'07/09/12の朝刊記事から
BSE検査 20カ月以下中止要請
厚労省 都道府県に文書
厚生労働省が、国産牛の牛海綿状脳症(BSE)全頭検査のうち、生後20カ月以下の牛に対する全額補助を2008年7月末で打ち切ることに関連して、地方自治体独自の全頭検査を継続しないよう求める文書を都道府県などに送っていたことが11日、分かった。
地域によっては補助継続を要請したり、自治体に全頭検査継続を求める声がある中、国の判断の一方的な押し付けとも受け取れる文書送付は、食の安全確保の観点から今後議論を呼ぶ可能性もある。
厚労省は文書で「各地方自治体で生後20カ月以下の牛に対するBSE検査の扱いに齟齬が生じることは、かえって消費者の不安と生産・流通の現場における混乱が生じる虞がある」と説明、「全自治体で08年7月末をもって一斉に終了することが重要」と呼びかけた。
要請について同省は「全国的に統一した対応が消費者、流通業者のためにも望ましい」(医薬食品局食品安全部)と話している。
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