あるBOX(改)

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亀田興毅がパノムルンレックに判定勝ち

2013年04月10日 | ボクシング
4/7 大阪ボディメーカーコロシアム
WBAバンタム級タイトルマッチ12回戦
亀田興毅 判定 パノムルンレック・カイヤンハーダオジム(タイ)

同級8位の挑戦者パノムルンレック・カイヤンハーダオジム(29才)に2―1の判定勝ち。6度目の防衛に成功。

しかし、3年ぶりに対戦したサウスポーに大苦戦した亀田興毅。
ジャッジ2人が115―113、115―114で興毅。残る1人が113―116で挑戦者を支持した公式判定。
明白なポイントを上げる事が出来ず、王座陥落寸前だった。
リング中央では「申し訳ない」「ダメやった」と繰り返すだけだった。

自身と同じサウスポー対戦するのは、唯一の敗戦を喫した2010年3月のポンサクレック戦以来の事。
直前に挑戦者が2度も変更となり、対策を講じる時間が限られたとはいえ、苦しい試合に自身も落胆した様子。

ただし
相手はランク上は8位で格下と言いつつ、ポンサクレックと同門というだけあって、まとまった好選手だった。
ポンサクに比べれば選手としてのスケールで劣るが、それでも右ジャブから左ストレート、アッパーと繋げるボクシングは兄弟子に似た部分も感じられた。

興毅は第2Rに左アッパーを浴び、タタラを踏みながらロープへ後退(実況は無視してたけど)。
ジャブも繰り返し突かれて顔面が紅潮。
5Rあたりでは終盤を戦う選手のような表情に見えた。

距離が掴めない亀田は接近戦を挑み、ボディから顎へアッパーをヒットするシーンもあったが、逆にロープを背に防戦一方となるシーンも見られた。

相手が左構えではジャブも上手く当たらず、実況が「ノーモーションの左!!」と叫ぶようなシーンも殆どなし。

相手ジャブに左クロスを被せようにも、察知したパノムルンレックに首を振って躱される。
逆にガードの真ん中をストレ-トとアッパーで突かれる始末。


26才になった亀田興毅の戦績は30勝(17KO)1敗、
パノムルンレックは36勝(19KO)2敗となった。
試合後、観客への謝罪の弁が口を突き、とうとう四方に土下座までしたという興毅。

私は「興毅選手の力で、良くぞポンサクに似たタイ人ボクサーと互角以上に戦ったなぁ」と逆に感じ入ったのですが
私の感覚がオカシイんですかね?