ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

稲発酵祖飼料(ホールクロップサイレージ)

2008-10-05 | 米づくり(にこまる)
今朝8時より水路の草払いと溝浚えの共同作業がありました。
あいにくの小雨交じりの天気でしたが、午前中には終了しました。

2~3年前までは、作業終了後は打ち上げとして酒がつきものでしたが、
最近では飲酒運転防止のため、ペット茶とお菓子になってきています。
なにか寂しい気はするのですが、良い傾向といえるでしょう。

ところで、今日の記事タイトルですが、打ち上げの際に話題になったことで、
写真を見て分かるように、左右の稲は明らかに背丈、色合いが違っています。

右の稲は普通の食用米ですが、左の稲は飼料用米で背丈も1m以上あります。
稲を使った飼料となる稲発酵祖飼料を作るために、稲WCSを栽培されています。

これは「タチアオバ」という品種で、食用米と同じ栽培管理して、収穫は稲の葉や茎、
稲穂をまとめて専用機械で裁断しながら乳酸菌を混ぜて、黒いシートでくるんで、
発酵させ飼料にするもので、主に乳牛と肉用牛の特性に合わせた家畜の餌です。

水田転作の減反政策にもマッチし、これまでトウモロコシが主原料とされていたが、
トウモロコシが世界的な高騰で品不足となり、農家の米過剰作付けもあって
稲を家畜のエサにする米の生産過剰抑制にも役立つものです。

また今、原油高騰やバイオエネルギーによって、輸入飼料が高騰していますが、
この取り組みは悲鳴をあげている畜産農家にとっても「朗報」です。

稲WCS栽培は耕種農家、畜産農家の双方でメリットがあり、
現在では水田の転作作物活用として注目を浴びています。



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