部分は少しへこんだみたい。
でも特に何の支障もなく、なかなかよい雰囲気である。

小道の左側の土が盛り上がって黒くなっているのは、たぶんイノシシ。
サトイモが植わっていたので食べられたか?
足跡があったり、穴ぼこがたくさん開いてたゾ。

落ち葉がすごいので、落ち葉掃き。
栗の木、柿の木、桑の木、クヌギ、コナラ etc. 落ち葉の元はたっくさーーーんあるのだ。

花やハーブたちを剪定し、
株分けなどできるものは今の時期にできるだけ分けて、庭のあちらこちらに植えた。
雑草が増えるより、ハーブやお花が増える方がよいものね。
そう、雑草予防でもあるのだ。

今回は、
ノースポール…全部で10数個 こぼれ種で新芽が出ていた。
       ちなみにひとつはこんなに大きくなり花が1輪。


リュウノヒゲ…いつの間にかどんどん株が増えていたのでキウイ棚の小道の脇に株分け
クリーピングタイム…これもどんどん増えるので庭の隙間(?)に株分け

あとは、無節操に増え、
クリスマスローズやパンジーや他にもたくさんのかわいい花を浸食しそうな勢いの、
グレコマ、リシマキア・オーレアなどのグラウンドカバーのものを刈り取り。
玄関の前の庭に増えてきた全く覚えのないカヤのような名も知らぬ植物、
地下茎でめっちゃ増えそうないや~な予感がしてオットと大部分を刈り取った。

ミントの花


ビオラの花


濃い緑のユーフォルビアの葉と斑入りのプミラの葉が美しいコントラスト


奥に、行く秋に色を纏うカシワバアジサイ、
手前は春の準備、左にスイセンの葉、中央にミヤコワスレ、右にクリスマスローズ、
そして地面を覆うリシマキア・オーレア


家の脇の長い花壇は、バジルやガウラなど夏の植物を刈り取ってさっぱり。
ところどころにクロッカス、チューリップ、スノーフレークなどの
春の愛らしい花たちの芽が出始めている。


去年の11月に見つけた栗の木の下のサフランの花。
今年はないな~ぁ って思ってたのに、
あった あった!!
シラン(たぶん…)の葉の陰でわからなかったのだ。
こんもりと繁り、でもそろそろ枯れかけてきたシランの葉をかき分けるときれいな薄紫色の花を発見!
サフランだ!!
去年も確か2輪、今年も2輪咲いていた。
真っ赤なめしべが印象的。




秋になって花も葉も枯れるばかりの庭で、
なんだかとてもうれしい出来事。

なんでこんなところにサフランが?と思うのだけど、
前の住人のおじいちゃんが植えていたのか?
それともその前からあったのか?

スパイスとしてのサフランを思い浮かべると高貴で高価な印象だけど、
なんでこんな日本の田舎にあるのだろうって思うのだ。

次回は、場所を決めて植え替えてやろう。
栗の木の下のよくわからない場所はちょっと可哀そうだもの。
サフランの花の時期は短いけれど、
その分想いを凝縮して育てて行きたいと思う。

アルザス・リースリング ヒューゲル家

2011-11-08 08:28:52 | vin ~わいん~
先日の大丸東京店でのワインフェスで買ったものの1本。

アルザス・リースリング HUGEL et FILS 2009

¥2,320

アルザス特有の細いビンのフォルムと、
ゴールドで縁取られた鮮やかな黄色のエチケットが印象的。

リースリングは、
シャルドネよりも軽やか、ソーヴィニヨン・ブランよりも奥深く優美。
とすると、この秋の涼しげな空気にぴったりの白ワイン。

夕べは、サンマをナンプラーで煮たもの、アサリのおすまし、サラダ など。
そんな軽めのメニューにふさわしい、香り豊かなおいしいワインでした。

もってのほか って?

2011-11-07 09:24:11 | maison de campagne ~べっそう~
先週末、土日はDIYクラブ活動@勝浦セカンドハウスをガンバリました。
といっても、会長のオット以下、会員は何かと足手まといなワタクシ一名。
ガンバったのはオットです。

何をって?
セカンドハウス庭の奥のキウイ棚への小道の製作。

そもそもDIYには疎いワタクシ。
会長の指示に基づき不器用にそれなりに動くだけ。

まず、棚の床面に続き半円のエリアを作り、


レンガで周りを囲い、中には飾りレンガを置いて、


水で固まる土を敷き詰める。


さらに箒でならして、水を撒き完成。


と、簡単そうに書いても実際はなかなか緻密な作業。
きれいに水平をならさないとでこぼこになってしまう。
大事なところはオットにお任せして、腕組みなんぞして眺めてるワタクシ。

そして、そのキウイ棚に向かって小道を繋げる計画。


ここで土曜日の作業は終了。

で、ちょいと草刈りM氏@山形弁さんはどーしてるかなーーー?
って覗いてみた。

家には奥さんとちゅーすけ@パグ犬が。
お土産のミカンを差し上げて、いつもの物々交換となり白菜と柿をいただいた。
ありがとうございます。

肝心のご主人さまは?
畑の方に行ってみると?
いたいた、日も落ちて畑から家に帰るところでした、M氏。
『今日は終わりっ。』と自然と共に生きる姿勢。

そこで予てからのギモンをM氏に訊いてみた。
『うちに食用菊があって、根元から新しい芽がいっぱい出てきてるんだけど、
 それはどーすればいいの?』
『そのままおいどいて、春になったら植えなおすべよー、はー』

そう食用菊が今一番きれいに咲いていて、根元にはたっくさんの小さな芽が出てるのだ。




さすが山形県は食用菊が日本一の産地だけのことはある。
M氏はとても詳しい。

うちのは一番よく見かける黄色い花ではなくて薄いピンクの花。
しかも花びらは細く繊細で開き加減も少しだ。


すると、
『そりはな~、もってのほか って言うんだっ。
 味がいいがらなーーー、黄色のより。
 もってのほか、うまい ってごとだ。』
『花びらはあんまり開いてないべ?
 ここらではあんまり開がねーけど、山形ではもっと開ぐんだ。』

M氏にご教授いただいて、来春にはしっかりと植え替えてキク畑を作り、
また秋にはさわやかな秋の味覚を味わおうと思った次第。

『もってのほか』なんて、
優美で繊細な花には余りそぐわない名前だけど、
名付けの気持ちはわかるような、そんな気持ちがしたのであります。

さて、土曜日の夕飯は。

ササミのピカタ ピーマンのソテー
サラダ@豚肉とシイタケのソテードレッシング
じゃこ天

ワインは、またまた我が家のお気に入り、
フランソワ・ラマルシュのブルゴーニュ赤


日曜は引き続きDIYクラブ活動、小道の続きの作業。

その前に。

これはうちの敷地でモグラちゃんたちの遊んだ跡。

朝起きてみるとこんななってましたん。
新しもの好きかな?モグちゃん。
大事なとこ、いたずらしないでね。

小道の両側にレンガを敷いていって、中には正方形のレンガを斜めにして置いて行った。


隙間を固まる土で埋め、水を撒いて完成!!
周りは雑草だらけで、ここだけちょっとしゃれたエリアに。






キウイ棚方面から見たところ。




道を直線にするよりも、少しカーブを付けると奥行きが出てニュアンスのある造りになります。

レンガが足りなかったので、午前中に買いたしに行ったのだけど、
ついでにチューリップとムスカリの球根を買ってきて、
Rを描いている辺りに植えた。

庭の様子を少し。

玄関前のヒメヒイラギ。


なぜか右端のひとつだけがグングンと伸びてちっちゃなツリーのよう。
ノッポなヒメです。
でも新しい葉っぱがギザギザではなく丸っこいの、かわいい。


そのヒメヒイラギもあるリビングの出窓の下はツタ類がどんどん伸び増えてこんな感じに。
もりもりっとなかなかよい感じであります。


今でもまだ盛んに花を付けているチェリーセージ。
とても花の期間が長い。


ジニアもますます花数が増えて、濃いオレンジがきれい。


これは、ソラマメ(形の)花壇。


小さかったアカンサス・モリスが2株。
こんなに葉を広げて大きくなった。


ヒューケラ・ファンタンゴ。
葉脈がグリーンでワインレッドのカラーリーフが美しい。


今回もこぼれ種が飛んで根付いたノースポールを植えかえたり、
タイム、ラムズイヤーなどのハーブや、クリスマスローズ、リシマキアを株分けして、
増殖計画実行にガーデニングクラブも地味ながら怠りなく活動したのでした。