バルト海に連なる3つの世界遺産都市を訪ねる旅から戻りました。
成田からヘルシンキ、乗り継ぎ便でヴィリニュス、
陸路でリガ、タリン、タリンからヘルシンキまでは、
2時間のバルト海クルーズでほっと一息。
ヨーロッパはどこを切り取っても絵になる風景が広がりますが、
約2カ月近くは季節が先に進んだような国々では、
木々も黄色く色づいて趣がありました。
日本のシンドラーとも言われた外交官杉原千畝氏が
働いていた旧日本領事館を訪ねることが今回の一番の目的。
1991年に放送されたテレビ「知っているつもり」で、
杉原千畝氏を知った時から訪れたいと思っていたのです。
映画やドラマのシーンとは違い、塀などは残されていませんが、
ここに「命のビザ」を求めて多くのユダヤ難民が押し寄せたのです。
日本政府からの了承が取れないまま独断で日本通過ビザの発給、
自らの危険も顧りみない決断をして
6000人にのぼる人々を救ったのでした。
映画はポーランドで撮影されているので、
この場所が登場しているのではありません。
しかし、映画の公開から1年未満ですから
日本人の観光客が大挙して押し寄せていたので
ゆっくり展示物を見る時間もなくて残念。
ラトビアではベルサイユ宮殿を参考にして
設計されたという豪華絢爛なルンダーレ宮殿を訪れたり、
大聖堂のオルガンコンサートを楽しんだり…
(外野席みたいな席でしたが…)
エストニアのタリンでは、城壁都市を堪能。
中世の香り漂うバルト三国ですが、
無料のWifiがホテルやレストランなどでも使えるので、
ライオンズの動画もバッチリでした。
最終戦を現地観戦するためにも体力温存に努めたのですが、
のんびりゆったり気ままな旅に慣れてしまっているので、
制限の多い旅行に疲れ切ってしまいました。
私達が乗船したのはフェリーですが、
客船でバルト海クルーズをするのが新たな目標です。