’08/08/18の朝刊記事から
イラン、衛星打ち上げ
長距離弾道弾に応用可能
【カイロ17日時事】ファルス通信などイランのメディアによると、同国は17日、国産ロケットによる人工衛星打ち上げに初めて成功した。
衛星打ち上げ技術は、長距離弾道ミサイルへの応用が可能であり、報道が事実とすると、同国の核兵器開発疑惑も絡んで懸念が強まるのは必至だ。
軍の声明によれば、「オミド」(希望)と名付けられた通信衛星が「サフィル」(使者)ロケットにより打ち上げられた。
イランはかねて宇宙開発に意欲を示しており、今年2月、衛星打ち上げ用の基地を開設するとともに、国産の衛星軌道調査ロケットの打ち上げに成功したと発表。
3月から始まるイラン暦の1年間のうちに衛星打ち上げを行うと予告していた。
イランは宇宙開発が軍事目的であるとの疑惑は否定している。
今回の打ち上げは同基地で行われ、アハマディネジャド大統領も立ち会ったという。