'07/06/10の朝刊記事から
5億円の小切手 邦人男性に戻る
タイ タクシーに忘れる
【バンコク9日共同】タイの首都バンコクで7日、日本人男性ら3人がタクシーに5億円超の小切手を忘れ、警察の依頼を受けたラジオ局が運転手らに呼びかけたところ、3人を乗せた運転手がラジオ局を通じて小切手を持ち主に返した。
地元メディアが報じた。
男性らは商用でバンコクを訪れ、タクシーに乗ったが、小切手などが入った書類入れを車内に置き忘れた。
小切手は事業資金だったという。
警察は、ラジオ局に呼び掛けるよう要請。
事情を知った運転手がラジオ局に書類を持っていき、8日に男性らの手元に戻った。
運転手には3千バーツ(約11,000円)の謝礼を渡したという。
運転手は「書類の中に高額の小切手があることを知り驚いたが、運転手の義務を果たせた」とし、日本人男性は「誠実な運転手でよかった」と話したという。
'07/06/10の朝刊記事から
個人情報への「過剰反応」
保護法改正 触れず 内閣府部会
個人情報保護法の見直しを検討してきた内閣府の国民生活審議会の専門部会は11日、報告書案をまとめた。
官庁などが必要な情報まで提供しない「過剰反応」の問題については「きめ細かな周知徹底が必要」との指摘にとどめ、法改正には踏み込まなかった。
月内に報告書を決定するが、問題解消の実効性をめぐって論議となりそうだ。
保護法は、本人の同意なしに個人データを第三者に提供することを原則的に禁じている。
ただ、同意があった場合のほか、生命や身体などの保護に必要な場合や弁護士法など法令に基づく照会には、同意なしに情報提供できる例外規定もある。
しかし、学校の緊急連絡網の名簿作成が難しくなったり、家電製品のリコールの際にメーカーが販売店に顧客名簿の提供を求めても拒否されたりするケースが続出。
委員からは「法令上の手当も検討すべきでは」との意見が出ていた。