早いものです。
ブログに感傷的な書き込みして、もう1年です。
いつか書こうと思っていた名勝負を取り上げます。
「ボビー・チャコンvsラファエル・リモン第4戦」
1982年12月11日
米 カリフォルニア州サクラメント メモリアル・オーデトリアム
【WBC・Jライト級タイトルマッチ15回戦】
王者:ラファエル“バズーカ”リモン
(メキシコ)28才 47勝11敗2分
挑戦者5位:ボビー・チャコン
(米/元WBCフェザー級王者)31才 50勝6敗1分
王者・リモンは返り咲き後、崔忠日を豪快にKOして初防衛。
一方のチャコンは7年ぶりの王者復帰のチャンス。5ヶ月前、引退を
聞き入れないと自殺した愛妻バロリーの為にも負けられなかった。
両者の対戦は、ここまで1勝1敗1引き分けの5分。しかし戦前の予想は
リモン有利。
前年、ボザの同タイトルに挑戦、TKO負けしているチャコンは既に
ロートルと見られていたのだ。
様子見の初回~第2R、打ち合いの様相。長身の左ラフファイター・
リモンの左右フック・アッパーが、チャコンをロープに詰める!
カバリングするチャコンだが躱し損なって被弾。
もうナバレッテ戦の再現を狙ってるのか!?
しかし、ここからが我等がチャコンの真骨頂!
ど真ん中からの右ストレートをビシビシ打ち込んでリモンを押し返す!
この試合を象徴するシーンだ!
第3R、この回はチャコンが好調。ワンツーを強烈に決めてリード。
地元ファンの「チャコン・コール」が凄い。
彼の意気込みをファンは知っているのだ!
しかし、ここでリモンの左がクロスでヒット。
押しつける様なパンチだが、チャコンよろけてダウン!
勿体無いノーダメージのダウンだ。
この後も激しいシーソーゲームは続くが、中盤チャコンがボクシングの
上手さでリード。距離を取ってイキナリの右をダブル。
第9Rには強烈な右ストレートから、連打でリモンが棒立ちに!
チャコン、攻める!チャコンの連打!
KOチャンスをゴングで逃したチャコン、第10Rも猛攻。
しかし!右の大振りで左の返しが遅れた一瞬、リモンの左が先にヒット!
チャコン、今度は効いたダウン!
この お調子者~!
3Rと同じパターンじゃないか!チャンスで集中切らすなよ!
リモン攻勢の中ラウンド終了。
第11R。
会場が どよめいた。前ラウンド、ダウンしたチャコンが開始と同時に
敢然と攻勢に出たのだ!
あぁヤバイ、今ビデオで見てても泣きそうだオレ。
戸惑いからか受けに回ったリモンも反撃。
またも打ちつ打たれつの打撃戦!
左右フック・アッパーで荒れ狂う荒法師リモン、
左フックでも迎え撃つチャコン。既に両者血まみれだ。
第13R、さすがにリモンも疲れて来た。チャコンは まだ元気。
激戦の中、しっかり抜くトコロは抜いていたんだな!
なによりチャコンの方が気力で優っている!
終盤、右対左の相打ち!チャコンの右が打ち勝った!ズルズルとロープに
寄り掛かるリモン。効いている!!チャコン、猛攻。リモンまたも棒立ち!
14R、リモンはメロメロ。
チャコンも疲れたが勢いがある。クリンチで分けられたトコロでリモン、
バンザ~イ!(まだ元気って言いたいのか?)でも直後にボデイストレートで
腰を折る。・・・なんだオマエは(笑)。
しかしリモンもピンチでこそ右ジャブを連打するトコなんてサスガだ、
と誉めておこう(笑)。
驚異の打撃戦は最終15R。
チャコンがパフォーマンスを見せる。上手い出入りで右を狙い撃ち、反撃
パンチはボデイワークで躱す。
この期に及んで この動き、
ドコまで調子に乗りやすいヤツなんだオマエは~(涙)!!
チャコンの足が生きている。
残り18秒、前進するリモンの左に合わせて右アッパーをヒット、その右手で
直後にストレート!リモンの身体が大きく後方に傾いた!追うチャコン!
行け――――――――――――――!!
ワンツーでリモン、ロープ際までスッ飛んでダウンだ――――!!
チャコン、トップロープを掴んで歓喜のジャンプ(ピョコンと可愛いく)!
あぁぁぁオレ泣きそう!!
・・・ダメージ深いリモン、スローモーに立ち上がった。
ここで試合終了ゴング!!ドラマチックなエンディング!会場は熱狂の渦!
判定は3-0でチャコンへ!
感動の世界王者カムバックだ!久々に見ても泣けた。
感動を有り難うチャコン!オレは何があってもアンタを忘れないよ。
この試合のちょい後の専門誌で新しい嫁とのツーショットが掲載されてても、
引退数年後に騒ぎ起こしても、失踪して心配させてくれても、オレはアンタが
大好きだよ。
ありがとう、チャコン。あんたの激闘は永遠だ!!
ブログに感傷的な書き込みして、もう1年です。
いつか書こうと思っていた名勝負を取り上げます。
「ボビー・チャコンvsラファエル・リモン第4戦」
1982年12月11日
米 カリフォルニア州サクラメント メモリアル・オーデトリアム
【WBC・Jライト級タイトルマッチ15回戦】
王者:ラファエル“バズーカ”リモン
(メキシコ)28才 47勝11敗2分
挑戦者5位:ボビー・チャコン
(米/元WBCフェザー級王者)31才 50勝6敗1分
王者・リモンは返り咲き後、崔忠日を豪快にKOして初防衛。
一方のチャコンは7年ぶりの王者復帰のチャンス。5ヶ月前、引退を
聞き入れないと自殺した愛妻バロリーの為にも負けられなかった。
両者の対戦は、ここまで1勝1敗1引き分けの5分。しかし戦前の予想は
リモン有利。
前年、ボザの同タイトルに挑戦、TKO負けしているチャコンは既に
ロートルと見られていたのだ。
様子見の初回~第2R、打ち合いの様相。長身の左ラフファイター・
リモンの左右フック・アッパーが、チャコンをロープに詰める!
カバリングするチャコンだが躱し損なって被弾。
もうナバレッテ戦の再現を狙ってるのか!?
しかし、ここからが我等がチャコンの真骨頂!
ど真ん中からの右ストレートをビシビシ打ち込んでリモンを押し返す!
この試合を象徴するシーンだ!
第3R、この回はチャコンが好調。ワンツーを強烈に決めてリード。
地元ファンの「チャコン・コール」が凄い。
彼の意気込みをファンは知っているのだ!
しかし、ここでリモンの左がクロスでヒット。
押しつける様なパンチだが、チャコンよろけてダウン!
勿体無いノーダメージのダウンだ。
この後も激しいシーソーゲームは続くが、中盤チャコンがボクシングの
上手さでリード。距離を取ってイキナリの右をダブル。
第9Rには強烈な右ストレートから、連打でリモンが棒立ちに!
チャコン、攻める!チャコンの連打!
KOチャンスをゴングで逃したチャコン、第10Rも猛攻。
しかし!右の大振りで左の返しが遅れた一瞬、リモンの左が先にヒット!
チャコン、今度は効いたダウン!
この お調子者~!
3Rと同じパターンじゃないか!チャンスで集中切らすなよ!
リモン攻勢の中ラウンド終了。
第11R。
会場が どよめいた。前ラウンド、ダウンしたチャコンが開始と同時に
敢然と攻勢に出たのだ!
あぁヤバイ、今ビデオで見てても泣きそうだオレ。
戸惑いからか受けに回ったリモンも反撃。
またも打ちつ打たれつの打撃戦!
左右フック・アッパーで荒れ狂う荒法師リモン、
左フックでも迎え撃つチャコン。既に両者血まみれだ。
第13R、さすがにリモンも疲れて来た。チャコンは まだ元気。
激戦の中、しっかり抜くトコロは抜いていたんだな!
なによりチャコンの方が気力で優っている!
終盤、右対左の相打ち!チャコンの右が打ち勝った!ズルズルとロープに
寄り掛かるリモン。効いている!!チャコン、猛攻。リモンまたも棒立ち!
14R、リモンはメロメロ。
チャコンも疲れたが勢いがある。クリンチで分けられたトコロでリモン、
バンザ~イ!(まだ元気って言いたいのか?)でも直後にボデイストレートで
腰を折る。・・・なんだオマエは(笑)。
しかしリモンもピンチでこそ右ジャブを連打するトコなんてサスガだ、
と誉めておこう(笑)。
驚異の打撃戦は最終15R。
チャコンがパフォーマンスを見せる。上手い出入りで右を狙い撃ち、反撃
パンチはボデイワークで躱す。
この期に及んで この動き、
ドコまで調子に乗りやすいヤツなんだオマエは~(涙)!!
チャコンの足が生きている。
残り18秒、前進するリモンの左に合わせて右アッパーをヒット、その右手で
直後にストレート!リモンの身体が大きく後方に傾いた!追うチャコン!
行け――――――――――――――!!
ワンツーでリモン、ロープ際までスッ飛んでダウンだ――――!!
チャコン、トップロープを掴んで歓喜のジャンプ(ピョコンと可愛いく)!
あぁぁぁオレ泣きそう!!
・・・ダメージ深いリモン、スローモーに立ち上がった。
ここで試合終了ゴング!!ドラマチックなエンディング!会場は熱狂の渦!
判定は3-0でチャコンへ!
感動の世界王者カムバックだ!久々に見ても泣けた。
感動を有り難うチャコン!オレは何があってもアンタを忘れないよ。
この試合のちょい後の専門誌で新しい嫁とのツーショットが掲載されてても、
引退数年後に騒ぎ起こしても、失踪して心配させてくれても、オレはアンタが
大好きだよ。
ありがとう、チャコン。あんたの激闘は永遠だ!!