ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

土壌診断書

2009-08-13 | じゃがいも(デジマ)
先日の土壌分析の結果がでたようで土壌診断書をもらってきた。





中央部の緑の点は標準で土壌バランスが良く、
赤色の点は特に改善が必要な項目になります。

また、分析数値が赤で表示されているところは、
かなりの過剰または欠乏ということです。

19項目中、7項目は標準値ですが5項目は改善が必要で
特にマンガンについては過剰という結果でした。

全体的に愛野地区のばれいしょ圃場については
今回も診断結果は共通した傾向にあるとのことでした。


この結果に対して診断メッセージ、施肥設計と施肥量、
その肥料及び土づくり資材名も記されていますが、
これを100%クリアするには経費もかかり問題もあります。

土壌のph(ペーハー)が低く酸性土壌になっており、
マメ科の緑肥(ネマコロリ)の生育が悪かったのも納得できます。

対策としては簡単で石灰資材の補給をすればいいのですが、
逆にソウカ菌の繁殖環境が高まり、ソウカ病の発生が考えられ、
どうしても施肥量を控え気味になるのです。
ジャガイモ栽培でなければ思い切ってphの矯正が出来るのですが・・・



愛野地区の各圃場の分析値の分布表。
太丸が我が家。

JAと肥料メーカー(A社)が主体となって、
土壌を分析し不足成分を補うことで土づくりを図るという
A社の「中嶋農法」を取り入れて対外的にもPRしていますが、
生産者と異なり、両者にとってはビーバイシーは関係ないのです。

最終的な対策としては、結果に神経質になることはなく、
地元の長老の経験論を参考にしたほうが良いのかも知れない。





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コメント
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