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柳沢邸・沽柳堂
所在地:東御市 田中211
構造、階数:木、2・3
解体年代:1999〜2001(平成11〜13)
Photo 1994.8.28
信越本線(1997年10月以降はしなの鉄道)田中駅の駅前にあった木造家屋。手前は2階、奥は3階建ての大型建物だった。
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手前側の建物は2階にベランダが巡らされていて、モルタルで洋風の装飾が施されていた。結構華やかなデザインなのだが、逆にどういう用途の建物だったのかよく分からない代物。
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一方、奥の3階建て家屋の戸袋には、漆喰で「沽柳堂」と書かれていた。かつてはなにかの店だったのだろう。駅前の3階建ては旅館のようにも見えるが、「沽柳堂」は旅館名としてはちょっと違う気もする。
両方とも撮影時には既に仕舞屋で人の気配もなかった。古い住宅地図にも店名などの記載はなく、昔の用途は結局分からずじまい。田中駅前では2000年頃に駅前広場の整備が行われたため、この建物も写真の後しばらくして解体されてしまった。
古い建物と街並みをもとめて: 三階建ての旅館
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