ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

イネの主治医からメール

2020-08-15 | 米づくり(にこまる)
猛暑に近い気温の中、
イネの特別栽培における1回目の防除へ。

先日までの戻り梅雨のような天気のせいで
遅れ気味の防除ということになった。

先日から田んぼで気になっていたこと


 

 



イネの葉が白くなって巻いている。

さっそく主治医でもある県農林技術開発センターの
Kさんに画像を送り確認してもらったところ


「葉が白くなっているのは、コブノメイガの食害跡ですね。
 白くなるので目立ちますが、今の時期の食害は収量への影響はありませんので
 心配しなくて大丈夫です。
 ここ数年、コブノメイガの飛来が少なかったのですが、今年はかなり多かったので、
 箱施薬していてもほとんどの圃場で食害が認められました。」


との返事。

さらに育苗箱の異変の画像について
付け加えられていた。





「苗いもちだと思います。
 苗いもちは気象条件が今年のように、降雨が続き、6月の気温も高いなど
 いもち病の発生に適しているような年に多いようです。

 育苗条件では、塩水選を実施しなかったり、種子消毒を実施しなかったり、
 苗の生育が旺盛で込み合っていたり、窒素が効いていたり、
 覆土が不十分で籾が露出してしまったりすると発生しやすく、
 苗置き場の風通しや日当たりが悪いとさらに発生を助長すると思います。」


思い当たるのは一つ。

気象条件もあったにせよ
今年、機械のトラブルで覆土が不十分で籾が露出したのが数箱。

私の人的なミスが原因かな?


最後に注意を促すコメントが・・・

「今年、十分注意しなくてはならないのがトビイロウンカ(秋ウンカ)といもち病です。
 トビイロウンカの飛来量が非常に多く、必ず防除が必要です。
 時期はJAからおらせがあると思います。」


令和になって2年目。
今年も天候含めて暴れ年になりそうな予感。





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2 コメント

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稲の成育 (グランマ)
2020-08-15 09:08:08
atcchinさん

農業って難しいですね
自然が相手
気候に左右にされることばかり
昔と違っていろんなことが解ってきたとはいえ大変だと思います
野菜が高い 安い お米がおいしいとかまずいとか
そんなことを気軽に口にできないな と思うこの頃です
頑張ってください
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グランマさん (atcchin)
2020-08-15 22:12:14
如何にもならないと分かっていても、
自然(気候)に対して腹立てている自分がいるのです。
それで悔しさや歯がゆさを発散していると思っています。
昔はただ単に量目的だったでしょうが、
今では食味という部分も大切にして差別化を考えています。
葉物野菜は美味しさというより新鮮さが求められますが、
お米やイモ類は美味しいという表現が出来ますからね。
食べてみて美味しかった不味かったという
評価をしていただいたほうが励みになるんですよ。
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