あるBOX(改)

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「フリー伝記本」翻訳版、日本の出版社から発売へ

2017年09月20日 | 英国ロック
忘れじのブルース・ロックバンド=FREE。
その伝記本が遂に日本の出版社から刊行される事は紹介済み。

原題は「Heavy Load: The Story of "Free"」
著者はDavid Clayton , Todd K. Smithの両氏。



翻訳者は葛葉哲也氏。
本国版が出版された後、日本版が出ない事を憂いて、自ら
2013年に自費出版した人物だ。

その時のタイトルが
「HEAVY LOAD FREE ~ブリティッシュ・
ブルース・ロックの雄 フリーの軌跡~」

推敲を重ね最終的に修正液で訂正箇所を直したような労作。
その情熱には頭が下がる思いがしたものだ。

当時、実際に出版社を訪ねたそうだがサイズの大きさとページの
多さに難色を示され、出版不況もあって良い返事は貰えなかった
という。



フリーの熱狂的ファンである私は直接葛葉氏に連絡を取って入手、
さっそく読み込ませて貰ったが。
その情報量に、ただただ圧倒されるだけだった。

http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/1ad87cce920b3803feac98b41bff47c1

(上記リンクは当時の弊ブログ記事で御座います)

その後も出版社とコンタクトを取る機会があった葛葉紙だが
なかなか刊行OKが出ない「もう一つの理由」があった。

本国版に掲載されている写真の数々。
これには権利があり、しっかりクリアしないと発売に漕ぎ
着けない。
出版社も、どうせ出すなら写真やツアーデータも掲載したい
意向だったそうだ。

今回出版される書籍は、そういった物も掲載されているとの
ことで、まさに「完全版」の翻訳本といって良いだろう。



今度出る伝記本のタイトルは
『デヴィッド・クレイトン "フリー・ザ・コンプリート
 伝説のブリティッシュ・ブルース・ロックバンド、栄光と挫折(仮)"』

ある意味、内容を良く表した書籍名だと思う。

オリジナル・メンバー4人の生い立ちと、音楽との出会い。
そして、4人がどのように出会い、フリー結成に至ったのか。
デビューから「オール・ライト・ナウのヒット、そして崩壊
していくバンドとコゾフの状況をメンバーほか、関係者達の
証言を交えて克明に描かれているからだ。

終盤はファンとして辛くなるほどの内容。
※メンバー以外にも死者は出るし…。

ただ、それでも
本格的海外ロックバンドの来日が珍しかった時代に、
(崩壊寸前で半ばヤケ気味だったとしても)
壮絶なステージでファンを魅了してくれた「忘れじの英国
ブルースロック・バンドの雄」フリーの伝説が紐解かれた
一冊なのだ。

我々ファン垂涎、新たな感動と発見に満ちた、フリー初に
して決定版と言える一冊なのだ。

私はもうamazonで注文しました。
ファンの方は品切れになる前に確保しておきましょう!



『デヴィッド・クレイトン "フリー・ザ・コンプリート
 伝説のブリティッシュ・ブルース・ロックバンド、栄光と挫折(仮)"』

デヴィッド・クレイトン (著), トッド・K・スミス (著),
葛葉哲哉 (翻訳)

1,500部限定生産。
巻末には68年から74年までの全ライブ日程を掲載。

単行本: 280ページ
出版社: DU BOOKS
発売予定:2017年10月13日
A4 / 280ページ予定
価格: 4,536円(税込)

当初は「栄光と奈落」というタイトルで、発売日も1週間早かったが。
色々と調整されているようだ。
一週間ぐらい待ちますよ!これまでも待ってきたんだから!

今回、完全版としての刊行を出版社から果たした葛葉氏の熱意と継続力に
最大限の敬意を表したいと思います!

そして出版元のDU BOOKSさんに感謝!

「この世界の片隅に」特装版特典ディスクを見た

2017年09月20日 | アニメ・特撮
amazonで予約購入した『この世界の片隅に (特装限定版) Blu-ray』
AmazonオリジナルメイキングDISC付ゆえ、まずコレを先に見た。



「のんちゃん」が「すずさん」になっていく映像。
14分だが、初めて声の演技をする若い女優さんのドキュメンタリー。

特典ディスクにも一部あるが、その拡大版だと思うと「ただの14分」
ではないと理解できる。



そして通常(?)特典
◆特製100Pブックレット
◆特典DISC
 ・旅のはじまり ~映画『この世界の片隅に』制作準備の日々~
 [ロケハン・脚本・絵コンテなど制作過程を追った新規メイキング映像]
 ・練馬アニメカーニバル2015 映画『この世界の片隅に』公開まであと1年!
  記念トークイベント
 ・呉市立美術館 マンガとアニメで見る こうの史代 この世界の片隅に 展
 ・アニメーション映画『この世界の片隅に』制作風景 背景篇
 ・アニメーション映画『この世界の片隅に』制作風景 原画篇
 ・『この世界の片隅に』ライブ付プレミア試写会
 ・『この世界の片隅に』公開記念!ネタバレ爆発とことんトーク!
 ・劇場舞台挨拶集
 ・アニメーション映画『この世界の片隅に』オリジナルサウンドトラック
  発売記念 スペシャルライブ[コトリンゴ・カタスミクインテットによる
  劇中音楽の貴重なスペシャルライブ映像]
 ・のん、すずさんになる。
  [のんによるアフレコ現場・広島キャンペーンなどの映像と共に振り返る
  新規インタビュー映像]



「制作準備の日々」でロケハンを重ねる監督、完成を信じつつ進める絵コンテ、
これだけでグッときます。

「練馬アニメカーニバル2015」でのトークイベントも印象深い。
この頃、私はノホホンと日々を過ごしていた。不明を恥じます…。

制作風景や原画展には圧倒される。手間の掛かることを当たり前のように。
職人さんのような仕事…。



『この世界の片隅に』ライブ付プレミア試写会も沁みる。
コトリンゴさんの歌と演奏を横で聴いて目を潤ませる片渕監督とのんちゃん。
とくに、のんちゃん!
あなたは約8ヶ月後、コトリンゴさんと一緒に9万人の観衆の前で「悲しくて
やりきれない」を歌うのですよ!(涙)

『この世界の片隅に』公開記念!ネタバレ爆発とことんトーク!
…ロフトプラスワンでの秘密会議のような雰囲気が堪らない。
この辺じゃ応援するようになってたが、チケットなど取れるワケもなかった…。
見たかったイベントだから収録が凄く嬉しいよ。
快進撃前夜、ぶっちゃけトークが楽しすぎる!



やっぱり驚いたのが尾身美詞さんがキレイな事!ベッキーの親戚か!?
こんな可愛らしい人が、あんな怖い径子さんを演じてたのか!?

リンさんを演じた岩井七世さんも色白美人。女性声優さん皆カワイイ。



北條サン役+広島弁方言ガイドの新谷真弓さんは、小柄なマスコット的な存在?
ナイロン100℃では、そうだった印象あったが、さすがに広島弁の先生だからなぁ。
健康~ナイロン・ファンのウチの連れ合いにこの映像を見せたら感慨深そうだった。

本人がいう「これまでワケが分からない役が多かった。宇宙人とか」のコメントにゃ
二人で大笑いしてしまいましたよ。

ロフトプラスワン、いつの間にか一緒にその場にいる気分。
気がつけば、お客さんと一緒に私も拍手していました(笑)。

コトリンゴさんのLIVEは、これだけでも一作品に数えられる素晴らしさ。
ピアノのハンマーは弦を叩くだけじゃなく、優しく撫でるものでもあると再認識を
いたしました。優しい演奏です…。



そして、「のん、すずさんになる」
キャンペーン光景など、これまた印象深い。

のんちゃんが、どんどん奇麗になっていく…。
女性として、そういう時期という事もあるが、再び人目に触れて華が甦っていく様が
たまらなく素敵だ。

「空腹問題」も、こうなると笑い話。

このディスクだけでも何度も見ることになりそうです。
~というか、次は本編だよ!