まるみのあっちこっち巡り

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鬼子母神で名物のおせんだんご(羽二重団子)

2015-01-23 11:01:52 | お出かけ 東京


鬼子母神には千人の子どもがあったそうですが、
近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれました。
お釈迦様は改心させるため末子を隠してしまわれると
嘆き悲しんだ鬼子母神。

「千人のうちの一子を失うもかくの如し。
いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」と
戒められて改心し、安産・子育ての
神となったと伝えられる鬼子母神です。

江戸時代には雑司ヶ谷鬼子母神境内には、
多数の茶屋、料理屋が立ち並んでいたそうです。

一軒の茶屋で売られていた「おせんだんご」は、
参詣の人々が境内で休むとき、
また鬼子母神詣での土産として親しまれましたが、
いつしか姿を消し、復活を望む声が多々ありここに復活。





おせんだんごの名前は、鬼子母神に
千人の子どもがいたことに由来、
安産子育てと子孫繁栄を
祈願することに意味を込めているとか。

そのお団子をいただけるのが、境内の大黒堂。
鬼子母神の祭日がある末尾8のつく日と
土日のみ販売しています。





昔ながらの生醤油の焼き団子とさらし餡団子の2本、
サービスのお茶がついて540円。
根岸・芋坂 羽二重団子の商品です。

夏目漱石、正岡子規、田山花袋、司馬遼太郎などの
名高い文学作品にも登場する名物団子です。





こちらの大黒様の打ち出の小槌を振ってみました。
振ってみても何も出てはきませんが…。
打ち出の小槌を振るという初体験でありました。

東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20

2015.1.12
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