あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

アニメ「ブラックラグーン」MXTVで放送中

2017年09月04日 | アニメ・特撮
まぁ、片渕須直監督が関わってるって事で…
私も見ていますが。

漫画原作モノだけど、武器やアクションも折り紙つきな
監督なので、やっぱ凄いなと思わせてくれます。



舞台は東南アジアにある架空の犯罪都市ロアナプラ。
主役は運び屋「ラグーン商会」のメンバー。

彼らと裏社会の組織や人間たちが繰り広げるトラブルの日々。
独特な表現やエグい言い回しが人気のアクション作品。

日本人ホワイトカラーの緑郎は、一流企業に見放され転身。
ロックとなってラグーン商会へ。

レヴィは露出の多いグッドルッキングだが、直ぐに二丁拳銃
振り回し、下品な言葉を吐く武闘派女。

ボスは黒人ダッチ。
イカした口調と冷静さ、戦闘力と操舵術と筋を通す性分から
他勢力からも一目置かれる存在。

そこにロシアマフィアのバラライカ姉さん(元軍人)を始め
南米のカルテルやら中国勢力やら左翼活動家の日本人やらが
関わって、毎回ドンパチで盛り上がる。

先日の日本人活動家なんて「原作:狩撫麻礼.作画:谷口ジロー」
~な雰囲気がプンプンしているキャラで、私は勝手に喜んじゃ
いましたよ。
※「ライヴマシーン」のムードも感じたな…。

第二シーズンも続けて放送され、噂の可愛い双子ちゃんの猟奇
パワーにゾッとしたものです。

それ以前にバラライカ姉さんが小金稼ぎで無修正ビデオを複製
してたり、それを見たレヴィが「姉御、これってアレかい?」と
深夜放送とは言え地上波で言うセリフと絵面かよ…と、嘆きを
入れたくなるシーンもありましたよ。

でも、喧嘩したロックとレヴィの仲直りシーンが余りにエロくて
「無修正モノよりスゲェじゃねぇか!」と私は改めて嘆いたので
ありました。



なんか、スゲエおっそろしいクリエーターに惚れちゃった気が…。
今は「この世界…」プレミアで渡仏されている片渕監督ですが、
全方向に才能ぶっ飛ばしたらどんな事になるんでしょう?

久保隼がローマンに9回TKO負けで王座陥落

2017年09月04日 | ボクシング
2017年9月3日(日)島津アリーナ京都
【WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ】

ダニエル・ローマン(米)TKO9R 久保 隼(真正)

長谷川穂積の後継者と言われる王者・久保隼。戦績は
12勝(9KO)無敗。
今年4月、WBA世界Sバンタム級王者セルメニョに挑戦、
11Rに消耗した王者が棄権し、初挑戦で世界王座を奪取。
今回の試合は初防衛戦。

一方のローマン(米/27才)は25戦22勝(8KO)2敗1分。
14連勝中でランキングは2位。



国歌吹奏。
浅黒いインディオ系のローマンに米国国歌かぁ。
往年のラウル・ロハスなどは「メキシコ系米国人」で
色白だったから違和感なかったが、最近はチャンスを
求めてアメリカ国籍で戦うメキシカンが多くて、何か
微妙な印象を受ける。

セコンド陣もメキシカンだし、今回の入場曲だって
マリアッチ風味だし。出撃時には「ビバ!メヒコ!」
って叫んでるし・・・。
※私の感覚が古いんですかねぇ。

そのボクシングも、いかにもメキシカンなローマン。
序盤から踏み込んで、いきなり右を振るってくる。
長身のサウスポー久保は右を細かく出して距離を保つ。
ただし初回の終盤は少し近まってフックの距離に。
挑戦者のアッパーが怖い。

第2Rも久保が距離を取るがローマンのパンチも伸びて
くる。中盤、久保が左ストレートをカウンターし、
挑戦者が一瞬タタラを踏む。
ノーモーションのナイスパンチ。初防衛のリキみなど
見受けられない久保の左、これがあれば相手の接近も
阻めると思われた。

第3R。
アップライトからのフットワークで身体の硬さを
補う王者と、ガードを上げて上体を軽く揺らして
攻める挑戦者。
ローマンは長身久保の顎にもアッパーをスムーズに
打ち上げる。
右のダブルも繰り出す挑戦者の圧力に久保のジャブが
減り、距離が縮まる。
ラウンド終盤には挑戦者の左アッパー・トリプル!
(ヲイ、何を喜んでる!?)

第4R、久保も左でボディを狙うが、距離が近くなり、
ローマンのアッパーを食う。ボディ連打も被弾。
挑戦者は抜け目がない。相手が踏み込んでくれば打ち、
自分が打つ時はスーッと距離を詰める。
もはや体格差は全く関係なし。
挑戦者の連打、回転が上がっている。

第5R、ローマンのペースが上がる。パンチもパワーが
こもり始めた。中間距離でも挑戦者が右ストレートで
先手を取るシーンが増える。
王者は左目上が赤くなり、相手の距離に巻き込まれる。
打ち終わっても、そのまま止まるから挑戦者のパンチに
さらされる。



第6R。
久保も打ち返すがズルズルと相手ペースに巻きこまれる
悪循環へ。 
足が止まりがちで被弾も続き、右ストレート、左右の
アッパーで度々顎が上がる。終盤はロープに飛ばされ、
ダメージあり。ゴングに救われる。 

第7R。
いきなり攻め込んでくるローマン、攻め返す久保。
ローマンは守りながらの攻め、久保はダメージとリキみ
からかパンチの繋ぎが緩慢だ。
左アッパー直前のグラブ・ワンアクションも、むしろ
テレフォンになっている。
そこにローマンの右、効いて後方に下がったところで
追撃の右ストレート。久保、腰からダウン!
時間はたっぷり残っていたが、久保も懸命に反撃。
被弾もあり、クリンチにも行けず、回復には程遠いが
相手の打ち疲れもあって持ちこたえた。
久保の意地に客席から大きな拍手が飛ぶ。

第8R。
仕切り直したかのようにジャブから左ストレートを打つ
久保、ローマンの攻勢は少し小康状態。
左アッパーでボディも叩く久保、ダウンを取られた次の
ラウンドと思えば十分な展開。
ガードも上げ、頭も振っている。ローマンが失速すれば
盛り返しもあるかもと思ったが、終盤に軽い被弾でダメ
ージが表面化、防戦に追い込まれてしまう。
終了間際に右ストレートでダウン!

そして第9R。勝負を掛けるよう言われた久保、相手出鼻に
左ストレートをヒット。
しかしローマンの前進は止まらず、軽いパンチでダメージ
与え、効いた久保がロープに詰まると強いフックの連打!
なんとか回ったが、挑戦者の左フック、左アッパーが立て
続けにヒット。
最後は右ストレートで久保が後方に大きくバランスを崩した
ところでレフェリーが試合を止めた。

新王者誕生。最後まで落ち着いていたローマンが、ここで
初めて歓喜の表情を見せた。
※勝者インタビューには英語で答えてたな・・・

久保は初防衛に失敗。
地元での凱旋試合だったが、厳しい結果が待っていた・・・。