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'07/06/08の朝刊記事から
温室効果ガス半減「真剣に検討」
サミット洞爺湖で具体化期す
【ハイリゲンダム(ドイツ北部)7日西山由佳子】主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)は7日午後(日本時間同日夜)、ハイリゲンダムのホテルで首脳会合を行い、最大の焦点となっている地球温暖化問題は、温暖化の原因とされる温室効果ガスの地球規模の削減目標を定めることで合意した。
合意文書には、2050年までに地球規模の排出を半減するとの日本や欧州連合(EU)などの提案を「真剣に検討する」と明記された。
これを受け、来年の北海道洞爺湖サミットでは、具体的な数値目標を決め、13年以降の京都議定書後の枠組みを具体化できるかが最重要課題となる。
安倍晋三首相は同日午後、記者団に「日本の主張が認められた。洞爺湖サミットに向け、今回は通過点。洞爺湖で成果を出したい」と述べ、洞爺湖サミットで温暖化対策をさらに前進させることに強い意欲を示した。