いったん解散したVDGG
ハミルはソロ活動を本格化したが
75年、急にVDGGを再結成。そして発表したのが「ゴッドブラフ(Godbluff )」。
72年~74年の3年間
ロックの黄金時代と距離を置き、復活したVDGG。
メンバーは解散前と同じ
Peter Hammill:リードボーカル、ギター、ピアノ
Guy Evans:ドラムス、パーカッション
Hugh Banton:キーボード、ボーカル
David Jackson:サックス、フルート
全4曲だが、弛みなしの楽曲は聴き応え充分。
演奏は「Pawn Hearts」に比べたら、さすがにテンションは落ち着いている。
そりゃ飽和状態を突き破って解散したバンドの再結成だから、以前の狂気を継続するなんて無理ってもんです。
オルガンも以前の荘厳さ、教会音楽っぽさが後退し、親しみやすさを感じる。
(私は荘厳で教会音楽的なキーボードが好きなんですが)
1曲目「The Undercoverman」。
強くディレイ掛かったエンドレスのようなフルートをバックに、囁くような小声で歌い出すハミル。
静やかなボーカルから、凛々しい歌声のへの転換、途中で割って入るサックス、美しいフルート、ヘヴィに低域部を支えるオルガン。
曲が進むにつれて演奏の熱が上がり、ハミルは時おり絶叫。
結局・・・
全体のコントロールは行き渡っているとはいえ、基本的なVDGGスタイルは変わらない。
前曲エンディングのキーボードから、そのまま静かに始まる2曲目「Scorched Earth」
ヴォーカルは前曲の勢いを維持したまま、最初から絶叫調。
相変わらずハミルのヴォーカルに合わせて演奏は盛り上がり、テンションは高い。
リズムはチェンジし、キーボードとサックスが鳴り響く。
最後は混沌とした音の塊から、(VDGGにしては珍しい)ギターのフィードバック音で終焉を迎える。
3曲目「Arrow」はドラムのフェードインから始まり、サックスが鳴り響き、そこにハミルのシャウトが飛び込んでくる。
シャウトだダミ声だといっても、基本は野太さとは無縁の文学青年声だが、ややヒステリックな叫び声は凄い。
後半、演奏は戦車のように進むが、あくまで理知的である。
4曲目は「Sleepwalkers」。
印象的なリフにヴォーカルが絡む。演奏も余裕綽々。
途中でラテン調のダンサブルなリズムとフレーズも飛び出す。
以前より耳障り良い曲ながらVDGGらしさは失わない曲群。
やはり、さすがVan Der Graaf Generator
復帰後だって駄作なし。
ハミルはソロ活動を本格化したが
75年、急にVDGGを再結成。そして発表したのが「ゴッドブラフ(Godbluff )」。
72年~74年の3年間
ロックの黄金時代と距離を置き、復活したVDGG。
メンバーは解散前と同じ
Peter Hammill:リードボーカル、ギター、ピアノ
Guy Evans:ドラムス、パーカッション
Hugh Banton:キーボード、ボーカル
David Jackson:サックス、フルート
全4曲だが、弛みなしの楽曲は聴き応え充分。
演奏は「Pawn Hearts」に比べたら、さすがにテンションは落ち着いている。
そりゃ飽和状態を突き破って解散したバンドの再結成だから、以前の狂気を継続するなんて無理ってもんです。
オルガンも以前の荘厳さ、教会音楽っぽさが後退し、親しみやすさを感じる。
(私は荘厳で教会音楽的なキーボードが好きなんですが)
1曲目「The Undercoverman」。
強くディレイ掛かったエンドレスのようなフルートをバックに、囁くような小声で歌い出すハミル。
静やかなボーカルから、凛々しい歌声のへの転換、途中で割って入るサックス、美しいフルート、ヘヴィに低域部を支えるオルガン。
曲が進むにつれて演奏の熱が上がり、ハミルは時おり絶叫。
結局・・・
全体のコントロールは行き渡っているとはいえ、基本的なVDGGスタイルは変わらない。
前曲エンディングのキーボードから、そのまま静かに始まる2曲目「Scorched Earth」
ヴォーカルは前曲の勢いを維持したまま、最初から絶叫調。
相変わらずハミルのヴォーカルに合わせて演奏は盛り上がり、テンションは高い。
リズムはチェンジし、キーボードとサックスが鳴り響く。
最後は混沌とした音の塊から、(VDGGにしては珍しい)ギターのフィードバック音で終焉を迎える。
3曲目「Arrow」はドラムのフェードインから始まり、サックスが鳴り響き、そこにハミルのシャウトが飛び込んでくる。
シャウトだダミ声だといっても、基本は野太さとは無縁の文学青年声だが、ややヒステリックな叫び声は凄い。
後半、演奏は戦車のように進むが、あくまで理知的である。
4曲目は「Sleepwalkers」。
印象的なリフにヴォーカルが絡む。演奏も余裕綽々。
途中でラテン調のダンサブルなリズムとフレーズも飛び出す。
以前より耳障り良い曲ながらVDGGらしさは失わない曲群。
やはり、さすがVan Der Graaf Generator
復帰後だって駄作なし。