あるBOX(改)

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「ウは宇宙船のウ」

2012年06月08日 | 漫画
久々に本棚から引っ張り出して読んだ「ウは宇宙船のウ」
上京する時に田舎から持ってきてたんです・・・。

原作:レイ・ブラッドベリ
漫画:萩尾望都



タイトルになった短編も良かったが、
「びっくり箱」「みずうみ」の絵とストーリーが一体化したページには何度釘付けになった事か・・・。

「びっくり箱」の主人公は11 歳の少女ドーナ。
広い庭のある4階建ての大きな屋敷に母親と女性教師と共に暮している(という事になっている)。

ドーナにとって、この家が世界のすべて。外に出る事は無い。
家の外には恐ろしい怪物が棲み、出たら死ぬ・・・と母親に教え込まれて育った。

女教師(シスター)は語る。
この世界の創造主は亡くなった父親。父親は全知全能だった・・・と。

なぜか母親は女言葉を使わない。
ドーナの父親は「外の世界の怪物に遭って」死んだと言う。

しかしドーナには好奇心が芽生える。
窓の外に広がっている森と丘、ときおり外から聞こえる怪物(?)の泣き声。
先生は年寄りだと自分で言うが、ママと良く似ている。2人同時に現れる事は無い。

12 歳の誕生日、一階から四階へと移動する不思議な小さな部屋がドーナに与えられた。
誕生日のたびに使ってよい部屋が増えていく。
前回の誕生日から10ヶ月しか経っていないのに、母親はドーナの好奇心を
はぐらかすかのように2人っきりのパーティーを開いた。

ここで読者は気付くでしょう。
父親は交通事故で死亡し、ショックを受けた母親は外の世界との関わりを一切絶ち
一人娘と共に屋敷に篭って生きるようになったのだ・・・と。

娘を手元から放さないための「教育」を教師に姿を変えて施していたのだ・・・と。



しかし、ある朝、ドーナは倒れている母親を見つけてしまう。揺り動かしても動かない。
先生に助けを求めようと探しても誰も居ない。
動く小部屋は「教室」へ繋がっており、そこで見つけたのは、シスターの服と眼鏡と化粧ドーラン。

「先生は外に出たの?」と、覚悟を決めて家の外に出たドーナ。好奇心もあった。
途中の庭を怖くて走る。息が切れる。苦しい。
自分は死んだと思うドーナ。

外の住人に「私は死んだの!」「死ぬってすてき」と喋りながら踊り、色々なものに触れるドーナ。

色々な言葉が浮かぶラストシ-ン、言ってしまうと陳腐になりそうなので羅列はしないが
当時の私の頭の中には「教育」という言葉が浮かんだ。

萩尾望都さんの描写力に圧倒されました。
母親のキャラクターも、ある意味淡々と描き切られてたし。

さすがモトさまで御座います。

そして忘れられない「みずうみ」。



これは少女タリーの可愛さに尽きます。
主人公ハロルドの追憶の中にしか登場せず、話すシーンも無いタリーですが

萩尾望都さんが描く金髪少女が、もう可愛くて可愛くて参りました。



ハロルド12歳、タリーも同世代。
ハロルドは恋心を感じていたが、「みずうみ」はタリーを奪ってしまった。

タリーへの想いを胸に故郷を離れて、青年になったハロルドは結婚をして帰郷。
ここで「みずうみ」を訪れ・・・というストーリー。

2作続けて粗筋語り尽くすのもナンなので、これくらいにしますが
色んな意味で残酷なエンディングの印象も薄まってしまう要素があってですね

それは やっぱりタリーの可愛さなんですよ!



ああ、そうですよ!私がロリコンになったキッカケですよ!
2次元世界に思い入れですよ!

思春期で こんなカワイイ絵を見ちゃったら仕方ないじゃないか!
仕草から何から可愛くて困っちゃう程なんですから!

決して邪まな感情じゃ無いんですよ!
ただただ可愛く思う・・・それだけなんです!!


――ああ

結局、ブラッドベリさんの話から脱線しまくってしまった・・・。