備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

101222 検事と組長“裏取引”

2010-12-22 22:29:38 | 社会


'07/09/18の朝刊記事から

検事と組長“裏取引”
「自分の拳銃 長男が提出したことにー」さいたま地検


さいたま地検熊谷支部の男性検事(32)が8月中旬、麻薬密売事件で埼玉県警に逮捕された指定暴力団稲川会系組長(52)の取り調べの中で、組長から「拳銃を差し出すから長男が自主的に提出したことにしてほしい」と取引を持ちかけられ、銃刀法違反事件を捏造しようとしていたことが分かった。
組長は検事の面前で取調室から配下の組員に電話をかけ、自分の拳銃を長男の知人に渡すよう指示していたという。

この組長は男性会社員ら15人に覚せい剤などを譲り渡したとして8月6日、同組員で組長の長男(33)ら5人とともに、麻薬特例法違反の疑いで逮捕され、起訴された。

関係者によると、組長が拳銃を所持しているとみて押収を狙った検事は8月中旬、調べの中で「持っているなら出すように」と再三促したが、逆に組長から取引を持ちかけられた。
組長は検事に対し「長男に拳銃を差し出させ、その責任をとる形で組から脱退させるように仕向けたい」と説明したという。

組長は自分の拳銃を長男が提出しても、自主減免制度で銃刀法違反で起訴猶予処分になると認識していたと見られる。

自主減免
1993年に改正された銃刀法には、拳銃や実弾の所持者がその拳銃などを提出して自首した場合に、起訴猶予となるなど、刑の減軽や免除が規定されている。
別の事件で身柄を拘束されている容疑者が、捜査機関の追及を受ける前に拳銃などの不法所持を申告し、提出した場合にも適用される。


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