あるBOX(改)

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SF作家のレイ・ブラッドベリ氏、死去

2012年06月07日 | 生活
6/5、SF作家のレイ・ブラッドベリさんが死去された。

代表作は「火星年代記」「たんぽぽのお酒」など。SFの叙情詩人と称された。91歳。

いみじくも前回
永井豪ちゃんも「感動の名シーン」にあげた「サイボーグ009」の
ジョーとジェットの大気圏突入シーンを画像UPしてしまったが

あのシーンを「ブラッドベリ氏のSF小説『万華鏡』からパクったもの」と評した人も居たらしいね。

破裂した宇宙船から宇宙へ放り出された乗組員たちは宇宙に散り、
主人公は万華鏡のような流星群を眺めつつ「塵となって大地を肥やすことが出来れば」と願い、
やがてその一つとなって地表へ落下して行く。
地上の田舎道で、偶然流れ星を見た母親が我が子に言う。「願い事をおっしゃい」と。

う~ん、泣けるシーンだ。

小説読みでは無い私はネットで粗筋を調べるしかありませんが、
シチュエーションは確かにブラッドベリ氏の「万華鏡」にヒントを得たと多くの人が語るとおりでしょう。

豪ちゃんは それに憤慨されていたが、それは正しいと思います。
地上での願いと宇宙での思いがリンクしたという意味では、元ネタを踏まえて石森先生は独自のエンディングを作り上げたと言えるから。



成層圏で宿敵ブラックゴーストの象徴像を破壊した009と、
009を救うためにジェット燃料を使い果たした002は、共に地表へと落ちて行く。
敵を倒しながらも燃え尽きて友と抱き合いながら散る・・・・少しばかりのホモセクシャリティも感じられるシーン。
大気との摩擦で高熱を帯び流星のような光を放つ二人、意識も遠のいていく。

それを知らぬ地上の少女は流れ星に祈る。
「世界に戦争がなくなりますように・・・、世界中の人がなかよく平和に暮らせますように」・・・と

まぁ、マンガ読みの私からすると
マンガへの影響、漫画化されたブラッドベリ作品に関してしか語れませんが。



やはり萩尾望都さんが漫画化されたレイ・ブラッドベリ短篇集「ウは宇宙船のウ」は白眉。
高校時代、本当に何度も何度も読みまくりました。

タイトルになった短編も良かったが、
「びっくり箱」「みずうみ」の絵とストーリーが一体化したページには何度釘付けになった事か・・・。

「あの」萩尾望都さんが原作に選んだ・・・というだけで「どんな人だろう」と思わされたブラッドベリ氏。
SFのみならず幻想小説も手掛けた大家と言う事は、当時の集英社漫画文庫「あとがき」にあった評論家の中島梓さんの解説で知りました。

「幻想」の部分にも惹かれ、「プログレ」をステレオで掛けながら良く読んだなぁ。



作品によってはクリムゾンの「ムーンチャイルド」
「風に語りて」「エピタフ」「クリムゾンキングの宮殿」・・・

掲載されたのは、1978年の「週刊マーガレット」
凄い時代だ。

当時の少女は幸運だったな。
少女漫画を愛好する少年も幸福でした。

ブラッドベリさんに感謝。
91歳という御高齢での大往生だったが、最晩年も文明批判の精神は健在で
著作の電子書籍化を持ち掛けて来た相手に「くたばれ!」と暴言を吐かれたそうな。

Rest In Peace レイ・ブラッドベリ氏。

さよなら絶望先生、あと1回で終了

2012年06月07日 | 漫画
終了を次回に控え

今回は
謎の多いキャラクターだった風浦可符香(ふうら・かふか)とは何だったのか・・・を
解明する回。

――で



やっぱり実質 終わっとるやないかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

アニメ1期のOP映像にも繋がる展開に、口あんぐりの読者A(←ワタクシ)

これじゃぁ続編なんて言えませんな。

あ、いや
壮大なエンディングを何度も迎えながら続編続編また続編と続き
とうとう御存命中に完結しなかった巨匠の傑作もありますから



久米たんも
「サイボーグ00絶望 天使編」とか執筆なさって良いですからね・・・。

レディー・ガガ、インドネシア公演中止

2012年06月07日 | 洋楽
これまた些か旧聞に属するが
米人気歌手レディー・ガガさんのインドネシア・コンサートが中止となった。

イスラム教徒が9割近くを占めるインドネシアだけに注目が集まったようだが、やはり壁は大きかったようだ。
地元主催者の弁護士が明らかにしたトコロによると、「本人だけでなく、観客の身の安全を考えての決断」だという。

6月3日にジャカルタのスタジアムで予定されたコンサートについて、
地元警察は今月半ば、「体の露出やエロチックなダンスなどがわいせつ行為に当たる」として不許可を表明。
許可の条件として衣装を変えるなどの条件を出していた。



同国内の一部急進派イスラム団体は「悪魔の使者だ」と反対デモを実施。
結局、ガガさんは地元警察の要求を飲まなかったんでしょう。
中止決定を受け、急進派イスラム団体は勝利のコメントを出したとの事。

ガガがアジアからスタートさせた今回の世界ツアーで公演中止は初めて。
すでに5万枚以上売れたチケットは全額払い戻されるそうな。

――試練だね。
歌詞でガガさんが「これこそが私。自分らしくありたい」との主張が文化の違う世界で拒否された・・・ワケだ。

これは、マドンナやシニード・オコナーも体験した試練だ。

ガガの言う、「文化」「肌の色」「性別」「嗜好」を超えて自分らしくあって欲しい・・というメッセージも、あくまでガガ発なのよね。

素晴らしいとも思うが
やはり、その意志を浸透させるのは厳しい道程でしょうよ。

ガガさんの「ユダを愛する」という歌詞も物議を醸し、キリスト教徒が大半のフィリピンでも公演の是非が語られたそうだし

元は育ちの良いガガさん、「神が人を縛っている」と感じたのかも知れないし、育ちの良い人ほど無垢に「人の在り方」を考えたりする。
(大富豪の孫などが福祉活動家になったり・・・とか)



ガガさんに対しては、私も「チョーシ乗ってんじゃないのか?」「イイ肉体しやがって(ハァハァ)」とか
色々な感情があるが

まぁ、根本はイイ子なんだろうなぁ・・・と。
そんな風に思っているので

あまり傷つかない程度に芸能生活を送ってほしいなぁ・・・と
日々、願うのでした。