ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

早朝4時半起床。

2009-08-20 | じゃがいも(デジマ)
5時にはジャガイモ畑。まだ薄暗い。
昨日から機械は設置していたので早速土壌消毒を開始。

今回は春作でソウカ病が発生した黒土圃場の20アールを予定。
ソイリーン4缶(15kg×4)60kgを散布。
散布というより土中に注入と言ったほうが適当でしょう。

このソイリーンは車の生産(塗装)段階の副産物が原料となるらしく、
昨年からの世界同時不況で各社とも車の生産が少なかったので、
このソイリーンの生産在庫も僅少だったそうである。

それにしてもこのソイリーン1缶(15kg入り)が23,000円と高額。
リッター当たり1,500円以上でガソリンの10倍以上。
きょうの経費だけで薬剤10万円弱と機械の燃料代がかかっている。


この作業は危険性が高く、気化したガスで土壌をくん穣するわけで、
作業中もガスの刺激臭と目が沁みてくる。
本来、作業する時は防毒マスクを使用したほうが良い。

なんと言ってもこの作業だけは、作業時間(朝9時まで)や
周辺環境によっても制限され、自分の健康はもとより、
近隣の農作物や家畜舎にも気を使わなければいけないので、
どうしても敬遠がちになる。

最終的には気化してしまうので、
栽培作物に残留することは全くありませんのでご心配なく。





薬剤を一定間隔で土中に噴出注入していく。


気化の速度を抑制するため鎮圧する。
本当は直後に雨が降ってくれれば最高。
より効果を期待するには被覆したほうが良い。


本番直前でエンジンが始動しなかった。
エアークリーナーを取り外したままで何とか今回も無事終了。





クリックで応援をお願いします。

日記@BlogRanking
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする