5月8日、大阪・ボディメーカーコロシアムで行われたプロボクシングのWBAダブルタイトルマッチは井岡ジム所属の王者2名が揃ってKO防衛する結果になった。
ミニマム級王者の宮崎亮(24才)は、同級7位のカルロス・ベラルデ(22才/メキシコ)に第5回TKO勝ちして初防衛に成功。一進一退の打撃戦からのワンパンチKOで会場を沸かせた。
初回から挑戦者の得意な接近戦に応じた宮崎だったが、ベラルテは相手の打ち終わりを狙う上手さがあり、たびたび被弾。左フックを合わされて腰を落とすシーンもあった。
メキシカンらしく、ボディからのフックから顔面にアッパーを突き上げる挑戦者。ややガードが甘い宮崎は打撃戦の中でも打たれる数は多い気がした。
出血こそ少なかったが2回には左まぶたもカットし、意地になって打ち合っている印象。
序盤から前進しつつ強打を繰り出すベラルデに対し、打ち合いに応じた王者は、試合後に「勢いがあるので、意地になってしまった」とコメント。
なお、王者は第2Rに有効打を受けて左まぶたをカットしている。
そのままジワジワと劣勢に陥るかと思われたが、第5Rに足を使った動きからフリッカージャブで相手を煽るスタイルに変更。
打撃戦ペースは完全に覆らなかったが、結果として距離を取る選択が宮崎のスピードを活かす事になった。
左ジャブをベラルデの顎にヒットし、前に出る挑戦者に鮮やかな左フックをカウンターを一閃!
モロに顎に食らったベラルテは、背中から大の字にダウン!
後頭部をキャンバスにバウンドさせる倒れ方を見たレフェリーは、すかさずストップを宣言。
みごとな逆転KOだった。(公式採点こそイーブンだったが)
「無意識で出たパンチだが、うまいことタイミングを合わせられた」と笑顔を見せた宮崎。
勝者インタビューでも「してやったり」の表情だった。
ただし、本来のライトフライから階級を一つ落とした階級だけに、持ち前の身体能力も片鱗しか見せられない様子。
ベラルテは予想以上の好選手だったとは言え、第5R以外は相手のペースに付き合って苦んだ防衛戦だった。
連勝を22に伸ばした王者。身体の事を考えれば元の階級に戻して欲しいが、指名挑戦試合のクリアは王者の証明としては必須だ。
一方、ライトフライ級王者の井岡一翔(24才)は、同級2位のウィサヌ・ゴーキャットジム(29才/タイ)に9回KO勝ちし、初防衛に成功。
スラリとした選手同士、ストレートを伸ばし合う試合展開。
井岡が、相手のサウスポー・スタイルからの左を珍しく被弾するシーンもあり、スリリングなラウンドもあった。
ただ、しっかりと顎を引いておりダメージは無し。
ジャブ・ワンツーに加え、腕だけで掬い上げるような高速アッパーをスピーディーに繰り出すスタイルは、やはりデラホーヤを連想させ、“いろんな意味で”デラホーヤとの共通点を感じました。
マッチメークとか、その辺も事も含めて・・・ね。
今回はサウスポーを崩すのに少し時間が掛かったかな?
ボディも交えてジワジワと弱らせ、第9Rに連打から2発右アッパーを突き刺し、ウィサヌを沈めた。
中盤以降は相手パンチを読んだように見えたし、それなりに安心して見られる王者になったなぁ・・・という印象。
なかなか安心して見られる王者の出現なんてないですから、そういう意味では成長しているのかも。
まぁ、試合後に「伝説に残る選手になりたい」とコメントされていたが、やはりそれには強敵への勝利が必須。
海外世界王者との統一戦など、ビッグマッチ連戦で生き残る事でボクシング・ファンを納得させるしか無いでしょう。
放送席だけが「強敵」と煽る選手を倒して悦にいるなら「TBS王者/IOKA王者」と呼ばれる誹りは間逃れないと思いますぞ。
なお、日本のジム所属の男子現役世界王者は7人のまま。
個人的には内山とのMVP争いに注目。
私は内山を贔屓してしまいますが・・・ね。
ミニマム級王者の宮崎亮(24才)は、同級7位のカルロス・ベラルデ(22才/メキシコ)に第5回TKO勝ちして初防衛に成功。一進一退の打撃戦からのワンパンチKOで会場を沸かせた。
初回から挑戦者の得意な接近戦に応じた宮崎だったが、ベラルテは相手の打ち終わりを狙う上手さがあり、たびたび被弾。左フックを合わされて腰を落とすシーンもあった。
メキシカンらしく、ボディからのフックから顔面にアッパーを突き上げる挑戦者。ややガードが甘い宮崎は打撃戦の中でも打たれる数は多い気がした。
出血こそ少なかったが2回には左まぶたもカットし、意地になって打ち合っている印象。
序盤から前進しつつ強打を繰り出すベラルデに対し、打ち合いに応じた王者は、試合後に「勢いがあるので、意地になってしまった」とコメント。
なお、王者は第2Rに有効打を受けて左まぶたをカットしている。
そのままジワジワと劣勢に陥るかと思われたが、第5Rに足を使った動きからフリッカージャブで相手を煽るスタイルに変更。
打撃戦ペースは完全に覆らなかったが、結果として距離を取る選択が宮崎のスピードを活かす事になった。
左ジャブをベラルデの顎にヒットし、前に出る挑戦者に鮮やかな左フックをカウンターを一閃!
モロに顎に食らったベラルテは、背中から大の字にダウン!
後頭部をキャンバスにバウンドさせる倒れ方を見たレフェリーは、すかさずストップを宣言。
みごとな逆転KOだった。(公式採点こそイーブンだったが)
「無意識で出たパンチだが、うまいことタイミングを合わせられた」と笑顔を見せた宮崎。
勝者インタビューでも「してやったり」の表情だった。
ただし、本来のライトフライから階級を一つ落とした階級だけに、持ち前の身体能力も片鱗しか見せられない様子。
ベラルテは予想以上の好選手だったとは言え、第5R以外は相手のペースに付き合って苦んだ防衛戦だった。
連勝を22に伸ばした王者。身体の事を考えれば元の階級に戻して欲しいが、指名挑戦試合のクリアは王者の証明としては必須だ。
一方、ライトフライ級王者の井岡一翔(24才)は、同級2位のウィサヌ・ゴーキャットジム(29才/タイ)に9回KO勝ちし、初防衛に成功。
スラリとした選手同士、ストレートを伸ばし合う試合展開。
井岡が、相手のサウスポー・スタイルからの左を珍しく被弾するシーンもあり、スリリングなラウンドもあった。
ただ、しっかりと顎を引いておりダメージは無し。
ジャブ・ワンツーに加え、腕だけで掬い上げるような高速アッパーをスピーディーに繰り出すスタイルは、やはりデラホーヤを連想させ、“いろんな意味で”デラホーヤとの共通点を感じました。
マッチメークとか、その辺も事も含めて・・・ね。
今回はサウスポーを崩すのに少し時間が掛かったかな?
ボディも交えてジワジワと弱らせ、第9Rに連打から2発右アッパーを突き刺し、ウィサヌを沈めた。
中盤以降は相手パンチを読んだように見えたし、それなりに安心して見られる王者になったなぁ・・・という印象。
なかなか安心して見られる王者の出現なんてないですから、そういう意味では成長しているのかも。
まぁ、試合後に「伝説に残る選手になりたい」とコメントされていたが、やはりそれには強敵への勝利が必須。
海外世界王者との統一戦など、ビッグマッチ連戦で生き残る事でボクシング・ファンを納得させるしか無いでしょう。
放送席だけが「強敵」と煽る選手を倒して悦にいるなら「TBS王者/IOKA王者」と呼ばれる誹りは間逃れないと思いますぞ。
なお、日本のジム所属の男子現役世界王者は7人のまま。
個人的には内山とのMVP争いに注目。
私は内山を贔屓してしまいますが・・・ね。