都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

赤門ビル

2012-01-23 | 港区   
赤門ビル
所在地:港区西新橋1-13
建設年:1929年(S4)
構造・階数:RC・4F
解体年:2011年(H23)
Photo 2006.2.21

 本郷にも赤門ビルというのがあったが、西新橋にも同名のビルがあった。この建物も、改めて昼間に撮ろうと思っているうちに無くなってしまった。

東南側から  Photo 2010.9.15

 2009年に外壁に足場が組まれたので、解体されるのだろうなと思っていた。しかし2010年秋に訪れたらまだ建物は残っていた。この時点で、大通りに面した北側と西側は足場で覆われていたが、隣接する空地に面した側にはまだ足場はなかった。

 最初の写真で、赤門ビルの左側に並んで写っている二棟のペンシルビル(高橋商店と東和ビルディング)は、この2010年時点で既に解体されていた。

Boutique あかもん  Photo 2010.9.15

 もう無人なのかと思ったら、1Fではまだブティックが営業中だった。このお店の部分だけは足場が無かったが、その両側や2F以上は既に仮囲いのパネルで覆われてしまっていた。写真上方に写っているのも仮囲いのパネル。

 お店の方も、もうなんだか店じまい寸前のような感じ。それでも店員が通りの方を眺めているので、近くに寄って内部を撮る気分にはなれず。

塔屋階の丸窓  Photo 2010.9.15

 東側のビルが無くなったため、塔屋が見えていた。最後の頃はガラスが破れかなり汚れていたが、昔は幾何学的デザインのステンドグラスから光が内部に差し込んでいたのだろうか。

 最後まで営業していたブティックも退去して、築80年余の建物は2011年に解体された。

ニッポン懐景録港区西新橋
都市風景への旅東京都港区西新橋
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 港区  #近代建築  #オフィス 
コメント
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