Kodak DC4800
'07/08/31の朝刊記事から
ANK1機 座金なし
スラット、製造ミスか
中華航空ボーイング737―800型が炎上した事故を受け、国内航空会社が同系列機を緊急点検した結果、エアーニッポン(ANK)の700型1機で、事故原因となった主翼前部のスラット(揚力装置)の支柱にあるボルト部分のワッシャー(座金)1枚がなかったことが30日、分かった。
今年1月の就航で、飛行時間は約1300時間。
ANKはこれまで整備でボルト部分を触ったことはないという。
記者会見したANKの矢口秀雄整備本部長は「最初からなかった可能性がある」と話しており、ボルト付近でワッシャーが見つかっていないことから、ボーイング社の製造ミスの可能性も出てきた。
中華航空機事故では、右翼最内側のスラットでナットが付いたままボルトが支柱の穴をすり抜け、脱落したと見られている。
ワッシャーは付近で見つかっており、今年7月に中華航空がボルト部分の点検をしていることから、整備ミスの疑いが強まっている。