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板倉家住宅/旧関根平蔵邸
所在地:川越市 中原町1-8-1
構造・階数:木・2
建設年:1923(大正12)
解体年:2023(令和5)
備考 :2023.6.6に焼失
Photo 2022.11.18
西武新宿線本川越駅の北方、市立中央小学校の北にあった洋風住宅。時の鐘を建てた関根松五郎という大工の息子で、大工棟梁の関根平蔵が自宅用に建てたものという。
洋風建物でときどき使われる半切妻屋根(寄棟屋根と切妻屋根の中間のような形の屋根)で銅板葺き。窓はアルミサッシに替えられていたが縦長の洋風窓。壁面は少し光沢のあるタイル張りで、コーナー部は明るいグレーのタイルがコーナーストーン状に張られ、また窓台部分にも同様のタイルが張られていた。
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南側のはなれも同様のタイル張りだったが、こちらは切妻屋根で日本瓦。
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北東側から。表通りのひとつ裏側の通学路に面した洋風住宅で、川越市の景観重要建築になっている建物だったが、昨年6月に焼失してしまい失われてしまった。2024年4月のGoogleストリートビューでは更地になっている。
参考『小江戸ものがたり -第四号 川越の洋風建築特集』川越むかし工房 編集・発行、2003.4
思いつくまま 埼玉県
川越 小江戸ものがたり 2003年春夏 第4号
景観重要建築が全焼…住人2人は無事 大正末期建築、川越の「板倉家」|埼玉新聞
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