「ゆく河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず」
「よどみに浮かぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」
有名な鴨長明の「方丈記」の冒頭部分です。
高校の時に苦手の古典の時間に暗記させられましたが、
その時は全然興味もありまませんでした。
大人になったいま聞くと、
移り行くもののはかなさが詠まれていて染み入ります。
ちょうど一か月前になりますが、
近所の菩提寺で永代経追弔法会が開催されました。
(途中まで書いて、放ったらかしてました)
昨年一年間に亡くなった門徒方の追弔法会で、
母のお位牌を本堂に持参してお勤めいただきました。
そのお勤めの後の法話で
「方丈記」の冒頭が絵本になていることを紹介されたのでした。
絵に合わせて読むと、
さらに内容が理解しやすいかもですね。
無常観を詠った名文と、
河の流れやうつろいゆく情景、
どこか心が落ち着く絵本のようです。
絵本とは言っても子供や孫たちにはまだ難しく、
「無常観」を理解出来るかな?
きっかけがないと少し難しいでしょうね。
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