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’07/12/18の朝刊記事から
ロシアの選択 与党大会 プーチン氏首相就任へ
大統領候補 メドベージェフ氏擁立
【モスクワ17日藤盛一朗】ロシアのプーチン大統領は17日、モスクワで開かれた与党「統一ロシア」の党大会で演説し、大統領退任後に首相に就任する意向を表明した。
また、メドベージェフ第一副首相を後継者として来年3月の大統領選候補に推薦。
同党は同氏の擁立を正式に決めた。
クレムリン(大統領府)と統一ロシアの後押しするメドベージェフ氏の大統領選勝利は確実視されている。
来年5月以降のロシアの政治体制は、「メドベージェフ大統領―プーチン首相」という”双頭政治”の形をとる見通しが鮮明になった。
プーチン大統領は「ロシア国民がメドベージェフ氏を(大統領に)選ぶなら、私は首相として政治活動を継続する用意がある」と明言。
憲法を尊重し、大統領と首相権限の変更は行わない姿勢もあらためて強調した。
メドベージェフ氏は、11日に行った首相就任の要請にプーチン大統領が同意する形となったことを歓迎。
「プーチン氏が今後も内政や世界で、巨大な政治力と影響力を発揮することを疑わない」と述べ、外交も含めた同氏の活動の継続に期待を示した。