あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ヴァン・ダー・グラーフのアルバム復習「ザ・クワイエット・ゾーン/ザ・プレジャー・ドーム」「VITAL」

2012年06月30日 | CD紹介(洋盤)
いよいよバンドも後期。
グループ名からも「Generator」が取っ払われました。

メンバーも変わって発表されたのが8枚目のアルバム
ヴァン・ダー・グラフ「ザ・クワイエット・ゾーン/ザ・プレジャー・ドーム」



1. Lizard Play
2. Habit of the Broken Heart
3. Siren Song
4. Last Frame
5. Wave
6. Cat's Eye/Yellow Fever (Running)
7. Sphinx in the Face
8. Chemical World
9. Sphinx Returns [Instrumental]

オルガンのヒュー・バントンとサックスのデヴィッド・ジャクソンという初期からバンドを支えてきた重要メンバーが脱退、
代わりにベースのニック・ポッターが復帰、そしてヴァイオリンのグラハム・スミスを迎え、音楽性は大きく変化した。



ヴァイオリンはキコキコと音色を奏で、ハミルのエキセントリックなボーカルを引き立てる。
う~ん。
やっぱり、このアルバムは入門盤としてはオススメできない。


そして、唐突に発表されたライヴ・アルバム「Vital」
リリースは1978年。
初期の名盤を聴いてきた者がこのライヴを聴くと荒々しい演奏にドギモを抜かれてしまう。
ハミルのギターは歪み、ヴォーカルは吼える。



ディスク:1
1. Ship Of Fools
2. Still Life (Live)
3. Last Frame (Live)
4. Mirror Images (Live)
5. Medley (Parts Of 'A Plague Of Lighthouse Keepers' And 'The Sleepwalkers') (Live)
ディスク:2
1. Pioneers Over C (Live)
2. Sci-Finance (Live)
3. Door (Live)
4. Urban: Part 1/Killer (Section)/Urban: Part 2 (Live)
5. Nadir's Big Chance

お馴染み曲も直ぐには識別できない。

も~、なんだか分からない。
VDGGの特徴でさえあったオルガンとサックスが脱退し、ハミルのギターとバイオリン中心で強引なライブ演奏。ベースも強力。

パンクが出現した時代、触発されて
実はパンク以上だったハミルの攻撃性が露呈されている。

パンクの連中だってハミルには一目置いていたのだ。

ただし、私はハミルの叙情性やエレガンスも好きだったので、
「静と動」の“動”を強調したサウンドには付いて行けなかった・・・というのが正直な感想。

また聴けば印象が違うかも知れない。
買いなおして聴いてみるかな・・・。