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あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

メイウェザーJr、ゲレロに圧勝

2013年05月06日 | ボクシング
2013年5月4日、MGMグランドにて行われたフロド・メイウェザーJr、約1年振りの復帰戦。
WBC世界ウェルター級暫定王者のロバート・ゲレロと、WBC世界ウェルター級王座の統一戦を行ったメイだったが、結果は3-0の判定勝ち。
圧勝しての王座統一となった。

初回は「メイ、顔が老けたなぁ」「いきなりの右も精度が低いなぁ」「大きな動きで躱すなぁ」「もともと大きな動きで躱すけど、もっとスレスレで見切ってなかったか?」と思っていたが
2回、3回と進みに連れてグングン調子を掴み、終盤は完全にワンマンショー。

詰めに行けば倒せそうなトコロでも行かないメイ節も健在。
「メイもブランク明けだし、年も35過ぎたし、そろそろ倒されるかも・・・」と思ったこちらの予想を裏切る完勝で御座いました。

しかし
WOWOWさんが「TV初!『総天然色ウルトラQ』完全一挙放送」なんてのをヤらかしてくれるおかげで
5月3日(金・祝)~6日(月・休)午前9:00~(全28話)をWOWOWプライム録画しっ放しになったんですよ

日曜日にカラー版ウルトラQを録画したら、エキサイトマッチ・スペシャルは最後の1時間しか見れなかったですよ!
だからメイ戦の第1ラウンド途中からしか見れなかったですよ。

しかも再放送は内山・河野試合と被るんですよ。
再々放送はプリキュアの時間と被るんですよ。

私にとってエキサイトマッチと同じくらい「総天然色ウルトラQ」や「プリキュア」は大事なんですよ!
勘弁して下さいよWOWOWさん!

そう思いつつ裏番組録画機能を駆使してダブル録画しましたけどね。
ただ、ウチのSHARP製レコーダーは裏番組録画のレートが指定できないんだよね。
(他のもそうなのかしら?)
プリキュアを最高レートで録画ですよ。

あれ?ブルーレイへのダビングはレート変更出来たっけ?
(前にも書いたけど、ホントその辺の使い勝手は悪いんだよな、うちのHDDレコーダーは!)
前、内山vsソリスを録画した時は最高レートで裏番組録画したんだよな・・・。
でも試合が最高だっったから気にならずにブルーレイに移してたような気がする。

さてさて、今回の内山・河野は如何に?(仕事で当日見れません)
きっと内山は倒してくれてると信じるし、河野も2試合続けて厳しい予想を跳ね返してくれてると思うが・・・。

NHK連ドラ「あまちゃん」好調!

2013年05月05日 | サブカル
クドカン脚本の朝ドラと聞いて期待した人も多かったのか
第一回から20%超え

出演者に大人計画から数名が名を連ねており、私のような者からすると
実に感慨深い

村杉蝉之介、皆川猿時、荒川良々・・・
ワハハ本舗に在籍していた吹越満も居る。

つ~か、イイのか
朝の連ドラに「大人計画」の連中が出てて

「マイペースで仕事を断ることもある」と大人計画社長が語った伊勢志摩さんまでが
堂々と出演されてるのにも泣ける

歌手の親戚孝行が「紅白出演」なら、役者の親戚孝行は「朝ドラ出演」ってか

松尾スズキが拗ねなきゃイイが・・・
いや、拗ねてもイイが

拗ねたら可愛いのが松尾スズキなのさ

私が最初に大人計画を認識したのは深夜番組
「冗談画報」などで紹介されていた時さ

松尾スズキと温ちゃんとのコンビ「鼻と小箱」で
延々と繰り広げられる電話コント
「ヨモイダくん」と「タカハシくん」の掛け合い・・・

なんと、今は動画サイトで見れますよ



松尾スズキは同じくUPされた「鼻と小箱」の「韓国アイドル」ネタを
「恥ずかしいから、これだけは削除して!」と言いつつ
ヨモイダ君☓タカハシ君のネタは放置(?)

いまや別れたコンビだけども
やっぱり互いに音信不通な模様

そんな人間関係の不器用さも
私は好きさ松尾スズキ・・・

佐藤、8回TKO負けで3度目の防衛に失敗

2013年05月04日 | ボクシング
いや~、残念。

5月3日、タイ国シーサケットで行われたプロボクシング・WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチは
挑戦者のシーサケット・ソールンビサイが、王者・佐藤洋太(協栄ジム)に8回1分26秒TKOで勝利し、王座を奪取した。

佐藤洋太(29才)の敵地タイでの日本人初勝利はならず、3度目の防衛にも失敗した。
世界初挑戦の地元選手シーサケット・ソールンビサイ(26才)は序盤からサウスポー・スタイルでプレッシャーを掛け続け、佐藤の動きを止めることに成功。

スイッチ・ヒッターという触れ込みだった挑戦者が、徹頭徹尾サウスポーで攻めてきた。
手数の多さと回転力は予想以上。
接近してもアッパー・フック・ボディで佐藤を煽る。
佐藤はロープを背にカバリングを続けるシーンが増え、ダメージと消耗で、ますます動きが鈍った。

ときおり足を使ったり、カウンターを狙ったりしたが、ペースは変わらず。接近しての打ち合いペースでズルズルと試合は進む。
5Rで少し勢いが落ちた挑戦者のボディーを叩き、逆転の希望は繋がったが、大声援を背に挑戦者は攻勢を再開。

打つだけ打ってクリンチで休む挑戦者も上手かった。
そして大歓声に奮い立たされて再び王者を連打。ロープを背にした防戦が続く王者に「このままじゃストップされるぞ!」とTVに向かって叫ぶワタクシ・・・。

第7R、さすがに挑戦者もガス欠になるかも・・・と思ったが。
シーサケットはラウンド後半に息を吹き返し、一方の王者はアウトボックスが長続きしない。

第8Rも、序盤は王者がノーガードのアウトボクシングを見せたが、挑戦者に追われて背中がロープに・・・。
その際、顎が上がってしまい「これは長く続かないなぁ」との予感。

疲れながらも攻勢に出た挑戦者。連打で王者をロープに釘付けにするとレフェリーが間に入って試合終了!
最後は唐突だった気もするが、それまで防戦一方シーンが多かったから仕方ない。

佐藤も「やられたー」とばかりに顔を顰めてコーナに戻っていた。

日本人男子のタイでの世界戦は、1分け17敗となった。
初のTKO負けを喫した佐藤の戦績は26勝(12KO)3敗1分け。
シーサケットは19勝(18KO)3敗1分け。

会場内の気温は35度、湿度も75%あったそうで、蒸し風呂のような暑さの中で戦った佐藤は「体力を消耗した」とコメント。

タイ対策も充分だったし、食事も問題なかったという佐藤陣営。
マイペースの塊のような佐藤洋太までもがタイで散り、「どっかで重圧があったのかも知れない」とコメント。
なお、進退については明言を避けたとの事・・・。

本日、佐藤洋太の海外防衛戦

2013年05月03日 | ボクシング
ボクシングWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチが、本日5/3タイのシーサケットで行われる。

王者・佐藤洋太(協栄)は3度目の防衛を目指す。
シーサケット・ソールンビサイ(タイ)はホームタウンでの奪取を狙う。

王者は「敵地でも、やることは一緒。自分のボクシングをすれば、結果はおのずと付いてくる」と自信を示し、
「敵地だからと意識すると逆効果」と言わんばかりにマイペース発言。

相手は18勝のうち17KOと高いKO率を誇る。
過去にタイで実施された世界戦で日本選手の勝率は限りなく低い。
ユーリ・アルバチャコフはKOで勝ったが、彼はアマチュアでも豊富なキャリアがあったし、なにより日本ジム所属の世界王者ではピカイチの実力者だった。

そんな中、
協栄ジムの金平桂一郎会長は「佐藤には過去の数字は関係ない。力の差はあるし、必ずやってくれる」と、佐藤への信頼を語り

佐藤も「相手はスピードがそんなに無いし、総合的なレベルは自分が上。普通に行って、普通に勝ってきます」と自然体で試合する事を表明。

KOを狙わずに制空権争いで優り、得意の長い右を打ち込めば、おのずとダウンシーンは訪れると思う。
「徳山vs曹」第二戦のような展開に期待。

または、アウトボックスしてワンサイドの判定勝利・・・とか。

先日、モナコで行われた「ゴロフキンvs石田」の試合、リング上では歴代の世界王者が紹介されたが
マービン・ハグラーら名王者にならび、南アの「ブライアン・ミッチェル」が紹介されていた。

抜群のパンチ力がある訳でも、スピードが物凄い訳でもなかったが、海外で普通に防衛を続けた元WBA・IBFのJライト級世界王者。

実際は南アのアパルトヘイト政策の影響で自国の興行が成り立たず、海外防衛するしかなかったのだが、それでも1987~1991年に掛けて世界王座を12度守った白人選手だ。

※徳山昌守が北朝鮮国籍であることから、「日本開催の防衛戦では相手が
  チケットを売ってくれる日本人相手の興行じゃないと成り立たない」
  ・・・なんて聞いて「じゃあ、ブライアン・ミッチェルみたいに
  海外で転戦すればイイじゃん」なんて思ったのも懐かしい思い出です。

守りが上手く、不思議な距離感で相手のパンチを食わないところが、
ミッチェルが海外でも守れる秘訣だったと思うが、それは佐藤洋太にも通じるのでは?

精神的にもマイペースだし、変なリキみなさそうだし、あんがいアッサリ勝ってくれそうな気もします。

TVは、残念ながら地上波なしだが
BSジャパンで18:55~19:55で放送してくれる。

楽しみです。

Pink Floyd 「The Story of "Wish You Were Here"」DVD

2013年05月03日 | 英国ロック
ストーム・ソーガソン氏の訃報で色々と思い出した。

昔なんて情報なんて無かったし、「ヒプノシス」は私のとっちゃ匿名性ある芸術集団だったよなぁ・・・とか。
一人一人の名前なんて知らなかったよなぁ・・・とか。

ネットで調べられる環境になってから
「ヒプノシスは、ストーム・ソーガソン(Storm Thorgerson)とオーブリー・ポー・パウエル(Aubrey“Po" Powell)を中心としたアートデザイン集団。ロックの歴史的名盤に多数のアートワークを提供し、更にポスターや写真、書籍の装丁なども幅広く手がけてた。画像処理のコンピュータ化に対応するためピーター・クリストファーソンも加え3人体制になった」
・・・とか知った。

ソーガソン氏がコンセプト担当、オーブリー・パウエル氏がフォトを担当・・・なんて情報もあるが
どれくらい分担していたかは分からない。
クリストファーソン氏も、70年代ピンク・フロイドの「CGやエアブラシでの修正いっさい無し」というアルバム・ジャケットにもクレジットされてると言うし・・・。

ああ、やはり「ヒプノシス」といえば、フロイドの話題になっちゃうね。

4本煙突が有名で、The Whoの「4重人格」内ジャケにも登場したロンドン市内のバタシー火力発電所を撮った「アニマルズ」のジャケットも



上空を飛んでいる余りに有名な「ピンクのブタ」は、風船状に膨らませ、実際に浮かべて撮影されたんだそうな。

「“炎”あなたがここにいてほしい」の燃える男も、実際に映画スタジオ倉庫の一角でスタントマンに火を放って撮影されたそうな。



ただし、急な突風で顔を炎に煽られたスタントマン氏は、反射的にその場を離れ
「“不在”がテーマのアルバムで不在のシーンが撮れた。最高だ」と撮影していたオーブリー・パウエル氏が語る事になった。

「シャッターを押し続けたさ。良い写真を撮るので必死だったからね。スタントマン氏の身体なんて気にもしなかったさ」・・・なんて非道い事を仰っている映像は、
「Pink Floyd The Story of "Wish You Were Here"DVD」に収録されている。



当然、フロイドの新旧メンバーも大いに語ってるし、
在りし日のシド・バレットの動く映像もある。
「炎」レコーディング中にスタジオに現れて、全員を唖然とさせる程に変わり果てたパレット氏のフォトも紹介されている。

レコーディング・スタッフの証言、当時スタジオに入り浸っていたロイ・ハーパーの印象深いコメントもあった。
※「葉巻はいかが」を彼が歌ってるなんて知らなかったよ!

私はWOWOW放送版で見たが、字幕も有り難く、感慨深い視聴となった。



ブルーレイでも発売された「Pink Floyd The Story of "Wish You Were Here"」。
プロモーション動画でもストーム・ソーガソン氏のコメント・シーンがある。

まさに、様々な角度からの「名盤メイキング映像」だ。
前作「狂気」で異常な程の成功を収めたことは、ミュージシャンに大きな重圧を与えていた。
※当時、日本の洋楽誌には
 「フロイドの次回作は従来の楽器を一切使わず録音されているらしい」
 「たとえばゴムを弾く音など」・・・といった記事まであった

そのうえ、ジャケット製作者をも悩ませていた。
「狂気」は、ジャケット・ワーク(内側のピラミッド画像も含む)までがコンセプトの一部となったトータルアートとして高い評価を得ていた。



その「狂気」に匹敵するジャケット制作の難しさを語っているのが、ストーム・ソーガソン氏だ。

「私はドローングが出来ないからファンタジー系は無理」
「ペイントも出来ないからアート系もアウト」
「グラフィック・デザイナーでも無い」
「バンドメンバーを撮した写真なんて、つまらない」
「4人が写ってるジャケットなんて、どこにでもあるだろう」

「私の使命はバンドの代弁者になること」
「それをジャケットで表現すること」

・・・そんな言葉が口をつく。

すばらしい宣言!

そして、そんなに自分を「無い無い尽くし」と思っていたのか・・・と驚いた。
だからこそ、「これしかない」と思ったからこそ、写真の構図アイデアに徹底的な探求が成されたのだろう・・・なんて考えさせられた。

そして
アルバム「炎」のテーマは不在。

「ここにいてほしい人が居ない」事。



そして当時プロイド周辺での流行語「焼かれる」。
「業界に焼かれちまうぜ」

内ジャケットの写真も凄いのが撮れている。
ソーガソン氏の奇跡を起こす神通力は健在だったか。



ロケーション現場はモノ湖。
オーブリー・ポー氏が見つけてきたとの事。

アメリカのカリフォルニア州モノ郡にある、非常に塩分濃度の高い塩湖だそうで。
少なくとも75万年前に形成された北米大陸で最も古い湖の一つとか。
水が流れ出すこともない構造から塩分は溜まり、実に神秘的で美しい景色と表情を見せてくれる湖・・・と。

ここでも、“実際に”潜ってもらって撮影したとか。
CGなし、エアブラシの訂正なし。
奇跡のような湖面。奇跡のような青空。



そして「ようこそマシーンへ」を表現したような黒ビニジャケットのデザイン。

これを被せて発売し、ビニールを破って初めて中身と遭遇できるアイディアは、当然レコード会社の大反対にあったそうだが。
(日本盤は当然「燃える男」ジャケ)

「購入者の中にはカバーを破らずに中身を見たことが無い人もいる」
「まさに、これこそが不在!」

そう言うソーガソン氏の嬉しそうな事よ!



そして
黄金の70年代を経て、ヒプノシスは83年に解散。

メンバーの一人、ピーター・クリストファーソンはディレクターとしてイエスの「ロンリー・ハート」やヴァン・ヘイレンのミュージック・ビデオをプロデュースし、多くの作品を制作する映像作家となったが、

2010年11月24日、タイ・バンコクの自宅で睡眠中に死亡。享年55才の若さだった。

そして今回、ストーム・ソーガソン氏も亡くなり
改めて一つの時代が終わった気がする。



昨年のロンドン五輪では、
オープニング映像でバタシー発電所上空を飛ぶピンクの豚の姿があったり。
閉会式では綱渡りのゴールで待つ男が「炎」に包まれたり、
至るところでヒプノシスへのリスペクトが感じられた。

長い闘病だったというストーム氏、病床で喜んでおられたのではなかろうか。

最後になったが
楽曲の数々も、オーソドックスで内省的ながら普遍的なもので、私は大好きです。

「狂ったダイヤモンド」のギターソロ、サックスソロも凄い。

ポール・ロジャースが「マディ・ウォーター・ブルーズ」でデイヴ・ギルモアを招き「スタンディング・アラウンド・クライング」のギターを任せた際、
そのギターソロの見事さに「こんなに素晴らしいブルース・ギタリストだったのか!」と改めて感銘を受けた・・・というのも納得のプレイだ。

ただ
ピンク・フロイドも、私は聴き込んでいないトコロあるからなぁ。
また、じっくり聴く機会を作らなきゃな。

ヒプノシスのストーム・ソーガソン氏が死去

2013年05月02日 | 洋楽
またしても訃報です。

4月18日、ピンク・フロイドのアルバム『原子心母』『狂気』『炎~あなたがここにいてほしい』などのアートワークを制作したデザイン集団「ヒプノシス」の中心人物だったストーム・ソーガソン氏が亡くなったとの事。



ピンク・フロイドの結成メンバー=シド・バレットやロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモアとは10代からの友人だったというソーガソン氏



1960年代後半にデザイン集団「ヒプノシス」を立ち上げたソーガソン氏は、
ピンク・フロイドやシド・バレットをはじめ、クォーターマス、ジェネシス、レッド・ツェッペリン、



T.Rex、10cc、ELO、ピーター・ガブリエル、ウイングス、



ブラック・サバス、UFOなど多くのアーティストの前衛的で印象的なアルバム・カヴァーを生み出した。
もう、ロック・ジャケット史そのものみたいな人ですよ・・・。



特にピンク・フロイドからすると、アルバム・イメージをビジュアル化してくれる「もう一人のメンバー」のような存在だったと言って良いだろうし。
公私ともに親交が深かく、各メンバーが友人の死を悼んでいる。

先に挙げた以外にもジャケットを依頼したグループは数知れず。
バッド・カンパニーも、ZEPのスワンソング繋がりか、シンプルな(手抜きではありません!!)1stジャケットからしてヒプノシスだ。



バドカンは「ストレート・シューター」「ディソレーション・エンジェル」もヒプノシス。

ロジャー・ディーンの幻想的イラストが定番だったイエスだって、
一時期はヒプノシスのジャケットだったのだ。



系列バンドのフラッシュだってヒプノシスだ。



世にも美しい「トゥリーズ」のジャケもそうだ。
※私は、ず~っと「キーフ」だと勘違いてたが・・・。



※女の乳房にガム付けるジャケ作るアート集団が、草原で水を撒く少女の
  幻想的ジャケットを制作するなんて信じられないじゃないか・・・



ストーク氏は、2003年に脳梗塞で倒れたそうだが
その後、復帰して多くのアートワークをデザイン。2013年にも新作がリリースされたばかりだった。



パワフルな音圧そのままを表現してるかのような「オーディオスレイヴ」(2002年発表)の1stもストームさんだそうで
そう思うと感慨深い。

享年69才。

イラストレーターのロジャー・ディーンや、やはり独特な作風の写真を使うキーフに並び、ロック黄金期のアルバム・ジャケット制作の第一人者だったストーム氏・・・

寂しくなりますねぇ。残念ですねぇ・・・。

心より御冥福をお祈り致します。

ウクレレ漫談家の牧伸二さん死去

2013年05月01日 | 芸能
4月29日の未明、ウクレレ漫談家の牧伸二さんが、多摩川に架かる橋から転落して死亡された。

遺書は見つかっていないが、警視庁田園調布署は自殺とみているとの事。



東京の演芸界の重鎮として長い間、第一線に立ち続けた牧さん。
数年前に脳出血で倒れたが、リハビリを経て活動を再開。歩くには杖が必要だったが、この日も日本橋亭の「お笑い演芸会」に出演し、浅草「東洋館」でのトリを務める筈だったとのこと。

また、数年前からは年齢からくる認知症気味で、2年前には自宅でボヤを起こし、「記憶力が鈍ってき」と溢していたそうな・・・。

演芸関係者は「誤って橋の欄干を何かと勘違いして越そうとして転落したのではないか。足が不自由なので、欄干を乗り越えての自殺を考えるとは思えない」とも語られたそうだが、実際のところは分からない。

基本、演芸界って真面目な人も多いもんね。
同じ漫談家の牧野周一氏の弟子である「指パッチン」のポール牧さんも自宅マンションから投身自殺されていますし(亨年63才)
落語家の桂枝雀さんも、鬱を病んだ末に自殺の道を選ばれた(享年59才)。
「生涯現役」の心構えあった人が、頭や体が動かなくなったら辛いだろうな・・・とも思います。

老人性鬱病というのもありまうからねぇ・・・。
大正テレビ寄席・・・この方のボヤキ漫談には素直に笑えました。

そして
私は2004年に、牧伸二さんの70才を祝い渋谷のクラブクワトロで行われた、
「平成クワトロ寄席」にも行ったんだよなぁ。



拙ブログ2004年09月30日「平成クワトロ寄席に行って来た」で長々と、その模様を書いてるんだよな・・・。
http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/ba811191100930bd66cb7153389e21d1

素直に昔のウクレレ漫談を始めず、古希に引っ掛けて「コキコキロック」やったり・・・と
「現役」「今の芸」に拘ってらっしゃる様に見えた。

だいたい、その前にも「レゲエ漫談」とかウクレレ抱えて演ってらしたもんな。
けっこう真面目にレゲエの事を語ってらしたそうだもんな。
※そういう意味じゃ、カルロス・サンタナさんと同じく
  ボブ・マーリーからスピリッツを受け取った方だったのかも知れません

自分で自分のブログ見て「ああ、こういう事もなさってたな~」と懐かしくなった。
牧伸二師匠、油絵も嗜んでらっしゃったんだよね。
多芸で多趣味だけに、身体と頭脳が衰えて、それらの事が出来なくなるのが おつらかったのかなぁ・・・。

それならそれで「ウクレレ・ブルース漫談」とかいって
「悪いな、歌詞忘れちまったよ。・・・少し待ってくれ」などと枯れた演芸を見せてくれても良かったのになぁ・・・。


享年78才。
牧伸二師匠の御冥福を心よりお祈り致します。