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井上尚弥いよいよ米国進出!

2017年09月09日 | ボクシング
試合は米カリフォルニア州カーソン、スタブハブ・センター。
世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級タイトルマッチ。

2017年9月9日(現地時間)、チャンピオンの井上尚弥が初の海外
防衛を目指す。

米国デビューの「モンスター」井上(大橋)の相手は、WBO同級
7位のアントニオ・ニエベス(米)。
戦績は20戦17勝(9KO)1敗2分。



これが6度目となる井上の防衛戦防衛戦は、ボクシングの世界的
中心地アメリカ。

しかも複数世界戦興行で、サバイバル・トーナメントの意味合い
ある「SUPERFLY」で行われるんですねぇ。

米では軽量級が軽視されていたが、マイケル・カルバハル(米)
たち人気選手が興行価値を高め、最近はローマン・ゴンサレス
(ニカラグア)も活躍。
軽量級選手も「稼げる」環境にある。

日本からも進出を望む選手は多かったが、国内での防衛戦を行う
うちにタイミングを逸したりして実現には至らなかった。

しかも、今までの選手は「売り出す」必要があったのだが、今回
井上は「求められて」の進出である。

有力プロモーターや有名ケーブル局HBOの招聘だという。
名王者ナルバエスをセンセーショナルに倒した一戦で一気に
注目を集めた井上。
※動画サイトの浸透で世界中の関係者やファンが日本の試合を
 見れるようになった事も大きいだろう。

今日の興行にはローマン・ゴンサレス、シーサケット、カルロス・
クアドラス、ファン・フランシスコ・エストラーダが出場。

無敗の怪物と言われたゴンサレスに土を付けたシーサケットは、
今回の再戦で「際どかった」初戦以上の勝利を目指すだろうし、
ゴンサレスは覇道再開と行きたいに違いない。

ゴンサレス、井上ともに同興行で勝利すれば、一度白紙になった
軽量級ビッグマッチが大きく進展するだろう。

このような興行に組み込まれる日本人は初とも言えるし、
※伝説の「海老原博幸vsアラクラン・トーレス」もタイトル戦
 ではなかったし・・・

9/9は、井上尚弥というボクサーにとって大きな分岐点になる事は
間違いない。



※さすがに興行ポスターではゴンサレスが主役だが。
 商品価値が上がればコロッと変わるのがアメリカの業界。
 井上がインパクトある勝ち方すれば一気に変わる。

井上の相手ニエベスだって引き立て役はゴメンだろう。

制空権把握能力のある井上は技巧ボクサーでもあり、そこから
シャープに強打してKOを量産してきたタイプだから、幾分は
安心して見ていられるが、それでも油断は大敵。

環境の変化、時差ボケ、減量の影響(試合前の映像を見ると
けっこう頬がこけている・・・)など、心配な要素もある。

前日計量は現地時間の8日、米カリフォルニア州カーソンの試合
会場内で行われ、井上はリミットいっぱい52.1キロ、挑戦者の
ニエベス(米)は51.6キロで、ともに1回でパス。

屋外のステージで、ファンにも公開されて行われた計量。
「日本と雰囲気が全然違う。テンションが上がる」。
「初回からフルでいく。チャンスがあればKOを狙う」と語った
という井上。
ニエベスは米国籍とはいえ中南米系、そういった面ではアウェイ
と言えるんだろうが、試合で魅せれば関係ない。

ぜひ「生で見る」観客、間近の関係者にアピールして欲しい! 

なお、メインのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチは
挑戦者の元世界4階級王者ゴンサレス(30歳)が52・0キロ、
初防衛の王者シーサケット・ソールンビサイ(30歳/タイ)は
52・1キロでパスしている。

生中継はWOWOWプライムのエキサイトマッチSPにて9/10朝の10時
から中継予定。
地上波はフジテレビ(関東ローカル)で9/10深夜26時25分から放送。

・・・楽しみだ!