あるBOX(改)

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最近の収穫:The Who ライヴ・アット・ハル 1970(CD)

2013年05月24日 | 英国ロック
昨年発売されたCDを、やっと購入

ザ・フー - ライヴ・アット・ハル 1970
LIVE AT HULL 1970

フォーマット:CD 2枚組
品番:UICP-1143 レーベル:POLYDOR UK
発売元:ユニバーサルミュージック合同会社

発売日:2012.12.05
価格(税込) \3,200
Label: UNIVERSAL INTERNATIONAL



1970年、ザ・フーの公式ライヴ・アルバムのため、2月14日のリーズ公演と翌15日のハル公演がレコーディングされた。

演奏的にはリーズに勝るとも劣らないと言われたハル公演だが
結局オクラ入りとなったのは、機材トラブルによりベースの一部がうまく録音できなかったため。

ジョン・エントウィスルのベースはザ・フーの命とも言える音だけに、「そりゃ、しょうがないなぁ」というのが同エピソードを知った時の感想だったが。

時は流れて2000年代。
その欠落部分をリーズの音源から補うなどして丁寧にレストアし、
1970年に録音されたザ・フーの演奏を高音質で復活させるなんて離れ業が可能になったんですなぁ。
感激ですわ・・・。

そもそも「ライヴ・アット・リーズ」だって、最初は1枚組のアルバムだったのを「25周年エディション」として大幅に曲を増やして発売されて、The Whoのファンを狂喜させたワケだし。

さらに2010年には「ライヴ・アット・リーズ~40周年記念アルティメット・コレクターズ・エディション」まで発売され、その中に兄弟公演扱いで「ライヴ・アット・ハル」のディスクも含まれていたんですよね。

既に「25周年版」を持ってた私は泣く泣くスルーしてたのだが、昨年めでたく分売されて
これまた多くのファンを狂喜させたんですよねぇ。

ジャケットも表面紙のデジパック仕様。
保存されてたケースごと発掘されたイメージ。白く擦れた傷みの部分も、そのまま印刷されています。



・・・曲目は
【DISC1】
01 ヘヴン・アンド・ヘル
02 アイ・キャント・エクスプレイン
03 フォーチュン・テラー
04 いれずみ
05 ヤング・マン・ブルース
06 恋のピンチヒッター
07 ハッピー・ジャック
08 アイム・ア・ボーイ
09 クィック・ワン
10 サマータイム・ブルース
11 シェイキン・オール・オーヴァー
12 マイ・ジェネレイション
13 ドクター
14 ミラー・ボーイ
15 鏡をこわせ
16 奇蹟の治療
17 サリー・シンプソン
18 僕は自由だ
19 トミーズ・ホリデイ・キャンプ
20 俺達はしないよ

【DISC2】
01 序曲
02 イッツ・ア・ボーイ
03 1921
04 すてきな旅行
05 スパークス
06 光を与えて
07 クリスマス
08 アシッド・クイーン
09 ピンボールの魔術師
10 大丈夫かい
11 フィドル・アバウト
12 トミー、聞こえるかい



そもそもブート対策としてのライヴ盤制作だったらしいリーズ大学とハル・シティ・ホールの連日公演。
当然、曲目も演奏も、ほぼ同じです。

ただし、その場のノリで細かいニュアンスは変わるから、やはり、ハル公演も聴いてて楽しい。
録音も、ハルでのライヴの方が、より生々しく仕上げられている。

特にドラムのサウンド。
まず音がデカイ。凄く迫力がある。暴れている。

キース・ムーンのドラムこそ、このバンドの魅力だし、私自身キースの大ファンだから、それだけで嬉しい。

ピート・タウンゼントの轟音ギターも鳴り響いている。
ロジャーも声が裏返ろうとお構いなしの吠えっぷりだ。

お行儀の悪いライヴ演奏こそ、ザ・フーだ。

これまたウォークマンでヘビロテ決定で御座います。