あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

森田智己と萩野公介

2013年04月24日 | 競泳
アテネ五輪銅メダリスト森田智己の名前で思い出した。

水中動作、特にバサロ泳法を絶賛される萩野公介だが、169cmの森田が見せたバサロも天下一品だった。
アテネの決勝なんて、森田以外の外人選手勢は皆180cm超えた選手ばかり。
(海外の競泳選手なんて190cmくらいの背丈もザラだ)

そんな大型選手を相手に、絶品の反応速度でスタートダッシュ。スルスルと他選手を置いていく勇姿は目を見張る程だった。

アテネ翌年の日本短水路選手権は生観戦したが、スタートしたと同時にスルスルとプール中央まで躍り出す勇姿は、競技を見慣れた観衆をどよめかせる程だった。

海外大会では、大型トップ選手が長い手足を駆使するスイムの前に優勝ならなかったが、
それでも日本男児の意地を見た気がしたものだ。

上半身がブレず、下半身をイルカのように駆使する森田のバサロ泳法は、萩野の泳法にも通じる。
これを、うつ伏せにすればドリフィンキックになる。
マイケル・フェルプスがバタフライのスタートやターン後に見せる得意のドルフィンキックである。
(森田のバサロは、もっとハイテンポだったが)

平泳ぎでも15mまではドルフィンを何度打ってもよい・・・なんてルール変更が取りただされているが
そうなったらフェルプスが平泳ぎにまで進出してくるじゃないか!・・・なんて想像したワタクシでもあります。

そして
萩野は森田智己より大柄である。(180cmまでには届かないが)

森田ほどハイテンポで打たなくとも、もっとバサロやドルフィンを向上させれば世界レベルの大会で金や銀を獲得するのも夢じゃない。
スイムだって伸びしろだらけ・・・って話じゃないか。

先日の「Get Sports」では、脅威の体力・回復力・食欲が研究されていた。
屈託ない性格も頼もしい。

100m背泳ぎで優勝した後は、雄叫びを上げ、プールサイドでは少しオチャラケたポーズまで見せた。
ノッてます。
ドンドン調子に乗ってイイんじゃないですか?

結果がすべてです。
今後も乗りまくってほしいと思います。